愛した人の愛し方
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しばらくローの頭を撫でながら本の続きを読んでいたが、時間を確認してローの肩を軽く叩いた。
「…あ?」
『ごめんね、ちょっと、離して』
「…どこ、行くんだ」
不機嫌そうに眉間に皺を寄せてお腹にぐりっと頭を埋めたローは、離れる事は許さないとばかりに抱き着いている手の力を強めた。
『ペンギン、起こしてくる』
「……は?」
驚きでしっかりと目を開けてお腹から顔を離したローだが、胸の所為でちゃんと恋歌の顔が見えないので、ゆっくりと起き上がった。
「…いつも起こしてねぇだろ」
『うん
けどこの前わたしが、不寝番の時は、起こしに行くって、約束したの』
「…んなのほっとけ」
『だめだよ
約束、したんだから』
ローが起き上ったので恋歌がソファから立ち上がった。
『少しの間、ソナー見てて、くれる?』
「………戻ってきたらもう一回膝貸せ」
『いいよ』
しばらくソナーをローに任せ、恋歌は操縦室から出て行った。
「(あいつらに警戒心は持ってねぇんだな…)」
ぼふ、っとソファに倒れ込んだローは、この船の全員に対して警戒心がまるでない恋歌に、これ以上どう気持ちを伝えればわかってもらえるのかと、天井を見ながらため息をついた。
ペンギンとシャチの部屋に入る前に、聞こえるか聞こえないぐらいの音でノックをしたが中から返事はなかったので、そーっと扉を開けて中に入った。
2人はたくさん部屋があるにも関わらず同室がいいと言って海賊になった時からずっと同室。
恋歌より大きな部屋ではあるが、通路を挟んでベッドが置かれており、扉から入って左がペンギン、右にシャチが眠っている。
シャチはまだ起きる時間ではないので、ペンギンのベッドの横に膝をつけてとんとん、と布団の上から肩らしき場所を叩いた。
『ペンギン、朝だよ』
「…ん、」
ぐるん、と身体を回転させて、寝ぼけたぼんやりとした目と視線が合い、”おはよう”と言って笑いかける。
「…恋歌?」
『うん』
「………!!」
いつもは帽子に隠れている目がぱちぱちと何度か瞬きを繰り返した後、急に目を見開いてがばっと起き上った。
「え!?
寝坊!?」
『しー、シャチが、まだ寝てるから』
「あ、ああ」
口元に人差し指を当てて笑う恋歌にどきっとしたが、寝坊でないとしたらなぜ恋歌が朝早くにここにいるのだろうかと首を傾げる。
『この間、不寝番の時は、起こすって、約束したでしょ?』
「あ、ああ!そうだったな」
ペンギンは冗談のつもりだったので、本当に起こしに来てくれるとは思わなかった。
「んぁ?どしたのペンギン…」
『シャチ、起きちゃった』
「え、恋歌?」
『おはよう』
「あ、うん、おはよう…」
ペンギンが大きな声を出してしまったので、シャチも目を覚ましてしまい恋歌がいることに驚いている。
「起こしに来てくれたんだってさ」
かいつまんで約束の話をすると、シャチは目を覚まさなければよかったと、悔しそうに布団に突っ伏した。
「着替えたら飯の準備行くわ
起こしてくれてありがとな」
『ううん、こっちこそ、いつも美味しいご飯、ありがとう』
「…ああ」
自分がいると着替えの邪魔になると思い、2人とも目を覚ましたので操縦室に戻るために部屋から出て行った。
「なんか今日は良い1日になりそうな予感だ」
「いいなー…
おれも恋歌の声で起きたかった…」
「ははっ、起きたんなら手伝ってくれ」
「へーい」
「…あ?」
『ごめんね、ちょっと、離して』
「…どこ、行くんだ」
不機嫌そうに眉間に皺を寄せてお腹にぐりっと頭を埋めたローは、離れる事は許さないとばかりに抱き着いている手の力を強めた。
『ペンギン、起こしてくる』
「……は?」
驚きでしっかりと目を開けてお腹から顔を離したローだが、胸の所為でちゃんと恋歌の顔が見えないので、ゆっくりと起き上がった。
「…いつも起こしてねぇだろ」
『うん
けどこの前わたしが、不寝番の時は、起こしに行くって、約束したの』
「…んなのほっとけ」
『だめだよ
約束、したんだから』
ローが起き上ったので恋歌がソファから立ち上がった。
『少しの間、ソナー見てて、くれる?』
「………戻ってきたらもう一回膝貸せ」
『いいよ』
しばらくソナーをローに任せ、恋歌は操縦室から出て行った。
「(あいつらに警戒心は持ってねぇんだな…)」
ぼふ、っとソファに倒れ込んだローは、この船の全員に対して警戒心がまるでない恋歌に、これ以上どう気持ちを伝えればわかってもらえるのかと、天井を見ながらため息をついた。
ペンギンとシャチの部屋に入る前に、聞こえるか聞こえないぐらいの音でノックをしたが中から返事はなかったので、そーっと扉を開けて中に入った。
2人はたくさん部屋があるにも関わらず同室がいいと言って海賊になった時からずっと同室。
恋歌より大きな部屋ではあるが、通路を挟んでベッドが置かれており、扉から入って左がペンギン、右にシャチが眠っている。
シャチはまだ起きる時間ではないので、ペンギンのベッドの横に膝をつけてとんとん、と布団の上から肩らしき場所を叩いた。
『ペンギン、朝だよ』
「…ん、」
ぐるん、と身体を回転させて、寝ぼけたぼんやりとした目と視線が合い、”おはよう”と言って笑いかける。
「…恋歌?」
『うん』
「………!!」
いつもは帽子に隠れている目がぱちぱちと何度か瞬きを繰り返した後、急に目を見開いてがばっと起き上った。
「え!?
寝坊!?」
『しー、シャチが、まだ寝てるから』
「あ、ああ」
口元に人差し指を当てて笑う恋歌にどきっとしたが、寝坊でないとしたらなぜ恋歌が朝早くにここにいるのだろうかと首を傾げる。
『この間、不寝番の時は、起こすって、約束したでしょ?』
「あ、ああ!そうだったな」
ペンギンは冗談のつもりだったので、本当に起こしに来てくれるとは思わなかった。
「んぁ?どしたのペンギン…」
『シャチ、起きちゃった』
「え、恋歌?」
『おはよう』
「あ、うん、おはよう…」
ペンギンが大きな声を出してしまったので、シャチも目を覚ましてしまい恋歌がいることに驚いている。
「起こしに来てくれたんだってさ」
かいつまんで約束の話をすると、シャチは目を覚まさなければよかったと、悔しそうに布団に突っ伏した。
「着替えたら飯の準備行くわ
起こしてくれてありがとな」
『ううん、こっちこそ、いつも美味しいご飯、ありがとう』
「…ああ」
自分がいると着替えの邪魔になると思い、2人とも目を覚ましたので操縦室に戻るために部屋から出て行った。
「なんか今日は良い1日になりそうな予感だ」
「いいなー…
おれも恋歌の声で起きたかった…」
「ははっ、起きたんなら手伝ってくれ」
「へーい」