愛した人の愛し方
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ローに”愛してる”と言われた次の日の朝、恋歌が目を覚まし頭を撫でられている感覚に顔を上げれば、優しい目をしたローが既に目を覚ましていた。
『お、はよう…』
「ああ、おはよう
よく眠れたか?」
『う、ん』
「そうか」
昨日のことなど何もなかったかのようにいつも通りなローに、夢だったのかと思ったが、向けられている目がいつもより優しい感じがする。
すり、っと頬を撫でられ、ちゅ、と頬に唇を落とされ、雰囲気の違うローにぶわっと顔を赤くすれば、最後に額にキスをされると背中に手を回され、身体を起こされた。
「照れてる顔も可愛いな」
『ろ、ロー…!
どうしたの?』
「なにが」
『だ、だって、そんな事、いつも…』
言わない、と言いかけて、今度は唇に触れられて身体が固まった。
「…今までキスしてもそんな反応しなかっただろ」
『いや、なんか…心構えが、違うというか…』
「ふっ、なんだよ心構えって」
かちかちに固まっている恋歌の頬をむにむにと解してやり、恋歌の言葉に笑う。
「まぁいい
取り敢えず飯だ
着替えて来い」
『うん…』
扉を開けて部屋に戻るように促された恋歌は、未だどきどきとする心臓をおさえて、着替えの為に一度部屋に戻った。
「「「……」」」
朝食を食べに食堂に全員が集まったが、食事が始まる前、恋歌とローが揃った時、恋歌の纏う空気が変わった事に気づいたが、他の3人はどう聞けばいいのかわからず、無言で食事を続ける。
「…恋歌」
『はいっ!』
「「「……」」」
ローが食事を終えた直後、恋歌に声をかければびくっと身体を揺らしていつもより大きな声で返事をした。
絶対何かあったな、という3人の視線に気づいていない恋歌だが、ローはその返事にふっと笑った。
「紅茶、淹れてくれるか」
『あ、う、うん!』
がたん、と席を立ってお湯を沸かしにキッチンに立つ恋歌の背中を見ながら、3人は目線で会話をして頷き合った。
『みんなも、飲む?』
「あ、おれもらう」
「おれも」
「おれもほしいな」
『わかった』
かちゃかちゃと全員分の紅茶を淹れる準備をして、食事の片づけをしているペンギンが横に食器を持ってシンクに並んで立つ。
『ペンギン、それ、取っていい?』
「ん?ああ」
茶葉の入っている缶を取り出そうと、ペンギンのいる方に身体を寄せると、伸ばした手を思ってもいなかった方向から掴まれた。
『え、なに…?』
「近い」
『へ…?』
「どれだ」
『そ、そこの緑の…』
「これか」
恋歌とペンギンの間に入ってきたローは、恋歌が取ろうとしていた茶葉の缶を取って恋歌に渡した。
「「「……」」」
いろいろ言いたいことも聞きたいこともあったが、それをぐっと耐え、恋歌が紅茶を淹れてくれるのを待った。
『お、はよう…』
「ああ、おはよう
よく眠れたか?」
『う、ん』
「そうか」
昨日のことなど何もなかったかのようにいつも通りなローに、夢だったのかと思ったが、向けられている目がいつもより優しい感じがする。
すり、っと頬を撫でられ、ちゅ、と頬に唇を落とされ、雰囲気の違うローにぶわっと顔を赤くすれば、最後に額にキスをされると背中に手を回され、身体を起こされた。
「照れてる顔も可愛いな」
『ろ、ロー…!
どうしたの?』
「なにが」
『だ、だって、そんな事、いつも…』
言わない、と言いかけて、今度は唇に触れられて身体が固まった。
「…今までキスしてもそんな反応しなかっただろ」
『いや、なんか…心構えが、違うというか…』
「ふっ、なんだよ心構えって」
かちかちに固まっている恋歌の頬をむにむにと解してやり、恋歌の言葉に笑う。
「まぁいい
取り敢えず飯だ
着替えて来い」
『うん…』
扉を開けて部屋に戻るように促された恋歌は、未だどきどきとする心臓をおさえて、着替えの為に一度部屋に戻った。
「「「……」」」
朝食を食べに食堂に全員が集まったが、食事が始まる前、恋歌とローが揃った時、恋歌の纏う空気が変わった事に気づいたが、他の3人はどう聞けばいいのかわからず、無言で食事を続ける。
「…恋歌」
『はいっ!』
「「「……」」」
ローが食事を終えた直後、恋歌に声をかければびくっと身体を揺らしていつもより大きな声で返事をした。
絶対何かあったな、という3人の視線に気づいていない恋歌だが、ローはその返事にふっと笑った。
「紅茶、淹れてくれるか」
『あ、う、うん!』
がたん、と席を立ってお湯を沸かしにキッチンに立つ恋歌の背中を見ながら、3人は目線で会話をして頷き合った。
『みんなも、飲む?』
「あ、おれもらう」
「おれも」
「おれもほしいな」
『わかった』
かちゃかちゃと全員分の紅茶を淹れる準備をして、食事の片づけをしているペンギンが横に食器を持ってシンクに並んで立つ。
『ペンギン、それ、取っていい?』
「ん?ああ」
茶葉の入っている缶を取り出そうと、ペンギンのいる方に身体を寄せると、伸ばした手を思ってもいなかった方向から掴まれた。
『え、なに…?』
「近い」
『へ…?』
「どれだ」
『そ、そこの緑の…』
「これか」
恋歌とペンギンの間に入ってきたローは、恋歌が取ろうとしていた茶葉の缶を取って恋歌に渡した。
「「「……」」」
いろいろ言いたいことも聞きたいこともあったが、それをぐっと耐え、恋歌が紅茶を淹れてくれるのを待った。