勉強と喫茶店
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ローゼの言葉を待っている間に街の人間が怪我をウィリアムに診てもらおうと集まってきたため、何かあった時の避難場所へ向かう事になり、そこまではランがちゃんと送り届けると意気込んでおり、ウィリアムもそこで怪我人を診ると自分の救急セットや薬草の準備をしていた。
すでに避難場所には何人も向かっているらしいが、この襲撃を企てたのもこの街の人間。
そこも安全ではない可能性があるが、けが人もそこに集めていると聞いたウィリアムが動かないはずがなかった。
「気を付けて」
『うん、そっちも』
もうほとんどいないと思っていた魔女。
偶然の出会いだったが、もう魔女がいなくなるところなど見たくはない。
だが、魔女は簡単にやられる種族ではない事も、自分たちが一番よく知っている。
「見つけた…」
目を閉じていたローゼが黒煙の上がっている方を指さした。
「あそこにローくんがいるわ」
『わかった』
「ペンギンくんとシャチくんは…あっち、だけど…」
そこで言葉を区切って震えだしたローゼに、言いたいことを理解した恋歌とベポは、顔を見合わせて頷き合い恋歌はローの元へ、ベポはペンギンとシャチの元へ走り出した。
「(ちっ、こいつ図体の割に意外とすばしっこい…
それに…)」
「ふふ…血も滴るいい男、ってやつですわね」
ローが対峙しているのは海賊団の船長を名乗る男で、ローの二倍ほどの大きさのある身体だがかなりすばしっこく、”ROOM”が完成する前に攻撃を仕掛けられたり、もう一人厄介な人物がここにいる事で体力ばかりが奪われ傷も増えてきている。
「殺すのはダメですわよ
その方はわたしの恋人候補なのですから」
「理解出来ん趣味だ」
この海賊たちを呼び寄せたレヴルの妹であるマリーがこの場所におり、援護するかのように爆弾や銃など武器を持っている。
ローが海賊に攻撃をしようとするとマリーからも攻撃され、先にマリーを何とかしようとすると海賊がマリーを守りにくる。
元はマリーの護衛で数十人他の海賊がいたが、それらは既に倒し終わっており、ローの周りには切り刻まれた海賊の身体が転がっている。
「(どっちかだけでも倒せりゃ…)」
『ロー!』
「「「!!」」」
空から聞きなれた声が聞こえた直後、すとん、とローの横に恋歌が着地した。
「恋歌…お前…」
既に手当された怪我に一瞬眉間に皺が寄ったが、それより先に目の前の男を倒す事が先決だと、鬼哭を握る力を強めた。
「恋歌、お前はあの目障りな女の動きを封じろ
海賊の方はおれが相手をする」
『はい』
背中合わせにお互いに刀を構えると、同じタイミングで駆け出した。
「あなたっ…声出せないんじゃ…!!」
『(この人…そんなに強くない…)』
恋歌が振り下ろした刀を間一髪で避けたマリーは、がたがたと震える手で銃口を恋歌に向けた。
『(ローが苦戦する相手には見えない…ってことは…)』
マリー以外の気配に一瞬視線を周りに配り、自分の周りを星空へと変える。
「え?え?
な、なに…これ…」
『【我は星々の支配者
星天魔法】』
「何をしているの…!!
早くこの女を…!!」
恋歌の声にぞわりと鳥肌が立ったことで意識を取り戻し、声を荒げるが夜空と同じ色をした恋歌の瞳に射抜かれ、マリーは声を発する事ができなくなった。
すでに避難場所には何人も向かっているらしいが、この襲撃を企てたのもこの街の人間。
そこも安全ではない可能性があるが、けが人もそこに集めていると聞いたウィリアムが動かないはずがなかった。
「気を付けて」
『うん、そっちも』
もうほとんどいないと思っていた魔女。
偶然の出会いだったが、もう魔女がいなくなるところなど見たくはない。
だが、魔女は簡単にやられる種族ではない事も、自分たちが一番よく知っている。
「見つけた…」
目を閉じていたローゼが黒煙の上がっている方を指さした。
「あそこにローくんがいるわ」
『わかった』
「ペンギンくんとシャチくんは…あっち、だけど…」
そこで言葉を区切って震えだしたローゼに、言いたいことを理解した恋歌とベポは、顔を見合わせて頷き合い恋歌はローの元へ、ベポはペンギンとシャチの元へ走り出した。
「(ちっ、こいつ図体の割に意外とすばしっこい…
それに…)」
「ふふ…血も滴るいい男、ってやつですわね」
ローが対峙しているのは海賊団の船長を名乗る男で、ローの二倍ほどの大きさのある身体だがかなりすばしっこく、”ROOM”が完成する前に攻撃を仕掛けられたり、もう一人厄介な人物がここにいる事で体力ばかりが奪われ傷も増えてきている。
「殺すのはダメですわよ
その方はわたしの恋人候補なのですから」
「理解出来ん趣味だ」
この海賊たちを呼び寄せたレヴルの妹であるマリーがこの場所におり、援護するかのように爆弾や銃など武器を持っている。
ローが海賊に攻撃をしようとするとマリーからも攻撃され、先にマリーを何とかしようとすると海賊がマリーを守りにくる。
元はマリーの護衛で数十人他の海賊がいたが、それらは既に倒し終わっており、ローの周りには切り刻まれた海賊の身体が転がっている。
「(どっちかだけでも倒せりゃ…)」
『ロー!』
「「「!!」」」
空から聞きなれた声が聞こえた直後、すとん、とローの横に恋歌が着地した。
「恋歌…お前…」
既に手当された怪我に一瞬眉間に皺が寄ったが、それより先に目の前の男を倒す事が先決だと、鬼哭を握る力を強めた。
「恋歌、お前はあの目障りな女の動きを封じろ
海賊の方はおれが相手をする」
『はい』
背中合わせにお互いに刀を構えると、同じタイミングで駆け出した。
「あなたっ…声出せないんじゃ…!!」
『(この人…そんなに強くない…)』
恋歌が振り下ろした刀を間一髪で避けたマリーは、がたがたと震える手で銃口を恋歌に向けた。
『(ローが苦戦する相手には見えない…ってことは…)』
マリー以外の気配に一瞬視線を周りに配り、自分の周りを星空へと変える。
「え?え?
な、なに…これ…」
『【我は星々の支配者
星天魔法】』
「何をしているの…!!
早くこの女を…!!」
恋歌の声にぞわりと鳥肌が立ったことで意識を取り戻し、声を荒げるが夜空と同じ色をした恋歌の瞳に射抜かれ、マリーは声を発する事ができなくなった。