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多目的室に戻る前にフロントでブランケットを受け取り、部屋に入れば男がまだ酒を飲んでいた。
「あれ、もう戻ってきたの?」
「ああ」
持ってきたブランケットを眠っている3人にかけてやり、男の前に腰掛ける。
「で、勝負方法どうする?」
「…そうだな」
ローもまだ机の上に残っている酒を煽り、勝負内容を何にしようかと思考を巡らせる。
「んー…じゃあさ…もうここはいっそ海賊らしく…」
『(ここどこ?)』
ローが部屋から出て行ってから数時間後、目を覚ました恋歌は見覚えのない、目がちかちかするほどの装飾が施された部屋のベッドに寝かされている事に首を傾げた。
『(みんなは…?)』
広すぎるベッドから降り、広い室内を隅々まで歩き回るが誰もおらず、身体が沈んでしまうほどの柔らかいソファに腰掛け、どうしようかと考えるように腕を組む。
『(勝手に部屋から出たら怒られるよね…)』
飲み比べの勝負をしていた事は覚えているし、残りが自分とローだけになったところまでは覚えているが、それ以降の記憶がない。
手持無沙汰な恋歌は、ふかふかすぎるソファにごろん、と寝転がり、ぼんやりと天井を見つめる。
『(勝負…どうなったのかな…)』
怒られることを覚悟して部屋から出ようかと考え始めたとき、ベッドがある方からぼすん、と何か重いものが落ちてきた音が聞こえソファから身体を起こした。
「そこにいたのか」
扉からではなく能力で部屋に入ってきたのはローで、ベッドにはまだ眠っている仲間たちが寝転がっている。
ソファから降りてローの元に駆け寄れば、ぽん、と頭を撫でられた。
「もう酔いは覚めてそうだな」
『うん、もう平気』
顔色も良く、ふらつきもなさそうでほっとしたローは、ちらっとまだ眠っている仲間たちに視線を向ける。
『みんなは、大丈夫?』
「ああ、ただの飲み過ぎだからな
船から薬を取ってくる
ここで待ってろ」
『うん』
また能力で部屋からいなくなったローを待っている間になにか出来る事はないかとみんなの顔を覗き込めば、顔色が悪くうんうん唸っている。
一番近くにいるシャチの頭を撫でてやれば、眉間に皺を寄せたままゆっくりと目を開けた。
「…恋歌」
『大丈夫?』
「気持ち悪い…」
『なにか、できることある?』
「そうだな…」
吐きそうなほど気持ち悪いのは確かだが、悪知恵の働いたシャチは心配そうな顔をしている恋歌の手を引いた。
「じゃあ、膝貸して」
『膝?』
くい、と弱々しく手を引かれるがままベッドに腰掛ければ、シャチが太腿の上に頭を乗せた。
「重くねぇ?」
『平気
楽になる?』
「ああ
(警戒心なし、か)」
膝枕など男に簡単にしてはいけないと教えるべきか悩んだが、まぁいいかとちょうどいい柔らかさの膝に本当に気分が良くなってきたような気がする。
『ペンギン、こうすると、楽になるって』
「うぇ…?
ん?…は?シャチお前…なにしてんの?」
「気持ち悪いから看病してもらってるだけなんだけど?」
「いや、まぁ…それは…」
同じように気持ち悪そうにしているペンギンを起こして、反対の足を叩いている恋歌と、既に膝枕をされているシャチを交互に見て呆れたような顔をした。
「怒られるぞ…」
「大丈夫だって」
何を根拠にそう言っているのかわからないが、こんなおいしい機会を逃すのももったいないと、ゆっくりと恋歌の太腿の上に頭を乗せた。
「なんか…恥ずかしいな…」
「そうか?」
ベポは大丈夫だろうかと後ろを振り返っている恋歌は、膝の上に男二人の頭が乗っていても全く気にしていない。
照れているのはペンギンだけで、シャチはだらしのない顔をしながら恋歌の膝枕を堪能している。
「あれ、もう戻ってきたの?」
「ああ」
持ってきたブランケットを眠っている3人にかけてやり、男の前に腰掛ける。
「で、勝負方法どうする?」
「…そうだな」
ローもまだ机の上に残っている酒を煽り、勝負内容を何にしようかと思考を巡らせる。
「んー…じゃあさ…もうここはいっそ海賊らしく…」
『(ここどこ?)』
ローが部屋から出て行ってから数時間後、目を覚ました恋歌は見覚えのない、目がちかちかするほどの装飾が施された部屋のベッドに寝かされている事に首を傾げた。
『(みんなは…?)』
広すぎるベッドから降り、広い室内を隅々まで歩き回るが誰もおらず、身体が沈んでしまうほどの柔らかいソファに腰掛け、どうしようかと考えるように腕を組む。
『(勝手に部屋から出たら怒られるよね…)』
飲み比べの勝負をしていた事は覚えているし、残りが自分とローだけになったところまでは覚えているが、それ以降の記憶がない。
手持無沙汰な恋歌は、ふかふかすぎるソファにごろん、と寝転がり、ぼんやりと天井を見つめる。
『(勝負…どうなったのかな…)』
怒られることを覚悟して部屋から出ようかと考え始めたとき、ベッドがある方からぼすん、と何か重いものが落ちてきた音が聞こえソファから身体を起こした。
「そこにいたのか」
扉からではなく能力で部屋に入ってきたのはローで、ベッドにはまだ眠っている仲間たちが寝転がっている。
ソファから降りてローの元に駆け寄れば、ぽん、と頭を撫でられた。
「もう酔いは覚めてそうだな」
『うん、もう平気』
顔色も良く、ふらつきもなさそうでほっとしたローは、ちらっとまだ眠っている仲間たちに視線を向ける。
『みんなは、大丈夫?』
「ああ、ただの飲み過ぎだからな
船から薬を取ってくる
ここで待ってろ」
『うん』
また能力で部屋からいなくなったローを待っている間になにか出来る事はないかとみんなの顔を覗き込めば、顔色が悪くうんうん唸っている。
一番近くにいるシャチの頭を撫でてやれば、眉間に皺を寄せたままゆっくりと目を開けた。
「…恋歌」
『大丈夫?』
「気持ち悪い…」
『なにか、できることある?』
「そうだな…」
吐きそうなほど気持ち悪いのは確かだが、悪知恵の働いたシャチは心配そうな顔をしている恋歌の手を引いた。
「じゃあ、膝貸して」
『膝?』
くい、と弱々しく手を引かれるがままベッドに腰掛ければ、シャチが太腿の上に頭を乗せた。
「重くねぇ?」
『平気
楽になる?』
「ああ
(警戒心なし、か)」
膝枕など男に簡単にしてはいけないと教えるべきか悩んだが、まぁいいかとちょうどいい柔らかさの膝に本当に気分が良くなってきたような気がする。
『ペンギン、こうすると、楽になるって』
「うぇ…?
ん?…は?シャチお前…なにしてんの?」
「気持ち悪いから看病してもらってるだけなんだけど?」
「いや、まぁ…それは…」
同じように気持ち悪そうにしているペンギンを起こして、反対の足を叩いている恋歌と、既に膝枕をされているシャチを交互に見て呆れたような顔をした。
「怒られるぞ…」
「大丈夫だって」
何を根拠にそう言っているのかわからないが、こんなおいしい機会を逃すのももったいないと、ゆっくりと恋歌の太腿の上に頭を乗せた。
「なんか…恥ずかしいな…」
「そうか?」
ベポは大丈夫だろうかと後ろを振り返っている恋歌は、膝の上に男二人の頭が乗っていても全く気にしていない。
照れているのはペンギンだけで、シャチはだらしのない顔をしながら恋歌の膝枕を堪能している。