恋愛相談
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恋歌を強制的に勝負から離脱させ、最後は船長同士の一騎打ち。
「てかさ、そんな可愛い子どうやって仲間にしたんだよ」
「…幼馴染みてぇなもんだ」
「まじか!絶対子どもの時も可愛いじゃんー」
「…知ってる」
「将来も楽しみだしな
今のうちに好きになってもらっとかねぇと、数年後誰かに掻っ攫われそう」
「……」
雑談を交わしながらでも酒を飲むペースは変わらず、次々と酒の瓶は空になり、どれだけ強い酒を出されても顔色が全く変わらない。
「てか、思ったんだけどこれ勝負つかねぇだろ」
「奇遇だな
おれもそう思ってたところだ」
すやすやと自分の膝の上で眠っている恋歌の髪をさらりと撫でてやると、ゆっくりと恋歌の目が開いた。
「あれ?起きちゃった?」
勝負内容を変えた方がいいかと考え始めたとき、むくりと恋歌が起き上った。
『?』
「まだ寝てていいぞ
…っと」
ここがどこだかわからないのか、きょろきょろとあたりを見渡しながら首を傾げている恋歌は、声でローが近くにいることを思い出し、嬉しそうに笑って膝の上に腰を下ろして正面からぎゅっと抱き着いてきた。
『ロー…ぎゅ、ってして』
「…後でな」
『今がいい…』
「はぁ…」
酔っている恋歌は少し我儘になり、今でないと嫌だと首を横に振る。
2人きりであれば望むようにしてやるが、今のこの状態では応えてやることはできない。
「その子がそんな状態じゃ勝負は一時休戦かな」
「部屋に寝かせてくる」
「それはそのまま逃げられる可能性があるからダメ
あ、じゃあこれあげるよ」
笑いながら男が渡してきたのは、一枚の紙。
「…てめぇ…やっぱり気持ち悪いな…」
「欲しいものはどんな手段を使っても奪う
それが海賊だろ」
もっともらしいことを言ってはいるが男が渡してきたのは、昨日食堂で従業員が渡してきたVIPルームの招待券。
やはりあの時の嫌な予感は正しかったのだと小さく舌打ちをした。
「今日はなにも仕掛けてないよ
その子が満足するまで相手してあげるといい
最後になるかもしれないしね」
「んなわけねぇだろ
そいつらにも手出すんじゃねぇよ」
「男には興味ありませーん」
胡散臭い笑みを浮かべているが、電伝虫を仕掛けられていれば自分の能力でわかるはずだと、招待券をひったくり恋歌を抱きかかえて部屋から出て行った。
「てかさ、そんな可愛い子どうやって仲間にしたんだよ」
「…幼馴染みてぇなもんだ」
「まじか!絶対子どもの時も可愛いじゃんー」
「…知ってる」
「将来も楽しみだしな
今のうちに好きになってもらっとかねぇと、数年後誰かに掻っ攫われそう」
「……」
雑談を交わしながらでも酒を飲むペースは変わらず、次々と酒の瓶は空になり、どれだけ強い酒を出されても顔色が全く変わらない。
「てか、思ったんだけどこれ勝負つかねぇだろ」
「奇遇だな
おれもそう思ってたところだ」
すやすやと自分の膝の上で眠っている恋歌の髪をさらりと撫でてやると、ゆっくりと恋歌の目が開いた。
「あれ?起きちゃった?」
勝負内容を変えた方がいいかと考え始めたとき、むくりと恋歌が起き上った。
『?』
「まだ寝てていいぞ
…っと」
ここがどこだかわからないのか、きょろきょろとあたりを見渡しながら首を傾げている恋歌は、声でローが近くにいることを思い出し、嬉しそうに笑って膝の上に腰を下ろして正面からぎゅっと抱き着いてきた。
『ロー…ぎゅ、ってして』
「…後でな」
『今がいい…』
「はぁ…」
酔っている恋歌は少し我儘になり、今でないと嫌だと首を横に振る。
2人きりであれば望むようにしてやるが、今のこの状態では応えてやることはできない。
「その子がそんな状態じゃ勝負は一時休戦かな」
「部屋に寝かせてくる」
「それはそのまま逃げられる可能性があるからダメ
あ、じゃあこれあげるよ」
笑いながら男が渡してきたのは、一枚の紙。
「…てめぇ…やっぱり気持ち悪いな…」
「欲しいものはどんな手段を使っても奪う
それが海賊だろ」
もっともらしいことを言ってはいるが男が渡してきたのは、昨日食堂で従業員が渡してきたVIPルームの招待券。
やはりあの時の嫌な予感は正しかったのだと小さく舌打ちをした。
「今日はなにも仕掛けてないよ
その子が満足するまで相手してあげるといい
最後になるかもしれないしね」
「んなわけねぇだろ
そいつらにも手出すんじゃねぇよ」
「男には興味ありませーん」
胡散臭い笑みを浮かべているが、電伝虫を仕掛けられていれば自分の能力でわかるはずだと、招待券をひったくり恋歌を抱きかかえて部屋から出て行った。