愛した人の愛し方
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食堂で3人が騒いでいる間に、ローの部屋の扉の前に到着し、お盆を片手にこんこんと扉を叩けば、部屋の主から扉が開けられた。
「…もうそんな時間か」
恋歌の持っている昼食に知らない間に時間が経っていたのかと、頭をかいたローは入れと身体を避けて恋歌を部屋に通す。
『ここに置いて、いい?』
「ああ、いつも悪いな」
ソファの前の机にお盆からおにぎりの乗ったお皿とお茶を置くと、どさ、とローがソファに腰掛けた。
『じゃあわたし、戻るね』
「恋歌」
用事が終わった恋歌は部屋から出ようとしたが、名前を呼ばれ振り返れば、人差し指を曲げてこっちに来いと指示され、ソファに近づけば腕を掴まれとさ、っとローの胸に倒れ込んでしまった。
『あ、ごめ…』
踏ん張りきれなかった事を謝ろうと顔を上げれば、それを待っていたかのようにキスをされた。
「動揺しすぎだ
あいつらに何かあったってばれるぞ」
朝の食堂での事や、今までキスをしてもここまで顔を赤くしなかった事を指摘すれば、恥ずかしそうに胸に顔を埋めてくるので、笑みを耐えながら頭を撫でてやる。
『だって…ローが、いつもと、違うから…』
「…あんまり変わったつもりはねぇけどな」
逆に恋歌がここまで意識してくれるとは思っていなかった。
キスひとつで顔を赤くするくせに、こうやって抱きしめても逃げる事はしない。
この状態で身体に触れればどんな反応をするのかと少し試してみたくなった。
『!!』
軽く腰を撫でてやれば、ぴくりと反応した恋歌が驚いたように顔を上げると、悪い笑みを浮かべたローと目が合った。
「昨日も…触っただろ」
『そ、うだけど…
今は…恥ずかしい、の…』
「(恥ずかしいに戻った…)」
ふるふると赤い顔のまま顔を横に振れば、ふっと笑みを浮かべたローが恋歌の唇を指で撫で、恋歌の唇を何度も甘噛みする。
柔らかい唇を堪能するようにしばらく甘噛みを繰り返していたが、そろそろ舌を入れようかというタイミングで、ゆっくりと小さく恋歌が口を開けたので、そっと舌を差し入れた。
「(…これもしかして、おれがいつもこのぐらいで舌入れてたから無意識に…?)」
『?』
唇を合わせたままぴたっと固まったローは、恋歌が不思議そうな顔をしている事に気づいたが、自分の考えた予想に心臓がばくばくと鳴り始めた。
『んぅ…!!』
それを誤魔化すように舌を動かし始めると、びくっと身体を揺らしたが逃げる素振りはない。
「(可愛い…可愛い…反則だろ…)」
無意識に煽ってくる恋歌に理性を切られそうになったが、遠慮なく口内を犯していたせいか、息苦しくなった恋歌が服を引っ張ってきたのでちゅ、と音を立てて唇を離してやった。
「悪い、苦しかったな」
『う、ううん…』
ぽやっとした顔で少し息を切らしている恋歌の背中を撫でてやり、そっと抱きしめてやればきゅっと控えめに抱き着いてきた。
「恋歌…愛してる」
『!!』
「お、っと」
耳元で囁かれた恋歌は、がばっと身体を起こして離れようとしてソファから落ちそうになったのを、ローが腰を掴んで支えてくれた。
『あり、がと…』
「ああ
(相変わらず細い腰だな…)」
とん、ときちんと床に足を下ろして立たせてやると、いつのまにか落としていたお盆を拾い、それで赤くなった顔を隠しながらずりずりと扉に後退し、小さな声で”じゃあ…”と言って小走りで出て行った。
「(愛してる、って伝えるのは、なかなか恥ずかしいもんだな…
コラさん…)」
ずず、っと恋歌が持ってきてくれたお茶を飲み、おにぎりに手を伸ばした。
「…もうそんな時間か」
恋歌の持っている昼食に知らない間に時間が経っていたのかと、頭をかいたローは入れと身体を避けて恋歌を部屋に通す。
『ここに置いて、いい?』
「ああ、いつも悪いな」
ソファの前の机にお盆からおにぎりの乗ったお皿とお茶を置くと、どさ、とローがソファに腰掛けた。
『じゃあわたし、戻るね』
「恋歌」
用事が終わった恋歌は部屋から出ようとしたが、名前を呼ばれ振り返れば、人差し指を曲げてこっちに来いと指示され、ソファに近づけば腕を掴まれとさ、っとローの胸に倒れ込んでしまった。
『あ、ごめ…』
踏ん張りきれなかった事を謝ろうと顔を上げれば、それを待っていたかのようにキスをされた。
「動揺しすぎだ
あいつらに何かあったってばれるぞ」
朝の食堂での事や、今までキスをしてもここまで顔を赤くしなかった事を指摘すれば、恥ずかしそうに胸に顔を埋めてくるので、笑みを耐えながら頭を撫でてやる。
『だって…ローが、いつもと、違うから…』
「…あんまり変わったつもりはねぇけどな」
逆に恋歌がここまで意識してくれるとは思っていなかった。
キスひとつで顔を赤くするくせに、こうやって抱きしめても逃げる事はしない。
この状態で身体に触れればどんな反応をするのかと少し試してみたくなった。
『!!』
軽く腰を撫でてやれば、ぴくりと反応した恋歌が驚いたように顔を上げると、悪い笑みを浮かべたローと目が合った。
「昨日も…触っただろ」
『そ、うだけど…
今は…恥ずかしい、の…』
「(恥ずかしいに戻った…)」
ふるふると赤い顔のまま顔を横に振れば、ふっと笑みを浮かべたローが恋歌の唇を指で撫で、恋歌の唇を何度も甘噛みする。
柔らかい唇を堪能するようにしばらく甘噛みを繰り返していたが、そろそろ舌を入れようかというタイミングで、ゆっくりと小さく恋歌が口を開けたので、そっと舌を差し入れた。
「(…これもしかして、おれがいつもこのぐらいで舌入れてたから無意識に…?)」
『?』
唇を合わせたままぴたっと固まったローは、恋歌が不思議そうな顔をしている事に気づいたが、自分の考えた予想に心臓がばくばくと鳴り始めた。
『んぅ…!!』
それを誤魔化すように舌を動かし始めると、びくっと身体を揺らしたが逃げる素振りはない。
「(可愛い…可愛い…反則だろ…)」
無意識に煽ってくる恋歌に理性を切られそうになったが、遠慮なく口内を犯していたせいか、息苦しくなった恋歌が服を引っ張ってきたのでちゅ、と音を立てて唇を離してやった。
「悪い、苦しかったな」
『う、ううん…』
ぽやっとした顔で少し息を切らしている恋歌の背中を撫でてやり、そっと抱きしめてやればきゅっと控えめに抱き着いてきた。
「恋歌…愛してる」
『!!』
「お、っと」
耳元で囁かれた恋歌は、がばっと身体を起こして離れようとしてソファから落ちそうになったのを、ローが腰を掴んで支えてくれた。
『あり、がと…』
「ああ
(相変わらず細い腰だな…)」
とん、ときちんと床に足を下ろして立たせてやると、いつのまにか落としていたお盆を拾い、それで赤くなった顔を隠しながらずりずりと扉に後退し、小さな声で”じゃあ…”と言って小走りで出て行った。
「(愛してる、って伝えるのは、なかなか恥ずかしいもんだな…
コラさん…)」
ずず、っと恋歌が持ってきてくれたお茶を飲み、おにぎりに手を伸ばした。