恋愛相談
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「これが決まれば…!」
周りが星空に包まれた時、恋歌が大技を出す事は知っており、これが決まれば勝てるはずだとごくりと唾を飲み込む。
『【星天魔法 ゾディッ…】!?』
「「「恋歌!!」」」
詠唱を終える前に強くぐいっと腕を引かれ、言葉が途中で途切れべしゃっ、と砂浜に倒れ込んだ。
「なんの能力者かわからないけど、その綺麗な声…秘密がありそうよね」
『(しまった…)』
何が腕を引いたのかと見れば、先ほどマルキが撃ったリボンが砂浜に広がっており、それが恋歌の腕に絡みつき、倒れ込んだ拍子に身体中にリボンが巻き着き、ぎりぎりと締め上げてくる。
『(シリウス、動かせない…)』
刀を握っている腕も締め上げられている為、リボンを斬る事が出来ない。
「わたし好みの綺麗な顔…その顔、歪ませてあげたい…」
動けない恋歌を前にしてにやりと見下ろしてくるマルキが自分に手を伸ばそうとしているのが見え、自分の周りに数えきれないほどの魔方陣を発動させる。
魔方陣から出てくるのは恋歌が収納魔法に保管している武器。
「もうっ!」
身軽なマルキは恋歌の攻撃を体術やリボンで方向を変えたりして避け、どんどんと恋歌から離れていくように誘導をし、腕の近くに武器を召喚し腕のリボンを斬って、シリウスで身体のリボンを斬って立ち上がった。
『【サジタリウス】』
すでに砂浜の上には数えきれないほどの武器が散乱しており、まだ攻撃を避け続けているマルキを狙って弓矢を構える。
「あの子、何の能力者?」
「…教えるわけねぇだろ」
2人の戦いを見ている傍らで、恋歌が使う能力が何なのかが純粋に疑問になりローに問うたが、応えるはずもなかった。
「可愛い上に不思議な能力が使える
それにあの不思議な力を使う時の声…良い声だ…」
うっとりしたような顔をしている男にローはいらっとしたが、負けそうな雰囲気ではないが、勝てそうな雰囲気でもない事に焦りを感じ始めていた。
「(もっと攻めねぇと勝てねぇぞ…)」
早めに決着をつけなければ恋歌の魔力の方が先に尽きてしまう。
「(勝てよ…絶対に…)」
「往生際が悪い子は…嫌いよ!!」
『!!』
切り刻んだリボンやまだ砂浜に散らばっているリボンを操り、短いリボンは身体を切り刻み、それに一瞬目を閉じてしまい長いリボンは両手首に巻き着いた。
「…血に濡れたあなたも可愛い」
ぺろりと切れて血の出た頬を舐められ、ぞわっと鳥肌が立つ。
「でも…もっと歪んだ顔が見たいの」
『(しまっ…!)』
魔法を使うために息を吸い込んだのを警戒され、しゅるん、と軽い音を立てて首にリボンが巻き着き、窒息しない程度の力でぎりぎりと締め付けられる。
声を出さなくとも使える魔法はある為魔方陣を周りに出せば、そこから武器が出てくる前にマルキが腕を横に引く。
『…っ!!』
「あら、強情ね」
ごきん、という音が響き恋歌の目が見開かれ、マルキは恋歌が声を出さなかった事に残念そうな顔をした。
「キャ、キャプテン…今の音…」
嫌な音が聞こえ、シャチが恐る恐るローに顔を向ければ、鬼哭を握る手に力が入っており少し震えていた。
「…肩を、外されたな」
「「ええ!?」」
苦痛に顔を歪めて歯を食いしばっている恋歌は、何が何でも声を出さないようにしているのがわかる。
声を出せばマルキが喜ぶとわかっているから。
周りが星空に包まれた時、恋歌が大技を出す事は知っており、これが決まれば勝てるはずだとごくりと唾を飲み込む。
『【星天魔法 ゾディッ…】!?』
「「「恋歌!!」」」
詠唱を終える前に強くぐいっと腕を引かれ、言葉が途中で途切れべしゃっ、と砂浜に倒れ込んだ。
「なんの能力者かわからないけど、その綺麗な声…秘密がありそうよね」
『(しまった…)』
何が腕を引いたのかと見れば、先ほどマルキが撃ったリボンが砂浜に広がっており、それが恋歌の腕に絡みつき、倒れ込んだ拍子に身体中にリボンが巻き着き、ぎりぎりと締め上げてくる。
『(シリウス、動かせない…)』
刀を握っている腕も締め上げられている為、リボンを斬る事が出来ない。
「わたし好みの綺麗な顔…その顔、歪ませてあげたい…」
動けない恋歌を前にしてにやりと見下ろしてくるマルキが自分に手を伸ばそうとしているのが見え、自分の周りに数えきれないほどの魔方陣を発動させる。
魔方陣から出てくるのは恋歌が収納魔法に保管している武器。
「もうっ!」
身軽なマルキは恋歌の攻撃を体術やリボンで方向を変えたりして避け、どんどんと恋歌から離れていくように誘導をし、腕の近くに武器を召喚し腕のリボンを斬って、シリウスで身体のリボンを斬って立ち上がった。
『【サジタリウス】』
すでに砂浜の上には数えきれないほどの武器が散乱しており、まだ攻撃を避け続けているマルキを狙って弓矢を構える。
「あの子、何の能力者?」
「…教えるわけねぇだろ」
2人の戦いを見ている傍らで、恋歌が使う能力が何なのかが純粋に疑問になりローに問うたが、応えるはずもなかった。
「可愛い上に不思議な能力が使える
それにあの不思議な力を使う時の声…良い声だ…」
うっとりしたような顔をしている男にローはいらっとしたが、負けそうな雰囲気ではないが、勝てそうな雰囲気でもない事に焦りを感じ始めていた。
「(もっと攻めねぇと勝てねぇぞ…)」
早めに決着をつけなければ恋歌の魔力の方が先に尽きてしまう。
「(勝てよ…絶対に…)」
「往生際が悪い子は…嫌いよ!!」
『!!』
切り刻んだリボンやまだ砂浜に散らばっているリボンを操り、短いリボンは身体を切り刻み、それに一瞬目を閉じてしまい長いリボンは両手首に巻き着いた。
「…血に濡れたあなたも可愛い」
ぺろりと切れて血の出た頬を舐められ、ぞわっと鳥肌が立つ。
「でも…もっと歪んだ顔が見たいの」
『(しまっ…!)』
魔法を使うために息を吸い込んだのを警戒され、しゅるん、と軽い音を立てて首にリボンが巻き着き、窒息しない程度の力でぎりぎりと締め付けられる。
声を出さなくとも使える魔法はある為魔方陣を周りに出せば、そこから武器が出てくる前にマルキが腕を横に引く。
『…っ!!』
「あら、強情ね」
ごきん、という音が響き恋歌の目が見開かれ、マルキは恋歌が声を出さなかった事に残念そうな顔をした。
「キャ、キャプテン…今の音…」
嫌な音が聞こえ、シャチが恐る恐るローに顔を向ければ、鬼哭を握る手に力が入っており少し震えていた。
「…肩を、外されたな」
「「ええ!?」」
苦痛に顔を歪めて歯を食いしばっている恋歌は、何が何でも声を出さないようにしているのがわかる。
声を出せばマルキが喜ぶとわかっているから。