勉強と喫茶店
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そして夜。
恋歌にあてがわれた部屋はローと同室で、他の3人は揃って別の部屋。
ベッドは1つしかないがいつもローと寝ている恋歌は何の問題もない。
「終わったか」
『うん』
風呂上りに全員の髪を乾かしに回っていた恋歌は、最後にローの髪を乾かそうと部屋に戻ってきた。
「ん」
ベッドに座って医学書を読んでいたローは、頭を下げてまだ少し湿った髪を恋歌に差し出した。
その髪に指を通しながら魔法を発動し、深い藍色の髪を乾かしていく。
『ランにね』
「ん?」
恋歌の声に心地の良い温もりと、ほのかに香る恋歌の匂いに閉じかかっていた瞼を開けた。
『美味しい紅茶の、淹れ方、とか、薬草の効能を、上げる方法、とか、教えてもらったの』
「そうか…」
目の前にいる恋歌の腰を引き寄せ、膝の上に乗せて柔らかな胸に顔を埋める。
ランに借りたというワンピースからはいつもとは違う匂いがする。
『だからね、みんなにも、美味しい紅茶、淹れてあげられるように、なるよ』
「ああ、楽しみだ」
『わっ…』
もう十分乾いたと恋歌の手を取り、ぐるん、と恋歌をベッドへ押し倒すと、一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔を浮かべてローの頬に手を伸ばした。
「楽しかったか?」
『うん』
「それならいい」
頬に当てられた手の上に自分の手を重ねて、反対の手で頭を撫でてやる。
『ローは?』
「ん?」
『お勉強、捗ってる?』
「ああ、他の医者の意見も参考になる」
『よかった』
嬉しそうに笑う恋歌に顔を寄せれば、ゆっくりと目を閉じていく。
そっと重なった唇から魔力が流れ込み、髪を乾かす時に使った魔力が回復していくのを感じる。
「恋歌、口開けろ」
いつもなら自分から口を開けるはずだが、今日に限っては硬く口を結んでいるため舌を入れる事ができない。
唇を指でなぞりながら催促すれば、顔を赤くした恋歌が首を横に振った。
それにローが眉間に皺を寄せた事に気づいた恋歌が慌てて口を開く。
『だ、だって…ここ、ローの、部屋じゃない…から…』
「それがなんだ」
『…もっとしてって、言えない』
「…言えよ」
『……』
にやりと楽しそうに笑うローに、頬を膨らませた恋歌は、ぷい、と顔を逸らす。
『ん…』
軽く服の上から胸を揉んでやれば、ぴくりと身体を震わせて声をおさえるように手で口を塞いだ。
「…おれ以外の男にお前が笑顔を向けてる事に腹が立つ」
『え?』
「お前はおれの女だろ」
『え、あ…んっ…』
口を自分の手で押さえている為、首筋に唇を寄せて舌を這わせれば、逃げようと身体を捻った恋歌だったが、肩をおさえらえ身体を動かす事はできなかった。
恋歌にあてがわれた部屋はローと同室で、他の3人は揃って別の部屋。
ベッドは1つしかないがいつもローと寝ている恋歌は何の問題もない。
「終わったか」
『うん』
風呂上りに全員の髪を乾かしに回っていた恋歌は、最後にローの髪を乾かそうと部屋に戻ってきた。
「ん」
ベッドに座って医学書を読んでいたローは、頭を下げてまだ少し湿った髪を恋歌に差し出した。
その髪に指を通しながら魔法を発動し、深い藍色の髪を乾かしていく。
『ランにね』
「ん?」
恋歌の声に心地の良い温もりと、ほのかに香る恋歌の匂いに閉じかかっていた瞼を開けた。
『美味しい紅茶の、淹れ方、とか、薬草の効能を、上げる方法、とか、教えてもらったの』
「そうか…」
目の前にいる恋歌の腰を引き寄せ、膝の上に乗せて柔らかな胸に顔を埋める。
ランに借りたというワンピースからはいつもとは違う匂いがする。
『だからね、みんなにも、美味しい紅茶、淹れてあげられるように、なるよ』
「ああ、楽しみだ」
『わっ…』
もう十分乾いたと恋歌の手を取り、ぐるん、と恋歌をベッドへ押し倒すと、一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔を浮かべてローの頬に手を伸ばした。
「楽しかったか?」
『うん』
「それならいい」
頬に当てられた手の上に自分の手を重ねて、反対の手で頭を撫でてやる。
『ローは?』
「ん?」
『お勉強、捗ってる?』
「ああ、他の医者の意見も参考になる」
『よかった』
嬉しそうに笑う恋歌に顔を寄せれば、ゆっくりと目を閉じていく。
そっと重なった唇から魔力が流れ込み、髪を乾かす時に使った魔力が回復していくのを感じる。
「恋歌、口開けろ」
いつもなら自分から口を開けるはずだが、今日に限っては硬く口を結んでいるため舌を入れる事ができない。
唇を指でなぞりながら催促すれば、顔を赤くした恋歌が首を横に振った。
それにローが眉間に皺を寄せた事に気づいた恋歌が慌てて口を開く。
『だ、だって…ここ、ローの、部屋じゃない…から…』
「それがなんだ」
『…もっとしてって、言えない』
「…言えよ」
『……』
にやりと楽しそうに笑うローに、頬を膨らませた恋歌は、ぷい、と顔を逸らす。
『ん…』
軽く服の上から胸を揉んでやれば、ぴくりと身体を震わせて声をおさえるように手で口を塞いだ。
「…おれ以外の男にお前が笑顔を向けてる事に腹が立つ」
『え?』
「お前はおれの女だろ」
『え、あ…んっ…』
口を自分の手で押さえている為、首筋に唇を寄せて舌を這わせれば、逃げようと身体を捻った恋歌だったが、肩をおさえらえ身体を動かす事はできなかった。