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船に戻ってきたローと恋歌は、ローの部屋で薬品棚から二日酔いの薬と、恋歌用にローが作っている喉の薬を持ち、施設に戻ろうと部屋から出ようとして、ローが恋歌の腕を掴んだ。
『どうしたの?』
「…今日、もし、おれが選ばれなかったら…いや…恋歌が選ばれ…いや、そうじゃねぇ…」
珍しく言葉の歯切れが悪いローは、言いたいことがきちんとまとまらず、舌打ちをして俯いてしまった。
自分が選ばれた場合どんな手を使っても勝つつもりでいるが、他の4人が選ばれた場合は見守る事しかできない。
仲間を、恋歌を信じていないわけではないが、何もできないとなれば話は別。
いつものようにピンチの時に手を貸す事もできない。
『ロー』
今のこのぐちゃぐちゃな心をどう言葉にすればいいのかと悩んでいると、ぽすん、とローの胸に頭を預けてきた恋歌の背中に手を回して抱きしめると、恋歌も背中に手を回してきた。
『みんなを、信じてる
それに…もし、わたしが戦うって、なったら…』
ハートの誰が戦おうとも恋歌は負けないと信じている。
一番不安なのは自分が戦うとなった時。
『信じてくれれば、絶対に勝つよ』
「…ああ
信じてる…お前も、あいつらも」
『うん、ロー』
くいっと服を引いて、背伸びをしてローの唇に口づければ、驚いたようにローの目が見開かれた。
『…終わったら、聞いてほしい、話があるの』
「…いくらでも聞いてやる
今日の夜、部屋に来い」
『うん』
勝たなければ果たされない約束をし、強く抱きしめあった後、部屋に戻るために今度こそローの部屋から出た。
部屋に戻れば全員が起きているのを確認して、ローから二日酔いの薬を貰った3人は、軽く朝食を摂った後にそれを飲み、恋歌はローに喉を診せ、問題ないとの診断をされた。
「そういえば昨日恋歌魔法使ったんだよな?」
『うん
喉と、肝臓を、常に回復させてたの』
「へぇ…最近練習してた回復魔法ってやつか」
『まだ不慣れだから、完璧には、できなかったけど…』
「(あれは本気で酔ってたってことか…)」
あれだけの強い酒を飲んで喉も焼けておらず、体調も平気そう。
だが、昨日の少し我儘で甘えたな恋歌はやはり酔っていたのだと、もう人前であまり酒は飲ませないようにしようと密かに決めた。
「お前ら、今日は誰が戦うってなっても絶対に勝て
どんな傷を負ってもおれが治してやる」
急に真面目な話になった為、ローに視線を向けるがローの視線はコーヒーの入ったカップに注がれている。
「絶対に勝つ
勝ってあいつらの宝を奪って…今日の夜は祝杯だ」
「「「アイアイ!!」」」
カップから視線を上げて、全員の目を順番に見れば、ふっと笑みを浮かべる。
びしっとポーズを決めた3人も、頷いた恋歌も、全員が覚悟を決めた。
ローが立ち上がったのを合図に、全員席を立った。
『どうしたの?』
「…今日、もし、おれが選ばれなかったら…いや…恋歌が選ばれ…いや、そうじゃねぇ…」
珍しく言葉の歯切れが悪いローは、言いたいことがきちんとまとまらず、舌打ちをして俯いてしまった。
自分が選ばれた場合どんな手を使っても勝つつもりでいるが、他の4人が選ばれた場合は見守る事しかできない。
仲間を、恋歌を信じていないわけではないが、何もできないとなれば話は別。
いつものようにピンチの時に手を貸す事もできない。
『ロー』
今のこのぐちゃぐちゃな心をどう言葉にすればいいのかと悩んでいると、ぽすん、とローの胸に頭を預けてきた恋歌の背中に手を回して抱きしめると、恋歌も背中に手を回してきた。
『みんなを、信じてる
それに…もし、わたしが戦うって、なったら…』
ハートの誰が戦おうとも恋歌は負けないと信じている。
一番不安なのは自分が戦うとなった時。
『信じてくれれば、絶対に勝つよ』
「…ああ
信じてる…お前も、あいつらも」
『うん、ロー』
くいっと服を引いて、背伸びをしてローの唇に口づければ、驚いたようにローの目が見開かれた。
『…終わったら、聞いてほしい、話があるの』
「…いくらでも聞いてやる
今日の夜、部屋に来い」
『うん』
勝たなければ果たされない約束をし、強く抱きしめあった後、部屋に戻るために今度こそローの部屋から出た。
部屋に戻れば全員が起きているのを確認して、ローから二日酔いの薬を貰った3人は、軽く朝食を摂った後にそれを飲み、恋歌はローに喉を診せ、問題ないとの診断をされた。
「そういえば昨日恋歌魔法使ったんだよな?」
『うん
喉と、肝臓を、常に回復させてたの』
「へぇ…最近練習してた回復魔法ってやつか」
『まだ不慣れだから、完璧には、できなかったけど…』
「(あれは本気で酔ってたってことか…)」
あれだけの強い酒を飲んで喉も焼けておらず、体調も平気そう。
だが、昨日の少し我儘で甘えたな恋歌はやはり酔っていたのだと、もう人前であまり酒は飲ませないようにしようと密かに決めた。
「お前ら、今日は誰が戦うってなっても絶対に勝て
どんな傷を負ってもおれが治してやる」
急に真面目な話になった為、ローに視線を向けるがローの視線はコーヒーの入ったカップに注がれている。
「絶対に勝つ
勝ってあいつらの宝を奪って…今日の夜は祝杯だ」
「「「アイアイ!!」」」
カップから視線を上げて、全員の目を順番に見れば、ふっと笑みを浮かべる。
びしっとポーズを決めた3人も、頷いた恋歌も、全員が覚悟を決めた。
ローが立ち上がったのを合図に、全員席を立った。