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VIPルームの招待券を持ってフロントに行けば、男が酔いつぶれた女の子を抱えている事に怪しむような視線を向けられたが、ローが急かすと慌てたように部屋に案内された。
「それではごゆっくり」
「(なんだこの部屋…)」
部屋に通され室内を見ると、目がちかちかしそうなほどの絢爛さに、趣味が悪いなと眉間に皺が寄った。
『ん…?』
ハートの海賊団全員で横になれそうな大きさのベッドの真ん中に恋歌を下ろそうとしたが、ローの温もりが離れて行きそうな気配を感じ、もう一度ぎゅっと抱き着いてきた。
「はぁ…」
すりすりと擦り寄ってくる恋歌の可愛さに、応えてやるために背中に手を回してやると、ふふっ、と機嫌の良さそうな笑い声が聞こえる。
あまり声を出して笑う事がない恋歌が、声を出した事で余程機嫌がいいのだというのはわかったが、ローはまだ勝負がついていないため戻らなければならない。
「(無理やり置いていくのもな…)」
恋歌の腕を引き剥がす事は簡単だが、そんな事が出来るはずはない。
もう一度眠ってくれればと思い、ぽんぽん、と軽く背中を叩いてやると、ふと恋歌が顔を上げローの頬を両手で挟んで顔を近づけてきた。
『へへっ…』
「…お前なぁ」
むにゅっと押し付けられただけの唇はすぐに離れたが、幸せそうに笑う恋歌に、顔に熱が集まっていく感覚がして、それを見られないように恋歌の肩に顔を埋めた。
「(手放してたまるかよ…)」
『ロー、もう一回』
ぎゅうぎゅうと痛いぐらいに抱きしめ返していると、背中の服を引かれて顔を上げる。
顔を上げた直後にちゅ、っと可愛らしいキスをされたが、それになにかが切れたローは恋歌の後頭部と腰をおさえて少しアルコールの味がする口内に舌をねじ込んだ。
『んっ…んんっ…はっ、』
「(…恋歌のやつ、もしかして)」
いつもより息継ぎがへたくそな恋歌だが、離れたくはないようで背中に回している手の力は緩まない。
『ひゃっ…う…』
服の裾から手を入れ腰を撫でれば、びくっと身体が震えたが、もっとと強請るように唇を押し付けてくる。
『ロー…もっと…触って』
「…そういうのは、素面の時に言え」
むらむらとおさえられない気持ちを誤魔化すようにベッドに押し倒し、恋歌を見下ろせば急に押し倒されたことにきょとんとした顔をしていた。
「お前…魔法、使っただろ」
『?
どうして、わかったの?』
「はぁ…今、キスしたろうが…」
この酔っ払いが、と疲れたようにため息をつけば、原因である恋歌に慰められるように頭を撫でられた。
「こんなに酒が強いわけねぇとは思ったが、まさか魔法を使ってたとはな」
『??
もう、触ってくれないの?』
「…酔っ払いを襲うわけねぇだろ」
むにむにと頬の形を変えてやれば、それすらも嬉しいのか笑顔でそれを受け入れている。
いつもとは違う可愛さにぐらぐらと心が揺れているが、そんな事を知らない恋歌は、抱きしめて欲しいと手を伸ばしてくる。
「はぁ…なんだってんだよ…」
素面の時であればここまで甘えてくれればもっと応えようとは思うが、酔っている相手に理性を崩されるとやばいからと素直に甘やかしてやる事ができない。
『…だめ?』
だが、恋歌に懇願されれば断る事が出来るはずもなく、ぐっと言葉をつまらせながら身体を寄せれば背中に手が回った。
「恋歌、もう寝るぞ」
『うん、一緒に?』
「ああ」
これだけ酔っていれば寝かしつけてやればすぐに寝るだろうと、横に寝転んで抱え込んでやれば胸に擦り寄ってきておとなしく目を閉じた。
とんとん、と背中を軽く叩いてやり、背中に回っている手の力が弱くなったのを確認し、能力で恋歌の横から抜け出して部屋から出た。
「それではごゆっくり」
「(なんだこの部屋…)」
部屋に通され室内を見ると、目がちかちかしそうなほどの絢爛さに、趣味が悪いなと眉間に皺が寄った。
『ん…?』
ハートの海賊団全員で横になれそうな大きさのベッドの真ん中に恋歌を下ろそうとしたが、ローの温もりが離れて行きそうな気配を感じ、もう一度ぎゅっと抱き着いてきた。
「はぁ…」
すりすりと擦り寄ってくる恋歌の可愛さに、応えてやるために背中に手を回してやると、ふふっ、と機嫌の良さそうな笑い声が聞こえる。
あまり声を出して笑う事がない恋歌が、声を出した事で余程機嫌がいいのだというのはわかったが、ローはまだ勝負がついていないため戻らなければならない。
「(無理やり置いていくのもな…)」
恋歌の腕を引き剥がす事は簡単だが、そんな事が出来るはずはない。
もう一度眠ってくれればと思い、ぽんぽん、と軽く背中を叩いてやると、ふと恋歌が顔を上げローの頬を両手で挟んで顔を近づけてきた。
『へへっ…』
「…お前なぁ」
むにゅっと押し付けられただけの唇はすぐに離れたが、幸せそうに笑う恋歌に、顔に熱が集まっていく感覚がして、それを見られないように恋歌の肩に顔を埋めた。
「(手放してたまるかよ…)」
『ロー、もう一回』
ぎゅうぎゅうと痛いぐらいに抱きしめ返していると、背中の服を引かれて顔を上げる。
顔を上げた直後にちゅ、っと可愛らしいキスをされたが、それになにかが切れたローは恋歌の後頭部と腰をおさえて少しアルコールの味がする口内に舌をねじ込んだ。
『んっ…んんっ…はっ、』
「(…恋歌のやつ、もしかして)」
いつもより息継ぎがへたくそな恋歌だが、離れたくはないようで背中に回している手の力は緩まない。
『ひゃっ…う…』
服の裾から手を入れ腰を撫でれば、びくっと身体が震えたが、もっとと強請るように唇を押し付けてくる。
『ロー…もっと…触って』
「…そういうのは、素面の時に言え」
むらむらとおさえられない気持ちを誤魔化すようにベッドに押し倒し、恋歌を見下ろせば急に押し倒されたことにきょとんとした顔をしていた。
「お前…魔法、使っただろ」
『?
どうして、わかったの?』
「はぁ…今、キスしたろうが…」
この酔っ払いが、と疲れたようにため息をつけば、原因である恋歌に慰められるように頭を撫でられた。
「こんなに酒が強いわけねぇとは思ったが、まさか魔法を使ってたとはな」
『??
もう、触ってくれないの?』
「…酔っ払いを襲うわけねぇだろ」
むにむにと頬の形を変えてやれば、それすらも嬉しいのか笑顔でそれを受け入れている。
いつもとは違う可愛さにぐらぐらと心が揺れているが、そんな事を知らない恋歌は、抱きしめて欲しいと手を伸ばしてくる。
「はぁ…なんだってんだよ…」
素面の時であればここまで甘えてくれればもっと応えようとは思うが、酔っている相手に理性を崩されるとやばいからと素直に甘やかしてやる事ができない。
『…だめ?』
だが、恋歌に懇願されれば断る事が出来るはずもなく、ぐっと言葉をつまらせながら身体を寄せれば背中に手が回った。
「恋歌、もう寝るぞ」
『うん、一緒に?』
「ああ」
これだけ酔っていれば寝かしつけてやればすぐに寝るだろうと、横に寝転んで抱え込んでやれば胸に擦り寄ってきておとなしく目を閉じた。
とんとん、と背中を軽く叩いてやり、背中に回っている手の力が弱くなったのを確認し、能力で恋歌の横から抜け出して部屋から出た。