出会いから出航まで
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ローから“オペオペの実”の話を聞いてから3年が経った。
恋歌も14歳になり、背も髪も伸び、身体も成長した。
「俺の中では恋歌の成長が一番びっくりだわ」
「同感」
「そうか?」
朝食を食べ終え、全員で出勤をする時間。
自転車をこぐローの後ろの荷台に座る恋歌を見ながら、三人で会話をしている。
恋歌はこの3年で、驚くほどきれいな女に成長した。
町で仲の良いアミという美女に服装もコーディネートされ、最近では本屋も占いも恋歌目当ての男の客が増えている。
コーディネートされた服は白いブラウスにハイウエストのブラウンのスカート、ニーハイにブーツ。
胸も大きくなったのでハイウエストのスカートで強調された胸とウエストは、アミと歩いていると視線が集まってくる。
身長は165センチほどまで伸び、髪はいつもシャチに整えてもらっている。
シャチの好みで腰まで伸びた銀髪は、今日はポニーテールにされている。
「いやー、ほんといい女だわ」
「同感」
「それはおれもそう思う」
最近では恋歌とシャチ、ペンギン、ベポが知り合いだと知られているので、紹介してくれという輩も増えた。
断固拒否している三人だが、日に日にその数が増えていっているような気がしている。
町に着くと自転車を降りて、それぞれの職場に向かって行く。
「じゃあな」
ローの所にも恋歌を紹介してほしいという輩が増えてきている為、念には念をと本屋まで送っている。
それに気づいていない恋歌は、ローの後ろ姿に手を振ると、店主へのあいさつを済ませ、本屋での仕事に取り掛かった。
「(うーん、ここまで綺麗な子になるとは思ってなかったなぁ…)」
店主にとってもお客が増えた事はいいことなのだが、たまにこの島に立ち寄る商船の男たちや、旅人にも言い寄られているのを見た事がある。
3年前に初めて見たときから、綺麗な子にはなるだろうとは思っていたが、ここまでとは思っていなかった。
売上も上々ではあるが、占いの場は完全な個室の為、そろそろやめたほうがいいかと思い始めている。
「(でもなー、恋歌ちゃんも占い好きっぽいしやめさせるのも…
いっそ女性限定にするか…?それとも防犯ブザーでもつける…?)
あ、あれ…どうかした?」
うーん、と悩んでいると、いつのまにか恋歌が目の前に立っていた。
≪何か悩み事ですか?≫
唸っていたので心配してくれているらしく、メモを見せられると、大丈夫だと笑って返した。
気持ちが落ち着くという紅茶を恋歌が淹れてくれたので、それを飲みながら仕事にとりかかった。
「恋歌ー!!お昼よ!!」
ばーん、と扉を開けていつもの時間通りに恋歌を誘いに来たアミは、店主に一声かけて恋歌の手を掴んですたすたと外に出ていく。
「今日は何が食べたい?」
アミにそう聞かれて屋台の物が食べたい気分だったので、そう答えると笑顔でうなずいて広場の方へ。
この3年でアミも手話を覚え、メモがなくとも恋歌と話が出来る様になった。
いつもこの時間帯に二人でいるところを見られているので、わらわらと男たちが遠巻きに集まってくる。
アミの金髪と恋歌の銀髪。
アミのスレンダー体型と恋歌の豊満な体型。
真逆の二人が仲良くしているのを見ているだけで目の保養になるらしく、二人の周りにはほわほわとした雰囲気が漂う。
「おまけしてくれたわよ」
屋台にあったホットドックにおまけしてくれたという串焼きを渡され、近くにベンチに座って食べ始める。
「あんた変な奴にからまれてない?大丈夫?」
≪大丈夫だよ≫
恋歌が大人の女に近づいたころから、男たちが狙い始めた事に気づいたアミは、ほぼ毎日出会えばこの質問をしている。
自分もそこそこ綺麗な部類に入るので、変な男に言い寄られたことがある。
あしらい方も心得ているアミは、男に言い寄られても大したことではないが、声を出せない恋歌はあしらったりできないだろうし、優しさ故に簡単にはあしらえないだろう。
本当の妹のように思っている恋歌の事が心配しているのだが、送り迎えは一緒に住んでいるという男たちがいるし、家もこの町にはない為安心はしている。
唯一の心配は休憩時間に誘ってくる輩と、勤務時間中に声をかけてくる輩。
休憩時間はアミと約束しているからと断るように言われているが、勤務時間中は守ってやれない。
店主に何かあれば頼むとは伝えてあるが、占いの部屋では恋歌と客が二人きりになる。
それをどうにかした方がいいと何かいい案が浮かべば提案するつもりである。
「何かあったらわたしか一緒に住んでる奴らに言うのよ?」
≪うん、アミも何かあったら言ってね≫
「優しい子ね!!
ありがと」
ぎゅーっと抱き着いてくるアミの背中を撫でて、昼食を食べ終わるとそれぞれ仕事に戻って行った。
恋歌も14歳になり、背も髪も伸び、身体も成長した。
「俺の中では恋歌の成長が一番びっくりだわ」
「同感」
「そうか?」
朝食を食べ終え、全員で出勤をする時間。
自転車をこぐローの後ろの荷台に座る恋歌を見ながら、三人で会話をしている。
恋歌はこの3年で、驚くほどきれいな女に成長した。
町で仲の良いアミという美女に服装もコーディネートされ、最近では本屋も占いも恋歌目当ての男の客が増えている。
コーディネートされた服は白いブラウスにハイウエストのブラウンのスカート、ニーハイにブーツ。
胸も大きくなったのでハイウエストのスカートで強調された胸とウエストは、アミと歩いていると視線が集まってくる。
身長は165センチほどまで伸び、髪はいつもシャチに整えてもらっている。
シャチの好みで腰まで伸びた銀髪は、今日はポニーテールにされている。
「いやー、ほんといい女だわ」
「同感」
「それはおれもそう思う」
最近では恋歌とシャチ、ペンギン、ベポが知り合いだと知られているので、紹介してくれという輩も増えた。
断固拒否している三人だが、日に日にその数が増えていっているような気がしている。
町に着くと自転車を降りて、それぞれの職場に向かって行く。
「じゃあな」
ローの所にも恋歌を紹介してほしいという輩が増えてきている為、念には念をと本屋まで送っている。
それに気づいていない恋歌は、ローの後ろ姿に手を振ると、店主へのあいさつを済ませ、本屋での仕事に取り掛かった。
「(うーん、ここまで綺麗な子になるとは思ってなかったなぁ…)」
店主にとってもお客が増えた事はいいことなのだが、たまにこの島に立ち寄る商船の男たちや、旅人にも言い寄られているのを見た事がある。
3年前に初めて見たときから、綺麗な子にはなるだろうとは思っていたが、ここまでとは思っていなかった。
売上も上々ではあるが、占いの場は完全な個室の為、そろそろやめたほうがいいかと思い始めている。
「(でもなー、恋歌ちゃんも占い好きっぽいしやめさせるのも…
いっそ女性限定にするか…?それとも防犯ブザーでもつける…?)
あ、あれ…どうかした?」
うーん、と悩んでいると、いつのまにか恋歌が目の前に立っていた。
≪何か悩み事ですか?≫
唸っていたので心配してくれているらしく、メモを見せられると、大丈夫だと笑って返した。
気持ちが落ち着くという紅茶を恋歌が淹れてくれたので、それを飲みながら仕事にとりかかった。
「恋歌ー!!お昼よ!!」
ばーん、と扉を開けていつもの時間通りに恋歌を誘いに来たアミは、店主に一声かけて恋歌の手を掴んですたすたと外に出ていく。
「今日は何が食べたい?」
アミにそう聞かれて屋台の物が食べたい気分だったので、そう答えると笑顔でうなずいて広場の方へ。
この3年でアミも手話を覚え、メモがなくとも恋歌と話が出来る様になった。
いつもこの時間帯に二人でいるところを見られているので、わらわらと男たちが遠巻きに集まってくる。
アミの金髪と恋歌の銀髪。
アミのスレンダー体型と恋歌の豊満な体型。
真逆の二人が仲良くしているのを見ているだけで目の保養になるらしく、二人の周りにはほわほわとした雰囲気が漂う。
「おまけしてくれたわよ」
屋台にあったホットドックにおまけしてくれたという串焼きを渡され、近くにベンチに座って食べ始める。
「あんた変な奴にからまれてない?大丈夫?」
≪大丈夫だよ≫
恋歌が大人の女に近づいたころから、男たちが狙い始めた事に気づいたアミは、ほぼ毎日出会えばこの質問をしている。
自分もそこそこ綺麗な部類に入るので、変な男に言い寄られたことがある。
あしらい方も心得ているアミは、男に言い寄られても大したことではないが、声を出せない恋歌はあしらったりできないだろうし、優しさ故に簡単にはあしらえないだろう。
本当の妹のように思っている恋歌の事が心配しているのだが、送り迎えは一緒に住んでいるという男たちがいるし、家もこの町にはない為安心はしている。
唯一の心配は休憩時間に誘ってくる輩と、勤務時間中に声をかけてくる輩。
休憩時間はアミと約束しているからと断るように言われているが、勤務時間中は守ってやれない。
店主に何かあれば頼むとは伝えてあるが、占いの部屋では恋歌と客が二人きりになる。
それをどうにかした方がいいと何かいい案が浮かべば提案するつもりである。
「何かあったらわたしか一緒に住んでる奴らに言うのよ?」
≪うん、アミも何かあったら言ってね≫
「優しい子ね!!
ありがと」
ぎゅーっと抱き着いてくるアミの背中を撫でて、昼食を食べ終わるとそれぞれ仕事に戻って行った。