感謝
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ペンギン、シャチと一緒に島に買い物に行った次の日にはもう出発すると言うローの指示に従い、船を島から出航させたが潜水はせずに海上を走るようにとの指示も出された。
それに首を傾げながらも船長の命令に従い、現在は周りに島も何もない穏やかな海の上を帆を張って航海中。
『あ、ペンギン』
「あれ?恋歌?」
夕飯の準備をしようと食堂に現れたペンギンに話しかければ、驚いたような声を出して首を傾げている。
『今日の夜ご飯は、わたしが作るから、ペンギンは休んでて』
「急にどうした?
別に恋歌の飯も美味いからいいけど…」
『ありがとう』
ほぼ毎日全員分の食事を作る事は、ペンギンにとってもう日常になりつつあり、恋歌も手伝いに来てくれるため特に負担に感じたことはない。
夕飯だけではあるが、恋歌が作ってくれるというのであれば有り難い事だが、島の買い出しに無理に着いてきた事もあり何かしたいことでもあるのかと恋歌の提案を受ける事にした。
「じゃあ手伝いが必要なら呼んでくれ」
『うん』
恋歌の言葉に甘えることにしたペンギンは、他の仕事をしようと食堂から出て行った。
『(よし、頑張ろう)』
ぐっと握り拳を作って気合いを入れた後、魔方陣を出してその中に手を入れた。
『(うん、これで完成)』
いつもの夕飯の時間の少し前。
全ての準備を終えた恋歌は、艦内にいる全員に甲板に集まってほしいと声をかけて回った。
「準備できたか」
『うん』
最後に船長室にいるローに声をかけ、一緒に甲板に向かうと既に他の3人は揃っていた。
「お、きたきた」
『お待たせ』
「いやー、今日もすごい星の数だな」
「だなー」
空を見上げれば潜水している時には見る事の出来ない満天の星。
吐く息も白く気温が低く、空気も澄んでいるため今日の星も綺麗に見える。
『あ、えっと…みんな、寒いのにごめんね』
防寒対策をしていても震える身体を擦りながら星を見ていると、おずおずと話しをはじめたため全員が視線を向ける。
「全員集めたのはなにか理由があるのか?」
ローは恋歌からの船を潜水させないでほしいという願いを叶えただけで、理由などは知らない。
『わたし…みんなに、お礼がしたくて』
「お礼?」
「おれら何かしたか?」
もじもじしている恋歌が言っている”お礼”という言葉に、全員が目を見合わせて首を傾げるが、星の魔女である恋歌が何をしてくれるのか少し楽しみではある。
『未熟な、わたしの”お礼”だけど、これが今私にできる、精一杯』
そう言って恋歌が魔方陣から取り出したのは何回か折りたたまれた紙を取り出した。
『あ、みんなはこの上に乗ってて』
「え、この上?」
それをがさがさと広げると甲板いっぱいに広がり、居場所がなくなった者たちから順番に恐る恐る紙の上に立った。
それに首を傾げながらも船長の命令に従い、現在は周りに島も何もない穏やかな海の上を帆を張って航海中。
『あ、ペンギン』
「あれ?恋歌?」
夕飯の準備をしようと食堂に現れたペンギンに話しかければ、驚いたような声を出して首を傾げている。
『今日の夜ご飯は、わたしが作るから、ペンギンは休んでて』
「急にどうした?
別に恋歌の飯も美味いからいいけど…」
『ありがとう』
ほぼ毎日全員分の食事を作る事は、ペンギンにとってもう日常になりつつあり、恋歌も手伝いに来てくれるため特に負担に感じたことはない。
夕飯だけではあるが、恋歌が作ってくれるというのであれば有り難い事だが、島の買い出しに無理に着いてきた事もあり何かしたいことでもあるのかと恋歌の提案を受ける事にした。
「じゃあ手伝いが必要なら呼んでくれ」
『うん』
恋歌の言葉に甘えることにしたペンギンは、他の仕事をしようと食堂から出て行った。
『(よし、頑張ろう)』
ぐっと握り拳を作って気合いを入れた後、魔方陣を出してその中に手を入れた。
『(うん、これで完成)』
いつもの夕飯の時間の少し前。
全ての準備を終えた恋歌は、艦内にいる全員に甲板に集まってほしいと声をかけて回った。
「準備できたか」
『うん』
最後に船長室にいるローに声をかけ、一緒に甲板に向かうと既に他の3人は揃っていた。
「お、きたきた」
『お待たせ』
「いやー、今日もすごい星の数だな」
「だなー」
空を見上げれば潜水している時には見る事の出来ない満天の星。
吐く息も白く気温が低く、空気も澄んでいるため今日の星も綺麗に見える。
『あ、えっと…みんな、寒いのにごめんね』
防寒対策をしていても震える身体を擦りながら星を見ていると、おずおずと話しをはじめたため全員が視線を向ける。
「全員集めたのはなにか理由があるのか?」
ローは恋歌からの船を潜水させないでほしいという願いを叶えただけで、理由などは知らない。
『わたし…みんなに、お礼がしたくて』
「お礼?」
「おれら何かしたか?」
もじもじしている恋歌が言っている”お礼”という言葉に、全員が目を見合わせて首を傾げるが、星の魔女である恋歌が何をしてくれるのか少し楽しみではある。
『未熟な、わたしの”お礼”だけど、これが今私にできる、精一杯』
そう言って恋歌が魔方陣から取り出したのは何回か折りたたまれた紙を取り出した。
『あ、みんなはこの上に乗ってて』
「え、この上?」
それをがさがさと広げると甲板いっぱいに広がり、居場所がなくなった者たちから順番に恐る恐る紙の上に立った。