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昼食を食べ終えた後、各自出航の準備をし、買い出しや船のメンテナンスをし3人はばたばたと忙しく動き回っているが、恋歌とローは船で留守番をしておいてくれと言われ、ローは本を読み、恋歌は昼食の片づけをしている。
『(もうお菓子のストックないな…
なにか作っておこう…)』
皿洗いと片づけを終え、主にシリウス用に置かれているお菓子がなくなっている事に気づき、冷蔵庫や棚を開けて材料を確認して、お菓子作りをするために準備をしていると、ローがぱたんと本を閉じた音がして振り返った。
『お部屋、戻る?』
「いや…おれも手伝う」
『へ?
お菓子だよ?』
がたん、と椅子から立ち上ったローは袖を捲って帽子を机の上に置いた。
甘いものがあまり好きではないローがお菓子作りを手伝ってきたことはない。
ぽかんとしたまま立っていると、頭をぽん、と撫でられた。
「なにすりゃいいんだ」
『え、あ、じゃあこれを…』
ヴォルフの家にいたとき以来、キッチンに並んで立つことがなかったことを思い出し、嬉しそうに笑った恋歌にローもふっと笑みを返して、2人でお菓子作りを始めた。
「菓子…作ってんな…」
「ああ…」
「いい匂いだね」
船に戻ってきた3人は甘いいい匂いがする事に気づいて、こっそりと食堂を覗くと、恋歌とローが並んでお菓子を作っている光景にしばらく固まった。
『これは?』
「あ」
「「「……」」」
焼けたクッキーを恋歌が手に持ち、それをローが恋歌の手からかじり、もぐもぐと咀嚼している。
『美味しい?』
「ああ、美味い」
残ったクッキーを自分の口に入れた恋歌は、ローの感想に嬉しそうに笑うと、お皿にクッキーを移していく。
「なぁ…もうしばらく島で時間潰そうか」
「「さんせー」」
今邪魔をしてはいけないなとそっと3人がその場を離れた。
『どうしたの?』
「…いいや」
その3人の気配にローは気づいていたが、3人が気を遣って離れた事にふっと笑って、ちゅ、と恋歌の頬に口づければ、ほんのりと恋歌の頬が赤く染まった。
「(おれの気持ちを…伝えて、恋歌がどう思うか…
コラさんの話も受け入れてくれたんだ
恋歌は…人の好意を無下にするような奴じゃねぇ)」
『な、なに?』
「クッキーついてた」
『そ、そうなんだ』
顔を赤くした恋歌が可愛く見え、逸らされた視線を合わせるように顎を掴んで今度は唇を合わせる。
「夜…話があるって言ってたな」
『う、ん…
魔法の事、で…』
「おれも…話がある」
『?
わかった』
優しく笑うローの言葉に頷けばまた口づけをされて、顔を赤くすればローが満足そうに笑った。
『(もうお菓子のストックないな…
なにか作っておこう…)』
皿洗いと片づけを終え、主にシリウス用に置かれているお菓子がなくなっている事に気づき、冷蔵庫や棚を開けて材料を確認して、お菓子作りをするために準備をしていると、ローがぱたんと本を閉じた音がして振り返った。
『お部屋、戻る?』
「いや…おれも手伝う」
『へ?
お菓子だよ?』
がたん、と椅子から立ち上ったローは袖を捲って帽子を机の上に置いた。
甘いものがあまり好きではないローがお菓子作りを手伝ってきたことはない。
ぽかんとしたまま立っていると、頭をぽん、と撫でられた。
「なにすりゃいいんだ」
『え、あ、じゃあこれを…』
ヴォルフの家にいたとき以来、キッチンに並んで立つことがなかったことを思い出し、嬉しそうに笑った恋歌にローもふっと笑みを返して、2人でお菓子作りを始めた。
「菓子…作ってんな…」
「ああ…」
「いい匂いだね」
船に戻ってきた3人は甘いいい匂いがする事に気づいて、こっそりと食堂を覗くと、恋歌とローが並んでお菓子を作っている光景にしばらく固まった。
『これは?』
「あ」
「「「……」」」
焼けたクッキーを恋歌が手に持ち、それをローが恋歌の手からかじり、もぐもぐと咀嚼している。
『美味しい?』
「ああ、美味い」
残ったクッキーを自分の口に入れた恋歌は、ローの感想に嬉しそうに笑うと、お皿にクッキーを移していく。
「なぁ…もうしばらく島で時間潰そうか」
「「さんせー」」
今邪魔をしてはいけないなとそっと3人がその場を離れた。
『どうしたの?』
「…いいや」
その3人の気配にローは気づいていたが、3人が気を遣って離れた事にふっと笑って、ちゅ、と恋歌の頬に口づければ、ほんのりと恋歌の頬が赤く染まった。
「(おれの気持ちを…伝えて、恋歌がどう思うか…
コラさんの話も受け入れてくれたんだ
恋歌は…人の好意を無下にするような奴じゃねぇ)」
『な、なに?』
「クッキーついてた」
『そ、そうなんだ』
顔を赤くした恋歌が可愛く見え、逸らされた視線を合わせるように顎を掴んで今度は唇を合わせる。
「夜…話があるって言ってたな」
『う、ん…
魔法の事、で…』
「おれも…話がある」
『?
わかった』
優しく笑うローの言葉に頷けばまた口づけをされて、顔を赤くすればローが満足そうに笑った。