入れ替わり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ケーキを差し出せば嬉しそうな表情で食べ続けるシリウスに、止まらなくなった3人は自分の分と残りのケーキを全てシリウスに食べさせてしまっている事に気づかなかった。
『…ん?』
「はぁー、人間の身体は仮の姿よりたくさん食べれるのだけがいいところだな」
「シリウス、まだケーキあるけど食べるか?」
「まだ入るぞ!!」
『だ、だめ!!』
お腹をさすって満足そうにはしているが、新しいケーキを準備しようとするペンギンの言葉に目を輝かせると、恋歌が焦ったようにシリウスに飛びついてきた。
『もう食べちゃだめ!』
「なんでだ」
『そんなにケーキばっかり食べたら太るの!』
「気にするな
星の魔女はどんな姿でも美しい」
『そういう事じゃない…』
ローとほんわかした雰囲気で1切れのケーキを食べている間に、シリウスはほぼ1ホールのケーキを食べ終わっていた。
いつもであれば食べる事を止めたりはしないが、今食べたものはすべて恋歌の身体に吸収される。
1ホール食べただけでも恐ろしい事なのに、更に食べようとしているシリウスを慌てて止めた。
『と、とにかく、ダメなものはダメ!』
「…1日ぐらい大したことないだろ」
『ダメ!』
いつもよりたくさんお菓子が食べられるという事に恋歌の言葉でもシリウスが引き下がらず、腕の中で首を横に振り続けている恋歌にむすっとした表情を浮かべる。
「むぅ…」
((これはこれで可愛い…))
むすっとした表情も可愛く見え、ペンギンとシャチはでれでれとしただらしのない顔をしながら、恋歌に怒られているシリウスを見つめる。
「頼む恋歌
人間の身体でいつもよりたらふくけーきを食ってみたんだ」
『ダメ!』
シリウスは見つめられれば大抵の人間が言う事を聞いてやりたくなるような表情をしているが、あいにくそれを向けている相手は恋歌。
どれだけ懇願されたとしても自分の身体の為にうなずくことはできないと、ふい、と視線を逸らす。
「…わかった」
自分の主である恋歌の言葉に従うしかないシリウスは、しょんぼりとした顔をして渋々頷いた。
しかし、恋歌以外の人間は恋歌の表情に弱い者ばかりしかおらず、しょんぼりしているシリウスに恋歌がいない場所でこっそりとお菓子をあげたりしていることに、ローの部屋にいた恋歌は気づかなかった。
「はぁ…もう腹いっぱいだ」
『?
もう食べないの?』
「…ああ」
夕食時には全員が揃って食事をしていたが、いつも自分が食べる量より確実に少ない量で満腹だとお腹を擦るシリウスに恋歌が小首を傾げた。
「じゃあ残りはおれが食べていい?」
「ああ、いいぞ」
箸がうまく使えないシリウスに食べさせてくれていたベポが、シリウスが残した分をぱくぱくと食べ始める。
「昼に食った菓子が腹にでも残ってんだろ」
『…そうかなぁ』
ローは気にするなと自分の食事を終え、がたんと立ち上がる。
「ベポ、恋歌と駄犬の風呂は任せたぞ」
「あ、アイアイ」
どうせ風呂の作業もできないのだろうということは予想できたため、それだけをベポに指示して自分の部屋に戻っていった。
夕食後はいつも通りベポと一緒に風呂に行き、うまく人間の身体を扱えないシリウスの身体や髪をベポが洗い、恋歌の事もベポが洗ってくれ、身体を温める為に湯船に浸かる。
『…ん?』
「はぁー、人間の身体は仮の姿よりたくさん食べれるのだけがいいところだな」
「シリウス、まだケーキあるけど食べるか?」
「まだ入るぞ!!」
『だ、だめ!!』
お腹をさすって満足そうにはしているが、新しいケーキを準備しようとするペンギンの言葉に目を輝かせると、恋歌が焦ったようにシリウスに飛びついてきた。
『もう食べちゃだめ!』
「なんでだ」
『そんなにケーキばっかり食べたら太るの!』
「気にするな
星の魔女はどんな姿でも美しい」
『そういう事じゃない…』
ローとほんわかした雰囲気で1切れのケーキを食べている間に、シリウスはほぼ1ホールのケーキを食べ終わっていた。
いつもであれば食べる事を止めたりはしないが、今食べたものはすべて恋歌の身体に吸収される。
1ホール食べただけでも恐ろしい事なのに、更に食べようとしているシリウスを慌てて止めた。
『と、とにかく、ダメなものはダメ!』
「…1日ぐらい大したことないだろ」
『ダメ!』
いつもよりたくさんお菓子が食べられるという事に恋歌の言葉でもシリウスが引き下がらず、腕の中で首を横に振り続けている恋歌にむすっとした表情を浮かべる。
「むぅ…」
((これはこれで可愛い…))
むすっとした表情も可愛く見え、ペンギンとシャチはでれでれとしただらしのない顔をしながら、恋歌に怒られているシリウスを見つめる。
「頼む恋歌
人間の身体でいつもよりたらふくけーきを食ってみたんだ」
『ダメ!』
シリウスは見つめられれば大抵の人間が言う事を聞いてやりたくなるような表情をしているが、あいにくそれを向けている相手は恋歌。
どれだけ懇願されたとしても自分の身体の為にうなずくことはできないと、ふい、と視線を逸らす。
「…わかった」
自分の主である恋歌の言葉に従うしかないシリウスは、しょんぼりとした顔をして渋々頷いた。
しかし、恋歌以外の人間は恋歌の表情に弱い者ばかりしかおらず、しょんぼりしているシリウスに恋歌がいない場所でこっそりとお菓子をあげたりしていることに、ローの部屋にいた恋歌は気づかなかった。
「はぁ…もう腹いっぱいだ」
『?
もう食べないの?』
「…ああ」
夕食時には全員が揃って食事をしていたが、いつも自分が食べる量より確実に少ない量で満腹だとお腹を擦るシリウスに恋歌が小首を傾げた。
「じゃあ残りはおれが食べていい?」
「ああ、いいぞ」
箸がうまく使えないシリウスに食べさせてくれていたベポが、シリウスが残した分をぱくぱくと食べ始める。
「昼に食った菓子が腹にでも残ってんだろ」
『…そうかなぁ』
ローは気にするなと自分の食事を終え、がたんと立ち上がる。
「ベポ、恋歌と駄犬の風呂は任せたぞ」
「あ、アイアイ」
どうせ風呂の作業もできないのだろうということは予想できたため、それだけをベポに指示して自分の部屋に戻っていった。
夕食後はいつも通りベポと一緒に風呂に行き、うまく人間の身体を扱えないシリウスの身体や髪をベポが洗い、恋歌の事もベポが洗ってくれ、身体を温める為に湯船に浸かる。