美しい女
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『(ど、どうしよう…)』
シャワーを済ませた恋歌は、裸のまま脱衣所に立ち尽くしていた。
ローが待っているからと手早くシャワーに向かった恋歌は、びちゃびちゃになった下着をもう一度履かなければいけないということに気づかなかった。
しばらく考えた後、バスタオルを身体に巻いて、顔だけを脱衣所から出した。
「…なにしてる」
『あ、のね…』
がちゃりと扉が開く音がしたのに、恋歌が出てこない事を不思議に思ったローが向けた視線と、視線をうろうろさせている恋歌と目が合う。
『下着…濡れ、てて…その…』
「……ああ」
一瞬恋歌の言葉に固まったローだったが、ベッドの縁に座っていたローは立ち上がってクローゼットの中を漁り、ぽいっと何かを恋歌に投げた。
『…なんで、持ってるの?』
「いつまで経っても恋歌が持ってこねぇからだろ」
ローが投げたのはいつ持ってきたのかわからない恋歌の下着。
むぅ、と頬を膨らませた恋歌だが、今回は助かったので何も言う事が出来ず、下着を握りしめたままもう一度脱衣所に戻った。
恋歌が戻ってきた後にローもシャワーにいき、戻ってくると既に恋歌は布団を頭からかぶって寝転んでいた。
寝ているのかとベッドの縁に座ってそっと顔を覗き込めば、枕に埋めていた顔が動き、むすっとした顔が向けられて思わずローの口元が緩んだ。
「怒ってんのか」
『…怒ってない』
下着を黙って持っていた事に対して怒っているのかと聞けば、頬を膨らませたまま怒ってないと言う。
その姿も可愛いと頭を撫でてやれば、もぞもぞと動いてローの腰に抱き着いた。
『いじわる…』
「…おれだって毎日毎日魔力渡してんだ
たまにはこういうのがあってもいいだろ」
『……』
魔力を渡す時の身体を駆け巡る快感はお互いに同じなため、そう言われてしまえば恋歌は何も言い返す事ができなくなった。
ごろん、とローの膝の上に頭を乗せてじっとローを見上げれば、優しいまなざしを向けて頭を撫でられた。
「…今日のは、どうだった」
『…どうって?』
「気持ちよかったか?」
『えっ!?』
ぶわっと一気に顔に熱が集まり、先ほどの刺激を思い出してなぜか下腹部がきゅんと音を立てた。
「なんだ
気に入ったならもう一回やってやろうか?」
『い、いい…!』
慌ててローから逃げた恋歌は、もう一度布団を頭からかぶって背中を向けた。
離れた直後にふっと軽く笑われた気配がして、ぐいっと布団を引っ張られた後、後ろから抱え込むように抱きしめられた。
「可愛かった」
『…ローも、いつも、かっこいい、よ…』
「…はっ、そりゃどうも」
回されている腕に自分の手を添え、ぎゅっと抱きしめた恋歌は、どきどきと鳴る心臓を誤魔化すように目を閉じる。
「恋歌、愛してる」
『わたしも、ローが、大好き』
「…おやすみ」
『おやすみ』
ちゅ、と髪に唇を落され、ローの吐息を首筋に感じながら、そのまま意識を手放した。
シャワーを済ませた恋歌は、裸のまま脱衣所に立ち尽くしていた。
ローが待っているからと手早くシャワーに向かった恋歌は、びちゃびちゃになった下着をもう一度履かなければいけないということに気づかなかった。
しばらく考えた後、バスタオルを身体に巻いて、顔だけを脱衣所から出した。
「…なにしてる」
『あ、のね…』
がちゃりと扉が開く音がしたのに、恋歌が出てこない事を不思議に思ったローが向けた視線と、視線をうろうろさせている恋歌と目が合う。
『下着…濡れ、てて…その…』
「……ああ」
一瞬恋歌の言葉に固まったローだったが、ベッドの縁に座っていたローは立ち上がってクローゼットの中を漁り、ぽいっと何かを恋歌に投げた。
『…なんで、持ってるの?』
「いつまで経っても恋歌が持ってこねぇからだろ」
ローが投げたのはいつ持ってきたのかわからない恋歌の下着。
むぅ、と頬を膨らませた恋歌だが、今回は助かったので何も言う事が出来ず、下着を握りしめたままもう一度脱衣所に戻った。
恋歌が戻ってきた後にローもシャワーにいき、戻ってくると既に恋歌は布団を頭からかぶって寝転んでいた。
寝ているのかとベッドの縁に座ってそっと顔を覗き込めば、枕に埋めていた顔が動き、むすっとした顔が向けられて思わずローの口元が緩んだ。
「怒ってんのか」
『…怒ってない』
下着を黙って持っていた事に対して怒っているのかと聞けば、頬を膨らませたまま怒ってないと言う。
その姿も可愛いと頭を撫でてやれば、もぞもぞと動いてローの腰に抱き着いた。
『いじわる…』
「…おれだって毎日毎日魔力渡してんだ
たまにはこういうのがあってもいいだろ」
『……』
魔力を渡す時の身体を駆け巡る快感はお互いに同じなため、そう言われてしまえば恋歌は何も言い返す事ができなくなった。
ごろん、とローの膝の上に頭を乗せてじっとローを見上げれば、優しいまなざしを向けて頭を撫でられた。
「…今日のは、どうだった」
『…どうって?』
「気持ちよかったか?」
『えっ!?』
ぶわっと一気に顔に熱が集まり、先ほどの刺激を思い出してなぜか下腹部がきゅんと音を立てた。
「なんだ
気に入ったならもう一回やってやろうか?」
『い、いい…!』
慌ててローから逃げた恋歌は、もう一度布団を頭からかぶって背中を向けた。
離れた直後にふっと軽く笑われた気配がして、ぐいっと布団を引っ張られた後、後ろから抱え込むように抱きしめられた。
「可愛かった」
『…ローも、いつも、かっこいい、よ…』
「…はっ、そりゃどうも」
回されている腕に自分の手を添え、ぎゅっと抱きしめた恋歌は、どきどきと鳴る心臓を誤魔化すように目を閉じる。
「恋歌、愛してる」
『わたしも、ローが、大好き』
「…おやすみ」
『おやすみ』
ちゅ、と髪に唇を落され、ローの吐息を首筋に感じながら、そのまま意識を手放した。