愛した人の愛し方
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一度部屋に戻ってからミーシャから貰った本を少しだけ読み直しローの部屋へ。
ノックをすれば恋歌だとわかっていたのか、ローの方から扉を開けてくれた。
『お、邪魔します…』
「ああ」
いつものように恋歌をソファに促そうとしたが、くいっと軽く袖を引かれたため立ち止まった。
立ち止まっている恋歌に、どうかしたかと視線を向ければ顔を真っ赤にした恋歌と視線が合った。
『ベッド、行こう?』
「…は?」
一瞬何を言われているかわからなかったローは、口を開けたまま固まってしまったが、目の前にいる恋歌は恥ずかしそうにしており、言われた言葉が聞き間違いではないという事を理解した。
「ああ、いいぞ」
恋歌の手を引いて先にローがベッドの縁に座ったが、恋歌は横に座らずに立ち尽くしている。
「……どうした」
だが、ベッドに座った直後すとん、と恋歌が勢いよく膝の上に座ってきた。
『お、重く、ない?』
「…今さらだな」
何度も膝の上に乗っているのに何をいまさらと少し笑われたが、するりと頬を撫でられ感触を楽しむようにむにむにと軽く力を入れられる。
「…恋歌、愛し『ま、待って!』」
すっ、とローの目が細められ言葉の続きを予想した恋歌は、慌ててローの口を手で塞いだ。
「……」
『あ、のね…わたし…ローを、虜に、しに来たの!』
「(……は?)」
この短時間で間抜けな顔を2度もさせられるとは思っていなかったが、今度こそ恋歌の言っている意味がわからなくなった。
「(何言ってんだ…)」
『だから…』
「お、おい…」
口を塞いでいた手を首の後ろに回し、柔らかい胸をローの胸板に押し付け、お尻を太ももから足の付け根に移動させ、ぴったりと身体を密着させた。
『ロー…キス、して』
すでに吐息がかかりそうなほどの距離で強請られ、軽く唇を合わせてやると嬉しそうに笑った。
「さっきの…虜、ってのはなんだ」
『ミーシャにもらった本に、男の人を、虜にする、方法ってのがあって…』
「なんだそれ」
『だ、だって…』
くくっ、とおかしそうに笑うローは、いっぱいいっぱいの様子の恋歌が次に何をしてくれるのかとにやにやしながら待っている。
愛おしいと伝わってくるような優しい視線を向けられ、頬に当てられている手に自分の手を重ねる。
『わたし…ローに、”愛してる”って、言ってもらえるの、好き
でもね、わたしは、まだ”愛してる”の意味が、ちゃんとわからないの』
「…まぁそれは、仕方ねぇだろ」
『違うの
これが、ローの言ってくれる、”愛してる”と同じか、わからないけど…
わたしは、ローが…好き』
「恋歌…」
『ペンギンも、シャチも、ベポも、シリウスも、みんな好き
だけど、ローは…みんなとは違う好きなの
キスしてほしい、って思うのも、身体を…その…触ってほしいって、思うのも…ローだけ』
どくどくと心臓の音が耳に直接聞こえてくるような感覚がするが、胸が密着している為お互いにどちらの心臓の音かわからない。
『これが…ローの言ってくれる、”愛してる”って言葉に、返せてるかわからないけど…!!』
途中で言葉を区切ったのはローに強く抱きしめられたから。
すでにかなり密着していたが、さらに隙間を埋めるように息が止まりそうなほどの力で腕に力を入れられる。
ノックをすれば恋歌だとわかっていたのか、ローの方から扉を開けてくれた。
『お、邪魔します…』
「ああ」
いつものように恋歌をソファに促そうとしたが、くいっと軽く袖を引かれたため立ち止まった。
立ち止まっている恋歌に、どうかしたかと視線を向ければ顔を真っ赤にした恋歌と視線が合った。
『ベッド、行こう?』
「…は?」
一瞬何を言われているかわからなかったローは、口を開けたまま固まってしまったが、目の前にいる恋歌は恥ずかしそうにしており、言われた言葉が聞き間違いではないという事を理解した。
「ああ、いいぞ」
恋歌の手を引いて先にローがベッドの縁に座ったが、恋歌は横に座らずに立ち尽くしている。
「……どうした」
だが、ベッドに座った直後すとん、と恋歌が勢いよく膝の上に座ってきた。
『お、重く、ない?』
「…今さらだな」
何度も膝の上に乗っているのに何をいまさらと少し笑われたが、するりと頬を撫でられ感触を楽しむようにむにむにと軽く力を入れられる。
「…恋歌、愛し『ま、待って!』」
すっ、とローの目が細められ言葉の続きを予想した恋歌は、慌ててローの口を手で塞いだ。
「……」
『あ、のね…わたし…ローを、虜に、しに来たの!』
「(……は?)」
この短時間で間抜けな顔を2度もさせられるとは思っていなかったが、今度こそ恋歌の言っている意味がわからなくなった。
「(何言ってんだ…)」
『だから…』
「お、おい…」
口を塞いでいた手を首の後ろに回し、柔らかい胸をローの胸板に押し付け、お尻を太ももから足の付け根に移動させ、ぴったりと身体を密着させた。
『ロー…キス、して』
すでに吐息がかかりそうなほどの距離で強請られ、軽く唇を合わせてやると嬉しそうに笑った。
「さっきの…虜、ってのはなんだ」
『ミーシャにもらった本に、男の人を、虜にする、方法ってのがあって…』
「なんだそれ」
『だ、だって…』
くくっ、とおかしそうに笑うローは、いっぱいいっぱいの様子の恋歌が次に何をしてくれるのかとにやにやしながら待っている。
愛おしいと伝わってくるような優しい視線を向けられ、頬に当てられている手に自分の手を重ねる。
『わたし…ローに、”愛してる”って、言ってもらえるの、好き
でもね、わたしは、まだ”愛してる”の意味が、ちゃんとわからないの』
「…まぁそれは、仕方ねぇだろ」
『違うの
これが、ローの言ってくれる、”愛してる”と同じか、わからないけど…
わたしは、ローが…好き』
「恋歌…」
『ペンギンも、シャチも、ベポも、シリウスも、みんな好き
だけど、ローは…みんなとは違う好きなの
キスしてほしい、って思うのも、身体を…その…触ってほしいって、思うのも…ローだけ』
どくどくと心臓の音が耳に直接聞こえてくるような感覚がするが、胸が密着している為お互いにどちらの心臓の音かわからない。
『これが…ローの言ってくれる、”愛してる”って言葉に、返せてるかわからないけど…!!』
途中で言葉を区切ったのはローに強く抱きしめられたから。
すでにかなり密着していたが、さらに隙間を埋めるように息が止まりそうなほどの力で腕に力を入れられる。