美しい女
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その後ベポが飲み物をとりに食堂に入ってきて、自分以外の全員が集まっている事に拗ねていたが、今夜は全員で寝ると伝えるとすぐに機嫌は元通りになった。
夜までにすべての準備を終えなければいけなくなったが、ある程度準備はできていた為夕食後恋歌の魔法を発動してから潜水をすることになった。
夕飯はペンギンとシャチが恋歌の好物をたくさん作ってくれ、恋歌の傍に居続けてくれたシリウスにも労いのスイーツを出してやると尻尾を振りながら喜んでいた。
そして夕食後、恋歌の魔法発動の為全員で甲板に集まり、少し離れたところにいる恋歌の背中を見つめる。
「恋歌が”寂しい”って言えてよかったね」
「…ああ、そうだな」
島の上に広がるのは島と同等の大きさの魔方陣。
そこに集まるように昇っていく光の玉は、シリウスと出会った島で初めて使った魔法、星葬を発動させているため魂たちが星の魔女の導きにより天に昇っていっている。
以前の時より数は少ないが、幻想的な景色である事に変わりはなく、耳も目も心も何もかも奪われてしまいそう。
「たしかに
恋歌の性格だったら”寂しい”ってのは言いにくいかもな」
「変なとこ遠慮するもんな」
”寂しい”という言葉ぐらいすぐに言えばいいのにとは思うが、優しい性格が災いして言い出せない事があるのだろうと全員が理解している。
しかしそれを飲み込めないほど”寂しい”という気持ちが溢れてしまったんだとわかった時、思う存分甘やかしてやりたいと可愛い妹分である恋歌に兄として、恋人として優しい気持ちになった。
『…?』
最後の光の玉が消えた直後、恋歌の足元にあった魔方陣も消え、振り返れば仲間たちが笑って自分を見ている事に不思議そうに首を傾げている。
シリウスの特訓のおかげで魔力量の増えた恋歌は、星葬をしても倒れる事はなく、終わったとローの元に走って戻ってきた。
「よし、潜水準備が整い次第出航だ
その後恋歌とベポは先に風呂へ行け」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
びしっとポーズをして船内に入って行く仲間たちを追おうと恋歌もローの横を通り抜けようとしたが、その前に手首を掴まれてしまった。
「お前はいい
魔力を回復させて、潜水が終わったら風呂だ」
『…うん』
ローに手を引かれるようにして艦内に入り扉を閉めると、甲高い音を立てて水がタンクに入って行く音が響き渡る。
「今日はペンギンとシャチの部屋で寝るぞ
布団はあいつらが準備する」
『…うん』
恋歌のすべての我儘を叶えてくれようとしている仲間たちに、心臓のあたりが温かくなっていく。
『ローも、いろいろありがとう』
「お前だからあいつらもここまでするんだろ
おれだって恋歌じゃなきゃ叶えてやろうとも思わねぇよ
ほら、顔上げろ」
くいっと顎を掬われローが消費した魔力を回復させる為に唇を重ねると、恋歌は目を閉じて流れ込んでくる魔力を受け入れる。
『ん…ぅ…』
「……」
僅かに感じる身体に走る快感の所為か、無意識にうっすらと口を開けた恋歌にぐっと眉間に皺を寄せたローだったが、拒む理由などなくそれに応えるように舌を恋歌の口に差し入れる。
『は、あ…』
恋歌の口の中をねっとりと舐め上げると、ぴくっと恋歌の身体が反応したが嫌がる素振りはなく、むしろ身体を寄せてもっとと強請るように服を軽く握ってくる。
その仕草にむらっとしたローは、近寄ってくる足音に気づいて能力を発動させた。
『わっ…』
急な浮遊感とぼすんと背中に感じる柔らかい感触、ローの匂いに混じって消毒液の匂いがし、ローの部屋のベッドの上に連れてこられたと理解した。
「そんな顔あいつらに見せるなよ」
『?』
ローとのキスで惚けた顔をしている恋歌の顔を仲間たちに見せる気は毛頭ない。
「続きは?」
『…して』
ローの背中に手を伸ばして離れてしまった身体を引き寄せると、もう一度唇が重なる。
すぐに舌を入れてやればまた気持ちよさそうな吐息が恋歌の口から漏れてくる。
ローの部屋であれば誰かが急に入ってくることはない為遠慮なく口内を犯していく。
背中に回っている手に力が入り、息苦しくなってきたのだろうと察したローが最後にちゅ、と音を立てて唇を離せば、うっすらと涙の滲んだ目が見上げてきた。
夜までにすべての準備を終えなければいけなくなったが、ある程度準備はできていた為夕食後恋歌の魔法を発動してから潜水をすることになった。
夕飯はペンギンとシャチが恋歌の好物をたくさん作ってくれ、恋歌の傍に居続けてくれたシリウスにも労いのスイーツを出してやると尻尾を振りながら喜んでいた。
そして夕食後、恋歌の魔法発動の為全員で甲板に集まり、少し離れたところにいる恋歌の背中を見つめる。
「恋歌が”寂しい”って言えてよかったね」
「…ああ、そうだな」
島の上に広がるのは島と同等の大きさの魔方陣。
そこに集まるように昇っていく光の玉は、シリウスと出会った島で初めて使った魔法、星葬を発動させているため魂たちが星の魔女の導きにより天に昇っていっている。
以前の時より数は少ないが、幻想的な景色である事に変わりはなく、耳も目も心も何もかも奪われてしまいそう。
「たしかに
恋歌の性格だったら”寂しい”ってのは言いにくいかもな」
「変なとこ遠慮するもんな」
”寂しい”という言葉ぐらいすぐに言えばいいのにとは思うが、優しい性格が災いして言い出せない事があるのだろうと全員が理解している。
しかしそれを飲み込めないほど”寂しい”という気持ちが溢れてしまったんだとわかった時、思う存分甘やかしてやりたいと可愛い妹分である恋歌に兄として、恋人として優しい気持ちになった。
『…?』
最後の光の玉が消えた直後、恋歌の足元にあった魔方陣も消え、振り返れば仲間たちが笑って自分を見ている事に不思議そうに首を傾げている。
シリウスの特訓のおかげで魔力量の増えた恋歌は、星葬をしても倒れる事はなく、終わったとローの元に走って戻ってきた。
「よし、潜水準備が整い次第出航だ
その後恋歌とベポは先に風呂へ行け」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
びしっとポーズをして船内に入って行く仲間たちを追おうと恋歌もローの横を通り抜けようとしたが、その前に手首を掴まれてしまった。
「お前はいい
魔力を回復させて、潜水が終わったら風呂だ」
『…うん』
ローに手を引かれるようにして艦内に入り扉を閉めると、甲高い音を立てて水がタンクに入って行く音が響き渡る。
「今日はペンギンとシャチの部屋で寝るぞ
布団はあいつらが準備する」
『…うん』
恋歌のすべての我儘を叶えてくれようとしている仲間たちに、心臓のあたりが温かくなっていく。
『ローも、いろいろありがとう』
「お前だからあいつらもここまでするんだろ
おれだって恋歌じゃなきゃ叶えてやろうとも思わねぇよ
ほら、顔上げろ」
くいっと顎を掬われローが消費した魔力を回復させる為に唇を重ねると、恋歌は目を閉じて流れ込んでくる魔力を受け入れる。
『ん…ぅ…』
「……」
僅かに感じる身体に走る快感の所為か、無意識にうっすらと口を開けた恋歌にぐっと眉間に皺を寄せたローだったが、拒む理由などなくそれに応えるように舌を恋歌の口に差し入れる。
『は、あ…』
恋歌の口の中をねっとりと舐め上げると、ぴくっと恋歌の身体が反応したが嫌がる素振りはなく、むしろ身体を寄せてもっとと強請るように服を軽く握ってくる。
その仕草にむらっとしたローは、近寄ってくる足音に気づいて能力を発動させた。
『わっ…』
急な浮遊感とぼすんと背中に感じる柔らかい感触、ローの匂いに混じって消毒液の匂いがし、ローの部屋のベッドの上に連れてこられたと理解した。
「そんな顔あいつらに見せるなよ」
『?』
ローとのキスで惚けた顔をしている恋歌の顔を仲間たちに見せる気は毛頭ない。
「続きは?」
『…して』
ローの背中に手を伸ばして離れてしまった身体を引き寄せると、もう一度唇が重なる。
すぐに舌を入れてやればまた気持ちよさそうな吐息が恋歌の口から漏れてくる。
ローの部屋であれば誰かが急に入ってくることはない為遠慮なく口内を犯していく。
背中に回っている手に力が入り、息苦しくなってきたのだろうと察したローが最後にちゅ、と音を立てて唇を離せば、うっすらと涙の滲んだ目が見上げてきた。