勉強と喫茶店
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大木が現れた場所に辿り着くと、まだ海賊の残党がいたらしく、避難場所を襲おうとしているところだったのだろう。
だが、避難所の入り口を銃も貫通できないほどの太い幹が塞いでおり、爆発させたところで新しい幹が新しく入口を塞いでいくイタチごっごが行われていた。
「行くぞ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
最初にペンギンが偵察で報告した通り、強者は3人だけだったようで、残党たちの中には対した実力者はおらず、簡単に倒す事ができた。
「他に残ってねぇか見て来い」
目に見える範囲、気配が感じ取れる範囲ではもう敵はいないと判断したが、もう残党がいないかを確認させる為に、ペンギン、シャチ、ベポは大きな声で返事をして散り散りに走っていった。
「【ROOM】」
”シャンブルズ”という声と同時にローと恋歌の姿が消え、次に現れたのは避難所の中。
「恋歌ちゃん!!ローくん!!」
ぱっと急に現れた2人に避難していた者たちは一瞬驚いた顔をしたが、ランがはっとしたように2人の元へ駆け寄ってきた。
「あ、ああ…こんなに怪我して…
ウィリアムのところに…!」
「気にするな
自分でやる」
傷だらけの2人を見ておろおろとしているランは、他の怪我人を診ているウィリアムの元に連れて行こうとしたが、ローは自分で治療すると断った。
「大方外の連中は片付けてきた
あいつらが残ってる奴がいねぇか見に行ってる」
「みんな…無事なのね…」
ほっとしたように息をはいたランの後ろから、ばたばたと2人分の足音が近づいてくる。
「お姉ちゃん!お兄ちゃん!!」
「恋歌ちゃん…ローくん…無事、なのね…」
駆け寄ってきたのはメアリとローゼで、泣き腫らした顔をして抱き着いてくるメアリを恋歌が受け止めると、安心したのかわんわんと声を出して泣き始めてしまう。
『あ、えっと…みんな大丈夫、だから…』
泣かせてしまったとおろおろしている恋歌は、ぽんぽんとあやすように背中を叩いている。
『シリウス』
あやすためにメアリが気に入ってくれているシリウスを刀から子犬姿に戻す。
「わんっ」
シリウスが恋歌の肩に乗って自分の涙を舐めてくれている事に気づいて顔を上げると、傷一つないシリウスが慰めるようにぐりぐりと頭を擦り付けてきた。
「わーん!シリウスも無事でよかったよぉおおお!」
「逆効果じゃねぇか…」
『じゃ、じゃあどうすれば…』
「お兄ちゃんは傷だらけだぁああああ!!」
「…こんなのは怪我のうちにはいらねぇよ」
シリウスが無事な姿を見てさらに泣き出してしまったメアリの姿におろおろしている恋歌と、その姿を困ったように見下ろしているローに、ランとローゼは自然に笑みがこぼれた。
だが、避難所の入り口を銃も貫通できないほどの太い幹が塞いでおり、爆発させたところで新しい幹が新しく入口を塞いでいくイタチごっごが行われていた。
「行くぞ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
最初にペンギンが偵察で報告した通り、強者は3人だけだったようで、残党たちの中には対した実力者はおらず、簡単に倒す事ができた。
「他に残ってねぇか見て来い」
目に見える範囲、気配が感じ取れる範囲ではもう敵はいないと判断したが、もう残党がいないかを確認させる為に、ペンギン、シャチ、ベポは大きな声で返事をして散り散りに走っていった。
「【ROOM】」
”シャンブルズ”という声と同時にローと恋歌の姿が消え、次に現れたのは避難所の中。
「恋歌ちゃん!!ローくん!!」
ぱっと急に現れた2人に避難していた者たちは一瞬驚いた顔をしたが、ランがはっとしたように2人の元へ駆け寄ってきた。
「あ、ああ…こんなに怪我して…
ウィリアムのところに…!」
「気にするな
自分でやる」
傷だらけの2人を見ておろおろとしているランは、他の怪我人を診ているウィリアムの元に連れて行こうとしたが、ローは自分で治療すると断った。
「大方外の連中は片付けてきた
あいつらが残ってる奴がいねぇか見に行ってる」
「みんな…無事なのね…」
ほっとしたように息をはいたランの後ろから、ばたばたと2人分の足音が近づいてくる。
「お姉ちゃん!お兄ちゃん!!」
「恋歌ちゃん…ローくん…無事、なのね…」
駆け寄ってきたのはメアリとローゼで、泣き腫らした顔をして抱き着いてくるメアリを恋歌が受け止めると、安心したのかわんわんと声を出して泣き始めてしまう。
『あ、えっと…みんな大丈夫、だから…』
泣かせてしまったとおろおろしている恋歌は、ぽんぽんとあやすように背中を叩いている。
『シリウス』
あやすためにメアリが気に入ってくれているシリウスを刀から子犬姿に戻す。
「わんっ」
シリウスが恋歌の肩に乗って自分の涙を舐めてくれている事に気づいて顔を上げると、傷一つないシリウスが慰めるようにぐりぐりと頭を擦り付けてきた。
「わーん!シリウスも無事でよかったよぉおおお!」
「逆効果じゃねぇか…」
『じゃ、じゃあどうすれば…』
「お兄ちゃんは傷だらけだぁああああ!!」
「…こんなのは怪我のうちにはいらねぇよ」
シリウスが無事な姿を見てさらに泣き出してしまったメアリの姿におろおろしている恋歌と、その姿を困ったように見下ろしているローに、ランとローゼは自然に笑みがこぼれた。