美しい女
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「うう…もう一回…」
「…何度目だよ」
朝食当番の罰ゲームをかけた一度目のボードゲームはシャチが負け、朝食当番はシャチになったが、1位だったローにもう一度と勝負を仕掛けたが、何度やっても勝てず酒も回ってきたのかローに絡み始めている。
「シャチって罰ゲームつけると負けるよね」
「言いだしっぺが負けるようにできてるからな」
シャチに絡まれているローを見ながら、ペンギンとベポは我関せずといった風に菓子を食べている。
「じゃあ…次はこれ!これやろう!」
「わかった!うるせぇな!!」
トランプを取り出してそれをローの顔に押し付ける勢いでぐいぐいと迫ると、鬱陶しそうな顔でゲームを承諾した。
「ああなってくるとシャチってめんどくさいよね」
「でもああいうやつも必要だろ?
恋歌が楽しそうならそれでいい」
「うん、そうだね」
テンションの高いシャチはハートの海賊団のムードメーカーと言っても過言ではない。
絡まれているローを見て楽しそうに笑っている恋歌の姿に、ペンギンとベポは助け舟を出してやるつもりはない。
「抱き着くな!!」
「ええー、いいじゃーん
なー?恋歌?」
「お、おい…!」
今度はシャチがローに抱き着きはじめ、それを剥がそうとしているが酔っぱらったシャチの力はなかなかに強く、ローも剥がせず横にいる恋歌を巻き込んで布団になだれ込む。
「あー!恋歌が潰れちゃうよ!」
ローは必死に圧し掛かってくるシャチの体重を腕で支え、後ろにいる恋歌を潰さないようにしているが、背中に恋歌の体温を感じるという事は少し体重がかかってしまっているはず。
それに気づいたベポがずりずりと恋歌をローの背中から救出し、足の間にすっぽりとおさめた。
『ふふっ、2人とも楽しそう』
「シャチはただの性質の悪い酔っ払いだよ」
ふかふかの毛に埋もれるように抱きしめられた恋歌は、怒っているローがシャチの頭を殴っているのを楽しそうに笑いながら見ている。
「元気なガキどもだな」
「お、もうシリウスは寝るのか?」
最初は菓子をたくさん食べられることに喜んでいたシリウスだったが、用意してあった菓子をほとんど食べきった後、欠伸をしながら恋歌の布団の上で丸まっている。
「菓子がないなら起きてる意味がないからな」
「ははっ、ほんとに菓子が好きだな」
シリウスの上にペンギンがブランケットをかけてやると、すっと目を閉じてくぴくぴと寝息をたてはじめた。
「もう日付が変わっちゃったもんね」
ベポの言葉にちらりと時計を見れば日付が変わってから1時間程度経っている。
「まぁでも今日は全員で夜更かしだからな」
「うん!
あ、恋歌、次何飲む?」
「これは?」
『えっと、じゃあ…それにする』
手に持っているカップの中身がなくなっている事に気づいて、ペンギンが勧めてくれた甘い酒を選び、それをベポが注いでくれる。
『ペンギンはこれ?』
「ん?おお、ありがとな」
ペンギンのジョッキの中身も少なくなっており、おかわりがいるかと中身と同じ酒の入ったビンを向ければ、ぐいっと飲み干してジョッキを向けてくる。
「いやー、美人に注いでもらうと酒も美味くなるよなー」
『ありがと』
ほんのりと酒で染まった頬をかきかながら嬉しそうに笑ってくれるペンギンに、お世辞とはわかっているが恋歌も嬉しそうに笑う。
「あー!ずるい!!
おれも!恋歌!!おれも!!」
「うるせぇ…」
その相棒の姿を見たシャチが絡んでいたローから離れ、ジョッキを持ってぐいぐいと近づいてきた。
「…何度目だよ」
朝食当番の罰ゲームをかけた一度目のボードゲームはシャチが負け、朝食当番はシャチになったが、1位だったローにもう一度と勝負を仕掛けたが、何度やっても勝てず酒も回ってきたのかローに絡み始めている。
「シャチって罰ゲームつけると負けるよね」
「言いだしっぺが負けるようにできてるからな」
シャチに絡まれているローを見ながら、ペンギンとベポは我関せずといった風に菓子を食べている。
「じゃあ…次はこれ!これやろう!」
「わかった!うるせぇな!!」
トランプを取り出してそれをローの顔に押し付ける勢いでぐいぐいと迫ると、鬱陶しそうな顔でゲームを承諾した。
「ああなってくるとシャチってめんどくさいよね」
「でもああいうやつも必要だろ?
恋歌が楽しそうならそれでいい」
「うん、そうだね」
テンションの高いシャチはハートの海賊団のムードメーカーと言っても過言ではない。
絡まれているローを見て楽しそうに笑っている恋歌の姿に、ペンギンとベポは助け舟を出してやるつもりはない。
「抱き着くな!!」
「ええー、いいじゃーん
なー?恋歌?」
「お、おい…!」
今度はシャチがローに抱き着きはじめ、それを剥がそうとしているが酔っぱらったシャチの力はなかなかに強く、ローも剥がせず横にいる恋歌を巻き込んで布団になだれ込む。
「あー!恋歌が潰れちゃうよ!」
ローは必死に圧し掛かってくるシャチの体重を腕で支え、後ろにいる恋歌を潰さないようにしているが、背中に恋歌の体温を感じるという事は少し体重がかかってしまっているはず。
それに気づいたベポがずりずりと恋歌をローの背中から救出し、足の間にすっぽりとおさめた。
『ふふっ、2人とも楽しそう』
「シャチはただの性質の悪い酔っ払いだよ」
ふかふかの毛に埋もれるように抱きしめられた恋歌は、怒っているローがシャチの頭を殴っているのを楽しそうに笑いながら見ている。
「元気なガキどもだな」
「お、もうシリウスは寝るのか?」
最初は菓子をたくさん食べられることに喜んでいたシリウスだったが、用意してあった菓子をほとんど食べきった後、欠伸をしながら恋歌の布団の上で丸まっている。
「菓子がないなら起きてる意味がないからな」
「ははっ、ほんとに菓子が好きだな」
シリウスの上にペンギンがブランケットをかけてやると、すっと目を閉じてくぴくぴと寝息をたてはじめた。
「もう日付が変わっちゃったもんね」
ベポの言葉にちらりと時計を見れば日付が変わってから1時間程度経っている。
「まぁでも今日は全員で夜更かしだからな」
「うん!
あ、恋歌、次何飲む?」
「これは?」
『えっと、じゃあ…それにする』
手に持っているカップの中身がなくなっている事に気づいて、ペンギンが勧めてくれた甘い酒を選び、それをベポが注いでくれる。
『ペンギンはこれ?』
「ん?おお、ありがとな」
ペンギンのジョッキの中身も少なくなっており、おかわりがいるかと中身と同じ酒の入ったビンを向ければ、ぐいっと飲み干してジョッキを向けてくる。
「いやー、美人に注いでもらうと酒も美味くなるよなー」
『ありがと』
ほんのりと酒で染まった頬をかきかながら嬉しそうに笑ってくれるペンギンに、お世辞とはわかっているが恋歌も嬉しそうに笑う。
「あー!ずるい!!
おれも!恋歌!!おれも!!」
「うるせぇ…」
その相棒の姿を見たシャチが絡んでいたローから離れ、ジョッキを持ってぐいぐいと近づいてきた。