愛した人の愛し方
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翌朝。
恋歌が目を覚ませば、しっかりお腹に回された腕と背中に感じる温もりに、昨日の夜の事を思い出してじわじわと顔に熱が集まっていく。
『(ま、まだ寝てるかな…
今のうちに部屋に…)』
そーっと腕を外してベッドから抜け出そうとしたが、腕を掴まれてベッドに逆戻りした。
「…挨拶もなしか?」
『お、おはよう…』
「ああ、おはよう」
ちゅ、と音を立てて頬にキスをされ、恋歌の顔に一気に熱が集まった。
それに満足したのかふっ、と笑ったローは手を離して、先にベッドから起き上がる。
「恋歌の着替えもここ置いとけよ」
『え?』
「これからおれの部屋に泊まる事も増えるだろ」
『え…あ…そう、だね…』
がさがさとクローゼットを漁りながら平然と言ってきた言葉に、恥ずかしそうに視線を逸らした恋歌は、手櫛で髪を簡単に整えてからベッドから立ち上がった。
『部屋に戻って…着替えてくる…』
「ああ」
赤くなった顔を隠すように急ぎ足で恋歌は部屋から出て行った。
「(あれじゃ、あいつらにもすぐばれるだろうな)」
「「「……」」」
『……』
食堂に行けば、既に集まっていた3人の視線が一斉に恋歌に集まり、恋歌がその視線を受けて扉を開けた状態のまま固まった。
「…あ、のさ昨日…」
「…なんで入らねぇんだ」
ペンギンが代表して口を開いたが、口を開いた直後恋歌の後ろからローが見え、ぐっと口を噤んだ。
『ロー…』
「?
どうしたんだ、お前ら」
いつもとは空気に何かあったのかと首を傾げると、3人が意を決したように勢いよく近づいてきた。
「キャプテン!恋歌!!」
「お、おう」
『はい』
3人の勢いに押されながら返事をする。
「「「付き合ったの(か)!?」」」
声をそろえて聞きたかったことを大声で聞けば、驚いたまま固まっていたローと恋歌だったが、ローは恋歌の肩を掴んで3人を押しのけて食堂に入って席に着いた。
「…おせっかいだな、お前ら」
「だって気になるじゃんか!!」
「そうだそうだ!!」
「お祝いする準備はできてるんだよ!」
「それもう答えわかってんじゃねぇか…」
頬杖をついて周りを囲んでくる仲間たちに向かってため息をつく。
「…祝われてやるよ」
「え!?じゃ、じゃあ!!」
ローの言葉にきらきらした目を向けてきたベポだが、決定的な言葉がもらえないのでくるりと恋歌の方に顔を向ければ、真っ赤な顔をした恋歌と目が合った。
ベポがじーっと視線を逸らさないので、恋歌が小さく頷けば、ぱぁっと笑顔を浮かべにがばっと抱き着いてきた。
「おめでとうっ!!
おれ…おれ…昨日どうなったか不安で眠れなくて…!!
でもよかった!!」
『あ、ありがとう』
全身で喜びを表してくれるベポに照れくさそうにお礼を言う。
「やっとおれたちの心労も減るな…」
「ああ…」
「どういう意味だ」
恋歌が目を覚ませば、しっかりお腹に回された腕と背中に感じる温もりに、昨日の夜の事を思い出してじわじわと顔に熱が集まっていく。
『(ま、まだ寝てるかな…
今のうちに部屋に…)』
そーっと腕を外してベッドから抜け出そうとしたが、腕を掴まれてベッドに逆戻りした。
「…挨拶もなしか?」
『お、おはよう…』
「ああ、おはよう」
ちゅ、と音を立てて頬にキスをされ、恋歌の顔に一気に熱が集まった。
それに満足したのかふっ、と笑ったローは手を離して、先にベッドから起き上がる。
「恋歌の着替えもここ置いとけよ」
『え?』
「これからおれの部屋に泊まる事も増えるだろ」
『え…あ…そう、だね…』
がさがさとクローゼットを漁りながら平然と言ってきた言葉に、恥ずかしそうに視線を逸らした恋歌は、手櫛で髪を簡単に整えてからベッドから立ち上がった。
『部屋に戻って…着替えてくる…』
「ああ」
赤くなった顔を隠すように急ぎ足で恋歌は部屋から出て行った。
「(あれじゃ、あいつらにもすぐばれるだろうな)」
「「「……」」」
『……』
食堂に行けば、既に集まっていた3人の視線が一斉に恋歌に集まり、恋歌がその視線を受けて扉を開けた状態のまま固まった。
「…あ、のさ昨日…」
「…なんで入らねぇんだ」
ペンギンが代表して口を開いたが、口を開いた直後恋歌の後ろからローが見え、ぐっと口を噤んだ。
『ロー…』
「?
どうしたんだ、お前ら」
いつもとは空気に何かあったのかと首を傾げると、3人が意を決したように勢いよく近づいてきた。
「キャプテン!恋歌!!」
「お、おう」
『はい』
3人の勢いに押されながら返事をする。
「「「付き合ったの(か)!?」」」
声をそろえて聞きたかったことを大声で聞けば、驚いたまま固まっていたローと恋歌だったが、ローは恋歌の肩を掴んで3人を押しのけて食堂に入って席に着いた。
「…おせっかいだな、お前ら」
「だって気になるじゃんか!!」
「そうだそうだ!!」
「お祝いする準備はできてるんだよ!」
「それもう答えわかってんじゃねぇか…」
頬杖をついて周りを囲んでくる仲間たちに向かってため息をつく。
「…祝われてやるよ」
「え!?じゃ、じゃあ!!」
ローの言葉にきらきらした目を向けてきたベポだが、決定的な言葉がもらえないのでくるりと恋歌の方に顔を向ければ、真っ赤な顔をした恋歌と目が合った。
ベポがじーっと視線を逸らさないので、恋歌が小さく頷けば、ぱぁっと笑顔を浮かべにがばっと抱き着いてきた。
「おめでとうっ!!
おれ…おれ…昨日どうなったか不安で眠れなくて…!!
でもよかった!!」
『あ、ありがとう』
全身で喜びを表してくれるベポに照れくさそうにお礼を言う。
「やっとおれたちの心労も減るな…」
「ああ…」
「どういう意味だ」