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粗方恋歌に伝えた事をローに伝えると、難しそうな顔をして何かを考えるような仕草をしている。
「お前は治癒魔法に興味があったみたいだが、これからは使わせない事だ」
「…その星の魔法の治癒ってのは、危険じゃねぇんだな?」
「ああ
恋歌は治癒魔法の適正はないが、星の魔法の適性のある純粋な星の魔女
星の魔女が星の魔法を使う事に何の危険もない」
「…そうか」
お互いにいけすかない者同士ではあるが、恋歌を大事に想う気持ちはお互いに認めている。
ローはシリウスの言葉を疑わないし、シリウスもローに伝えておけば大丈夫だと。
『お、お待たせ
??』
着替えを終えて出てきた恋歌は、何を話していたのかと首を傾げるが、食堂に行こうとローに手を引かれる。
「(やっぱりこのままが一番だな)」
手を引いただけで照れくさそうに笑う恋歌に、元に戻ってよかったと握っている小さな手に力を入れた。
少し遅れて食堂に入ったが、恋歌の分の朝食は残しておいてくれ、珍しく1人で朝食を食べる事になったが、ローが本を読みながら食卓についてくれた。
「よし、じゃあちょうどいい感じにクソガキもいる事だし、さっきの話の続きだ」
『うん』
「さっきの話…?」
食後に紅茶を飲んでいるとシリウスが先ほどの話の続きだと声をかけてくる。
「魔力を増やす手っ取り早い方法は、魔力を使い切る事だ」
『使い切る?』
「そうだ
限界まで魔力を使い切って、そこからさらに魔力を使え
そうすれば魔力はおのずと増えていく」
「…魔力を増やそうとしてんのか」
最初は何の話かわからなったが理解したローが口を挟むと、恋歌がこくりと小さく頷いた。
「クソガキは魔力を使い切った恋歌に魔力を渡すだけでいい」
「それはいいがなにをさせるつもりだ」
「そうだな…」
スパルタでいいと言われたからには手加減をするつもりのないシリウスは、短い手足を組もうとしているが組む事が出来ずこてん、と後ろに倒れ込んだ。
『大丈夫…?』
「ああ
…そうだ、これから船の中では足をつけて歩くな」
『え、』
転んだシリウスを助け起こしてやると、くりっとした瞳が向けられ、良い事を思いついたという様な表情をした。
「うん、最初はそれでいい」
『じゃ、じゃあ移動は、どうすれば…』
「風魔法で常に身体を浮かせて移動しろ
箒は使うな」
『で、でも、わたし風の魔法、下手で…』
「だから練習するんだろ」
最もなシリウスの言葉に言葉を詰まらせた恋歌だが、スパルタでお願いしたのは自分だと、わかったと頷いた。
「あとは、そうだな…
自分の髪を乾かす時に風魔法と火魔法で乾かせ
この船の連中全員実験台にでもしてやればいい」
『火の魔法は…まだ、その…』
「練習中だって言いたいんだろ
そんなことおれが一番知ってる
だから、やらせる」
『…うん』
まだまだ実践に使う事もしていなかった火の魔法まで使うように言われるとは思っていなかった。
だが、魔力を増やして星の魔法で治癒が出来る様にしなければ、恋歌は仲間に何かあった時治癒魔法を使ってしまうとわかっているが故に、早く魔力を増やして習得させなければいけない。
「いいな、魔力が少なってきてもクソガキに魔力をもらおうとするな
もらっていいのは1日に1回
紋章が熱くなっても魔力を使い続けろ」
『うん、わかった』
辛い事を言っているのはわかっている。
だがこれも恋歌の為と強い口調で伝えれば、恋歌もシリウスの言葉に強く頷いた。
「てわけだ、クソガキ
恋歌に魔力を渡すのは1日1回だけだ
いくら強請られても恋歌の為に渡すなよ」
「…ああ」
そのシリウスの言葉に嫌な予感しかしなかったが、恋歌の為になるならとローもシリウスの言葉に頷いた。
「お前は治癒魔法に興味があったみたいだが、これからは使わせない事だ」
「…その星の魔法の治癒ってのは、危険じゃねぇんだな?」
「ああ
恋歌は治癒魔法の適正はないが、星の魔法の適性のある純粋な星の魔女
星の魔女が星の魔法を使う事に何の危険もない」
「…そうか」
お互いにいけすかない者同士ではあるが、恋歌を大事に想う気持ちはお互いに認めている。
ローはシリウスの言葉を疑わないし、シリウスもローに伝えておけば大丈夫だと。
『お、お待たせ
??』
着替えを終えて出てきた恋歌は、何を話していたのかと首を傾げるが、食堂に行こうとローに手を引かれる。
「(やっぱりこのままが一番だな)」
手を引いただけで照れくさそうに笑う恋歌に、元に戻ってよかったと握っている小さな手に力を入れた。
少し遅れて食堂に入ったが、恋歌の分の朝食は残しておいてくれ、珍しく1人で朝食を食べる事になったが、ローが本を読みながら食卓についてくれた。
「よし、じゃあちょうどいい感じにクソガキもいる事だし、さっきの話の続きだ」
『うん』
「さっきの話…?」
食後に紅茶を飲んでいるとシリウスが先ほどの話の続きだと声をかけてくる。
「魔力を増やす手っ取り早い方法は、魔力を使い切る事だ」
『使い切る?』
「そうだ
限界まで魔力を使い切って、そこからさらに魔力を使え
そうすれば魔力はおのずと増えていく」
「…魔力を増やそうとしてんのか」
最初は何の話かわからなったが理解したローが口を挟むと、恋歌がこくりと小さく頷いた。
「クソガキは魔力を使い切った恋歌に魔力を渡すだけでいい」
「それはいいがなにをさせるつもりだ」
「そうだな…」
スパルタでいいと言われたからには手加減をするつもりのないシリウスは、短い手足を組もうとしているが組む事が出来ずこてん、と後ろに倒れ込んだ。
『大丈夫…?』
「ああ
…そうだ、これから船の中では足をつけて歩くな」
『え、』
転んだシリウスを助け起こしてやると、くりっとした瞳が向けられ、良い事を思いついたという様な表情をした。
「うん、最初はそれでいい」
『じゃ、じゃあ移動は、どうすれば…』
「風魔法で常に身体を浮かせて移動しろ
箒は使うな」
『で、でも、わたし風の魔法、下手で…』
「だから練習するんだろ」
最もなシリウスの言葉に言葉を詰まらせた恋歌だが、スパルタでお願いしたのは自分だと、わかったと頷いた。
「あとは、そうだな…
自分の髪を乾かす時に風魔法と火魔法で乾かせ
この船の連中全員実験台にでもしてやればいい」
『火の魔法は…まだ、その…』
「練習中だって言いたいんだろ
そんなことおれが一番知ってる
だから、やらせる」
『…うん』
まだまだ実践に使う事もしていなかった火の魔法まで使うように言われるとは思っていなかった。
だが、魔力を増やして星の魔法で治癒が出来る様にしなければ、恋歌は仲間に何かあった時治癒魔法を使ってしまうとわかっているが故に、早く魔力を増やして習得させなければいけない。
「いいな、魔力が少なってきてもクソガキに魔力をもらおうとするな
もらっていいのは1日に1回
紋章が熱くなっても魔力を使い続けろ」
『うん、わかった』
辛い事を言っているのはわかっている。
だがこれも恋歌の為と強い口調で伝えれば、恋歌もシリウスの言葉に強く頷いた。
「てわけだ、クソガキ
恋歌に魔力を渡すのは1日1回だけだ
いくら強請られても恋歌の為に渡すなよ」
「…ああ」
そのシリウスの言葉に嫌な予感しかしなかったが、恋歌の為になるならとローもシリウスの言葉に頷いた。