美しい女
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その視線に自然に手が恋歌の身体を服の上から触ろうとしたとき、どんどんと強く扉を叩く音が部屋に響いた。
「…ちっ」
その音に小さく舌打ちをしたローは恋歌の上から退き、恋歌の背中に手を回して身体を起こしてやった。
「続きは、また今度な」
『う、うん…』
ちゅ、と軽く頬にキスをして頭を撫でてやれば、恥ずかしそうに頷き扉の外で待っていてくれている仲間たちの元に戻ろうと、伸ばしてくれたローの手を取ってベッドから立ち上がった。
「…おい、なんだこれは」
「え?」
全員が寝る準備を整え、ペンギンとシャチの部屋に集まり、いつも2人のベッドがあるがそれが端に寄せられ、部屋の中に5人が眠れるように床に布団が敷いてある。
最後に部屋に入ってきたローが入口で立ち尽くし、既に集まっていた仲間たちに声をかけると、全員の視線が向けられた。
「なにって…」
「お泊り会となれば…!!」
「「夜更かしでしょ!!」」
「…はぁ」
目の前には布団が円になるように並べられ、各々の布団の上に座り込みその中心には酒や菓子があり、シャチの布団の上にはトランプやボードゲームが置いてある。
全員ローを待っていたのか飲み物の入った入れ物を持っている。
今日ぐらいはいいかと空けられていた恋歌の横の布団の上に腰を下ろすと、ペンギンが氷の入ったグラスに度数の高そうな酒を注いでローに渡した。
「よっし、じゃあ揃った事だし始めるか!」
シャチが持っているのはジョッキでそれを前に突きだせば、それに倣うように全員が持っている入れ物を前に出す。
「ハートの海賊団に…」
「「「かんぱーい!!」」」
「(なんだそれ…)」
乾杯の理由がわからなかったが、全員が入れ物を音をたてて合わせると、ペンギンとシャチはジョッキに入っている酒を一気に飲み干した。
「ゲームしようぜ、ゲーム!!」
うきうきとシャチがボードゲームを取り出し、中心に広げていく。
「何飲んでんだ」
『これ、試しに作ってみた、体温上昇の効果がある、紅茶』
「へぇ…」
飲む?と差し出されたカップに入った紅茶を一口飲むと、薔薇の香りのする紅茶が喉を通った瞬間ほんのりと体温が上がっていく不思議な感覚がした。
『ほんとは、生姜の効能を上げようかな、って思ったんだけど、それよりも火と緑の魔法を、茶葉に付与したら、どうなるかなって、ちょっと実験』
「見張り番の時にちょうどいいな」
『うん、ローも寒い時、飲んでね』
「ああ」
一口飲んだだけで身体がぽかぽかとし始めた恋歌の魔法のかかった紅茶は、確かに効果があるようで、寒い気候の北の海にはぴったりの飲み物。
「はいはい、2人もこれ持って」
2人の空気になりつつあるのをシャチが間に入って破壊し、ボードゲームの駒を渡してきた。
「罰ゲームは明日の朝食当番!!」
「「異議なし!」」
今から夜更かしをして遊ぶのに明日の朝食を作るとなればいつも通りペンギンに任せるのはフェアではないと、罰ゲームの内容は明日の朝食当番。
今回ばかりは船長であるローも例外ではないと言えば、度数が高いはずの手元の酒を一気に煽った。
「いいぜ
お前らがおれに勝てたらな」
にやりと笑ったローに、ペンギンとシャチの闘争心に火がついた。
「…ちっ」
その音に小さく舌打ちをしたローは恋歌の上から退き、恋歌の背中に手を回して身体を起こしてやった。
「続きは、また今度な」
『う、うん…』
ちゅ、と軽く頬にキスをして頭を撫でてやれば、恥ずかしそうに頷き扉の外で待っていてくれている仲間たちの元に戻ろうと、伸ばしてくれたローの手を取ってベッドから立ち上がった。
「…おい、なんだこれは」
「え?」
全員が寝る準備を整え、ペンギンとシャチの部屋に集まり、いつも2人のベッドがあるがそれが端に寄せられ、部屋の中に5人が眠れるように床に布団が敷いてある。
最後に部屋に入ってきたローが入口で立ち尽くし、既に集まっていた仲間たちに声をかけると、全員の視線が向けられた。
「なにって…」
「お泊り会となれば…!!」
「「夜更かしでしょ!!」」
「…はぁ」
目の前には布団が円になるように並べられ、各々の布団の上に座り込みその中心には酒や菓子があり、シャチの布団の上にはトランプやボードゲームが置いてある。
全員ローを待っていたのか飲み物の入った入れ物を持っている。
今日ぐらいはいいかと空けられていた恋歌の横の布団の上に腰を下ろすと、ペンギンが氷の入ったグラスに度数の高そうな酒を注いでローに渡した。
「よっし、じゃあ揃った事だし始めるか!」
シャチが持っているのはジョッキでそれを前に突きだせば、それに倣うように全員が持っている入れ物を前に出す。
「ハートの海賊団に…」
「「「かんぱーい!!」」」
「(なんだそれ…)」
乾杯の理由がわからなかったが、全員が入れ物を音をたてて合わせると、ペンギンとシャチはジョッキに入っている酒を一気に飲み干した。
「ゲームしようぜ、ゲーム!!」
うきうきとシャチがボードゲームを取り出し、中心に広げていく。
「何飲んでんだ」
『これ、試しに作ってみた、体温上昇の効果がある、紅茶』
「へぇ…」
飲む?と差し出されたカップに入った紅茶を一口飲むと、薔薇の香りのする紅茶が喉を通った瞬間ほんのりと体温が上がっていく不思議な感覚がした。
『ほんとは、生姜の効能を上げようかな、って思ったんだけど、それよりも火と緑の魔法を、茶葉に付与したら、どうなるかなって、ちょっと実験』
「見張り番の時にちょうどいいな」
『うん、ローも寒い時、飲んでね』
「ああ」
一口飲んだだけで身体がぽかぽかとし始めた恋歌の魔法のかかった紅茶は、確かに効果があるようで、寒い気候の北の海にはぴったりの飲み物。
「はいはい、2人もこれ持って」
2人の空気になりつつあるのをシャチが間に入って破壊し、ボードゲームの駒を渡してきた。
「罰ゲームは明日の朝食当番!!」
「「異議なし!」」
今から夜更かしをして遊ぶのに明日の朝食を作るとなればいつも通りペンギンに任せるのはフェアではないと、罰ゲームの内容は明日の朝食当番。
今回ばかりは船長であるローも例外ではないと言えば、度数が高いはずの手元の酒を一気に煽った。
「いいぜ
お前らがおれに勝てたらな」
にやりと笑ったローに、ペンギンとシャチの闘争心に火がついた。