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風呂から上がった恋歌は新しい服に着替え、部屋で髪を乾かしていると、こんこんとノックの音が聞こえた。
「恋歌ー、昼飯作ってあるけど追加で食べたいものとかあるか?」
声をかけてきたのはペンギンだったので、既に着替え終わっていた恋歌はがちゃりと扉を開けると、手を挙げた状態でペンギンが立っていた。
『ペンギンの…「ぎゃー!!恋歌!!」』
ご飯ならなんでも、と続くはずだった言葉は、ぼふん、と音を立てて顔を真っ赤にしたペンギンが目を逸らしながらわたわたとしていることで声に出すことはできなかった。
『?』
「服を!着なさい!!」
『…着てる』
視線を逸らしながら母親のような注意の仕方をしてくるペンギンに首を傾げていると、肩をがしっと掴まれた。
今の恋歌の格好はいつものシャツを着てはいるが、ボタンを上まで閉めていないため谷間がちらちらと見えており、すらりと伸びた足にはいつものニーハイはなく、スカートから白く細い生足が覗いている。
何の疑いも警戒もされていない事を嬉しく思うべきか、年頃の男として認識されてない事を嘆くべきか悩んだ。
「と、とにかく!そんな恰好でいたらおれが…「…なにしてる」
ぎゃー!!キャプテン!!」
一番この場所に来てほしくなかった人物の声がして、ペンギンがまた大きな叫び声をあげた。
「こ、これは…その、恋歌!
取り敢えず食堂で待ってるから、ちゃんと服を着て来い!」
『わ、わかった』
恋歌の肩を押して無理やり部屋に押し戻し、扉を閉めた後大きなため息をついた。
「言っとくけどおれは何もしてないからな」
「…何も言ってねぇだろ」
「目が怖ぇんだよ
けじめ、早めにつけろよ」
ぽん、とローの肩を叩いたペンギンは、ローに切り刻まれないかと内心どきどきしていたが、何も反論してくることはなかった。
『待ってて、くれたの?』
「ああ…」
恋歌がいつもの服に着替えて部屋から出ると、ローが壁にもたれかかって待っていた。
小走りで待っていてくれたローに駆け寄ると、無言で食堂への道を歩き始める。
『お昼ご飯、何かな』
「…魚の焼ける匂いがする」
『じゃあ、焼き魚かな』
他愛のない話がきちんとできているだろうかと、ちらりと恋歌を見下ろせば、もうすぐわかる昼食はなんだろうかと考えながら歩いている。
「(恋歌を…愛せる、のか?
おれが…コラさんのように…)」
誰にも触れさせたくない、綺麗な声を聞かせたくない、綺麗な容姿を誰にも見せたくない、傍にいて欲しい、愛してほしいと、もらった愛情とは違う、どろどろとした愛を向けてもいいのかと、ぐるぐると考えたが答えは出ない。
「お、来たな
今日は恋歌の祝勝会だからな!」
「恋歌の好きな物いっぱいあるよ!」
「ほらほら、主役は早く座れって!」
なぜわざわざペンギンが追加で食べたいものを聞いてきたのかと思ったが、こういうことかと嬉しそうに笑った恋歌は、シャチが引いてくれた椅子に腰かける。
先ほどの戦いに敗れていればこの昼食は食べられなかった。
「さっきの最後の魔法初めて見た!!
どんなのか教えて欲しい!」
「あ!おれも!!」
決して強い相手ではなかった。
もっと簡単に倒せていたと、そう思う。
それでも勝ったことを自分の事のように喜んでくれ、こうやって楽しませてくれる仲間たちに、最後の魔法について答える為に口を開いた。
「恋歌ー、昼飯作ってあるけど追加で食べたいものとかあるか?」
声をかけてきたのはペンギンだったので、既に着替え終わっていた恋歌はがちゃりと扉を開けると、手を挙げた状態でペンギンが立っていた。
『ペンギンの…「ぎゃー!!恋歌!!」』
ご飯ならなんでも、と続くはずだった言葉は、ぼふん、と音を立てて顔を真っ赤にしたペンギンが目を逸らしながらわたわたとしていることで声に出すことはできなかった。
『?』
「服を!着なさい!!」
『…着てる』
視線を逸らしながら母親のような注意の仕方をしてくるペンギンに首を傾げていると、肩をがしっと掴まれた。
今の恋歌の格好はいつものシャツを着てはいるが、ボタンを上まで閉めていないため谷間がちらちらと見えており、すらりと伸びた足にはいつものニーハイはなく、スカートから白く細い生足が覗いている。
何の疑いも警戒もされていない事を嬉しく思うべきか、年頃の男として認識されてない事を嘆くべきか悩んだ。
「と、とにかく!そんな恰好でいたらおれが…「…なにしてる」
ぎゃー!!キャプテン!!」
一番この場所に来てほしくなかった人物の声がして、ペンギンがまた大きな叫び声をあげた。
「こ、これは…その、恋歌!
取り敢えず食堂で待ってるから、ちゃんと服を着て来い!」
『わ、わかった』
恋歌の肩を押して無理やり部屋に押し戻し、扉を閉めた後大きなため息をついた。
「言っとくけどおれは何もしてないからな」
「…何も言ってねぇだろ」
「目が怖ぇんだよ
けじめ、早めにつけろよ」
ぽん、とローの肩を叩いたペンギンは、ローに切り刻まれないかと内心どきどきしていたが、何も反論してくることはなかった。
『待ってて、くれたの?』
「ああ…」
恋歌がいつもの服に着替えて部屋から出ると、ローが壁にもたれかかって待っていた。
小走りで待っていてくれたローに駆け寄ると、無言で食堂への道を歩き始める。
『お昼ご飯、何かな』
「…魚の焼ける匂いがする」
『じゃあ、焼き魚かな』
他愛のない話がきちんとできているだろうかと、ちらりと恋歌を見下ろせば、もうすぐわかる昼食はなんだろうかと考えながら歩いている。
「(恋歌を…愛せる、のか?
おれが…コラさんのように…)」
誰にも触れさせたくない、綺麗な声を聞かせたくない、綺麗な容姿を誰にも見せたくない、傍にいて欲しい、愛してほしいと、もらった愛情とは違う、どろどろとした愛を向けてもいいのかと、ぐるぐると考えたが答えは出ない。
「お、来たな
今日は恋歌の祝勝会だからな!」
「恋歌の好きな物いっぱいあるよ!」
「ほらほら、主役は早く座れって!」
なぜわざわざペンギンが追加で食べたいものを聞いてきたのかと思ったが、こういうことかと嬉しそうに笑った恋歌は、シャチが引いてくれた椅子に腰かける。
先ほどの戦いに敗れていればこの昼食は食べられなかった。
「さっきの最後の魔法初めて見た!!
どんなのか教えて欲しい!」
「あ!おれも!!」
決して強い相手ではなかった。
もっと簡単に倒せていたと、そう思う。
それでも勝ったことを自分の事のように喜んでくれ、こうやって楽しませてくれる仲間たちに、最後の魔法について答える為に口を開いた。