愛した人の愛し方
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして夜。
夕飯時やお風呂の時にも様子がおかしかった恋歌を心配したが、ローが何も言わなかったので取り敢えずそのことについては何も触れなかった。
ローの部屋に行く前に本を全て読み切ってしまおうと、部屋に戻って読んでいたが、最初からしっかりと目を通すと内容は万人受けする内容ばかり。
たしかにミーシャの職業を考えれば万人受けする”武器”の扱い方を覚える事は大事だとわかる。
『(…でも、わたしは…ローだけに…)』
恋歌は万人受けする”武器”の扱い方を覚える必要はない。
そして本には続きがあり、相手、つまりお客の好みに合わせる事も大事だと書かれている。
『(ということは、ローの好みを聞かないといけない…ってことだよね)』
本に正解は載っておらず、自分で何とかするしかないと、最後まで読み切れていないが、遅い時間になってもいけないと本を閉じてパジャマのファスナーに手をかけた。
「遅かったな」
『ごめん…』
「どうかしたか?」
『え、っと…』
「…まぁ取り敢えず入れ」
言いにくそうに視線を泳がせている恋歌を部屋に通してソファに座らせる。
『あの…ちょっと、聞きたいことが、ある、んだけど…』
「?」
最近は治癒魔法の勉強の為に医学の勉強も取り入れており、わからないことでもあるのかと恋歌の横にどさっと腰を下ろした。
「どこだ?」
『借りてる医学書の、話じゃない、んだけど…』
「?
ああ」
『ローの…好きな、し、たぎ…って、なにか、知りたくて…』
「………は?」
顔を真っ赤にして必死に言葉を紡いだ恋歌の言葉はしっかりローの耳に届いたが、内容を理解できず口を開けたまま間抜けな声を出してしまった。
「どうして…そんなことを知りたいんだ」
『…これ、ミーシャにもらって…読んでたんだけど、そこに、好きな人の…好みの下着を、つけるのも大事って…』
「(どんな本読んでんだよ…)」
これ、と言われて渡された本の内容を軽く読むと、娼婦としての心得のようなものが書かれていた。
「(内容的には大したことは書いてねぇな)」
恋歌にとっては刺激的な内容も、ローにとっては大した内容ではなく、ぱらぱらと本を捲っていると、あるページでぴたっと手を止めた。
「…恋歌」
『な、なに?』
「お前…おれと、こういうことする気…あるのか?」
『!!』
ローが開いたページを恋歌に見せると、また顔を赤くして視線を逸らした。
見せてきたページには男女の夜の営みについて書かれていた。
恋歌の反応を見てこのページまでしっかり読んでいた事を理解したが、恋歌がこの知識を持っていた事に驚いた。
「なぁ…」
俯いている恋歌の耳元に口を寄せて囁くように声をかければ、びくっと身体を揺らしてゆっくりと視線を上げた。
『今すぐ、は…ちょっと、難しいけど…
その…ローと、なら…』
「…そうか」
もじもじしている恋歌の肩を引き寄せ、顎を持ち上げ触れるだけのキスをする。
「心の準備ができたら、教えてくれ」
『うん…』
「んで、聞きてぇのはおれの好みの下着、だったか」
『そう、だね
えっと…いつものは、その…そんなに可愛くない、から…』
自分好みにしてくれようとしていることに、思わず口角が上がりそうになったが、考えるふりをして口元に手を当てて口元を隠す。
夕飯時やお風呂の時にも様子がおかしかった恋歌を心配したが、ローが何も言わなかったので取り敢えずそのことについては何も触れなかった。
ローの部屋に行く前に本を全て読み切ってしまおうと、部屋に戻って読んでいたが、最初からしっかりと目を通すと内容は万人受けする内容ばかり。
たしかにミーシャの職業を考えれば万人受けする”武器”の扱い方を覚える事は大事だとわかる。
『(…でも、わたしは…ローだけに…)』
恋歌は万人受けする”武器”の扱い方を覚える必要はない。
そして本には続きがあり、相手、つまりお客の好みに合わせる事も大事だと書かれている。
『(ということは、ローの好みを聞かないといけない…ってことだよね)』
本に正解は載っておらず、自分で何とかするしかないと、最後まで読み切れていないが、遅い時間になってもいけないと本を閉じてパジャマのファスナーに手をかけた。
「遅かったな」
『ごめん…』
「どうかしたか?」
『え、っと…』
「…まぁ取り敢えず入れ」
言いにくそうに視線を泳がせている恋歌を部屋に通してソファに座らせる。
『あの…ちょっと、聞きたいことが、ある、んだけど…』
「?」
最近は治癒魔法の勉強の為に医学の勉強も取り入れており、わからないことでもあるのかと恋歌の横にどさっと腰を下ろした。
「どこだ?」
『借りてる医学書の、話じゃない、んだけど…』
「?
ああ」
『ローの…好きな、し、たぎ…って、なにか、知りたくて…』
「………は?」
顔を真っ赤にして必死に言葉を紡いだ恋歌の言葉はしっかりローの耳に届いたが、内容を理解できず口を開けたまま間抜けな声を出してしまった。
「どうして…そんなことを知りたいんだ」
『…これ、ミーシャにもらって…読んでたんだけど、そこに、好きな人の…好みの下着を、つけるのも大事って…』
「(どんな本読んでんだよ…)」
これ、と言われて渡された本の内容を軽く読むと、娼婦としての心得のようなものが書かれていた。
「(内容的には大したことは書いてねぇな)」
恋歌にとっては刺激的な内容も、ローにとっては大した内容ではなく、ぱらぱらと本を捲っていると、あるページでぴたっと手を止めた。
「…恋歌」
『な、なに?』
「お前…おれと、こういうことする気…あるのか?」
『!!』
ローが開いたページを恋歌に見せると、また顔を赤くして視線を逸らした。
見せてきたページには男女の夜の営みについて書かれていた。
恋歌の反応を見てこのページまでしっかり読んでいた事を理解したが、恋歌がこの知識を持っていた事に驚いた。
「なぁ…」
俯いている恋歌の耳元に口を寄せて囁くように声をかければ、びくっと身体を揺らしてゆっくりと視線を上げた。
『今すぐ、は…ちょっと、難しいけど…
その…ローと、なら…』
「…そうか」
もじもじしている恋歌の肩を引き寄せ、顎を持ち上げ触れるだけのキスをする。
「心の準備ができたら、教えてくれ」
『うん…』
「んで、聞きてぇのはおれの好みの下着、だったか」
『そう、だね
えっと…いつものは、その…そんなに可愛くない、から…』
自分好みにしてくれようとしていることに、思わず口角が上がりそうになったが、考えるふりをして口元に手を当てて口元を隠す。