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そしてもう何杯目かも数える事をやめしばらく経った頃、がちゃん、っと机に何かがぶつかる音が聞こえた。
『シャチ…』
相手の海賊も2人すでにダウンしているが、こちらも2人目のダウン。
身体を揺すってみると、顔を真っ赤にしてうんうん唸っている。
「恋歌、悪い…
おれもそろそろやばい…」
『…うん、ごめん』
頭を押さえて顔を真っ赤にしているペンギンも、自分の限界が近いとわかっており、意識を失う前に謝罪の言葉を口にするが、本来は楽しく飲めるはずのお酒を無理させて飲ませているのは自分の所為。
責めることなどできるはずもないと、目の前に置かれた注がれたお酒を飲み干す。
「(…無理してるようには見えねぇが…恋歌、酒強いのか?)」
酒を飲み干す度に眉間に皺を寄せるが、ほんのり顔が赤くなり、頭をローの肩に預けているだけ。
『(頭が痛い…)』
「…どうした」
すり、っと机の下にあるローの手を撫で、小指を絡めれば、心配そうに顔を覗きこまれる。
何でもないと首を横に振れば、手を絡めて繋ぎ直してくれた。
「酔ったら甘えたになるなんて可愛いなー…
おれのところに来ても甘えてくれるかな」
まったく酔っている様子のない男がローに甘えるように擦り寄っている様子を見て、羨ましそうな視線を向けると、小さく舌打ちしたローが自分の帽子を恋歌にかぶせた。
「さっさと次だ」
この状態の恋歌を晒すつもりはさらさらないローは、さっさと勝負を決めてしまおうと、次の酒を催促する。
それから数杯飲んだ後、ペンギンが机に突っ伏して眠りはじめ、相手は4人がダウン。
ハートの海賊団はローと恋歌の2人、相手は船長1人が残っている。
「その子、意外とダークホースだったね
そんな可愛い顔してお酒強いなんてさ、最高だ」
正直ここまで恋歌が残るとはローも予想外だったが、擦り寄ってくる恋歌は可愛い。
これ以上この可愛い恋歌を見せたくはないが、勝負がつきそうにない。
「もうちょっと強いのいこうか」
『(まだ強いお酒あるの…?)』
どん、と机に置かれた大きなビンに、別の意味で眩暈がした恋歌は、泣きそうになるのを耐えて握っている手に力を入れた。
「恋歌、おれは負けねぇから無理はするな」
『まだ、頑張る…』
ローの事を信じていないわけではないが、自分の為にしてくれている事に、何も自分が頑張らないのは嫌だと首を振る。
「いいじゃないか、頑張るって言ってるんだから
それに酔い潰れてくれてた方がこっちには都合がいいしね」
グラスいっぱいにお酒を注がれ、男はそれを余裕そうな笑みで飲み干す。
ローもそれを一口で飲み切ったが、その味に眉間にしわが寄った。
「おい恋歌、もうこれ以上はやめとけ
これは無理だ」
ローでも少し喉がピリッとした感覚に、恋歌には無理だと悟り、グラスを取り上げようとするが、それより先に恋歌が酒を飲み切った。
『…っ!!』
「だから言ったろ…
ほら、水飲め」
ごくん、と喉が鳴った瞬間に涙目になってじたばたしている恋歌に、呆れたような視線を向けて水を差しだしてやればそれを一気に飲み干した。
「これ以上は喉に負担がかかる
もうあとはおれに任せろ」
恋歌の魔法の特性上喉を大切にしないといけない事も理解しているローは、アルコールで喉が焼け恋歌の綺麗な声が聞けなくなるのは嫌だと、なるべく優しく声をかけてやれば、ものすごく不服そうな顔をして小さく頷いた。
「寝てろ」
膝をぽん、と叩かれ帽子を脱いでそこに頭を乗せれば、髪を整えるように頭を撫でられ、その心地よさに急に眠気が襲ってきた恋歌は、その眠気に負けて目を閉じた。
『シャチ…』
相手の海賊も2人すでにダウンしているが、こちらも2人目のダウン。
身体を揺すってみると、顔を真っ赤にしてうんうん唸っている。
「恋歌、悪い…
おれもそろそろやばい…」
『…うん、ごめん』
頭を押さえて顔を真っ赤にしているペンギンも、自分の限界が近いとわかっており、意識を失う前に謝罪の言葉を口にするが、本来は楽しく飲めるはずのお酒を無理させて飲ませているのは自分の所為。
責めることなどできるはずもないと、目の前に置かれた注がれたお酒を飲み干す。
「(…無理してるようには見えねぇが…恋歌、酒強いのか?)」
酒を飲み干す度に眉間に皺を寄せるが、ほんのり顔が赤くなり、頭をローの肩に預けているだけ。
『(頭が痛い…)』
「…どうした」
すり、っと机の下にあるローの手を撫で、小指を絡めれば、心配そうに顔を覗きこまれる。
何でもないと首を横に振れば、手を絡めて繋ぎ直してくれた。
「酔ったら甘えたになるなんて可愛いなー…
おれのところに来ても甘えてくれるかな」
まったく酔っている様子のない男がローに甘えるように擦り寄っている様子を見て、羨ましそうな視線を向けると、小さく舌打ちしたローが自分の帽子を恋歌にかぶせた。
「さっさと次だ」
この状態の恋歌を晒すつもりはさらさらないローは、さっさと勝負を決めてしまおうと、次の酒を催促する。
それから数杯飲んだ後、ペンギンが机に突っ伏して眠りはじめ、相手は4人がダウン。
ハートの海賊団はローと恋歌の2人、相手は船長1人が残っている。
「その子、意外とダークホースだったね
そんな可愛い顔してお酒強いなんてさ、最高だ」
正直ここまで恋歌が残るとはローも予想外だったが、擦り寄ってくる恋歌は可愛い。
これ以上この可愛い恋歌を見せたくはないが、勝負がつきそうにない。
「もうちょっと強いのいこうか」
『(まだ強いお酒あるの…?)』
どん、と机に置かれた大きなビンに、別の意味で眩暈がした恋歌は、泣きそうになるのを耐えて握っている手に力を入れた。
「恋歌、おれは負けねぇから無理はするな」
『まだ、頑張る…』
ローの事を信じていないわけではないが、自分の為にしてくれている事に、何も自分が頑張らないのは嫌だと首を振る。
「いいじゃないか、頑張るって言ってるんだから
それに酔い潰れてくれてた方がこっちには都合がいいしね」
グラスいっぱいにお酒を注がれ、男はそれを余裕そうな笑みで飲み干す。
ローもそれを一口で飲み切ったが、その味に眉間にしわが寄った。
「おい恋歌、もうこれ以上はやめとけ
これは無理だ」
ローでも少し喉がピリッとした感覚に、恋歌には無理だと悟り、グラスを取り上げようとするが、それより先に恋歌が酒を飲み切った。
『…っ!!』
「だから言ったろ…
ほら、水飲め」
ごくん、と喉が鳴った瞬間に涙目になってじたばたしている恋歌に、呆れたような視線を向けて水を差しだしてやればそれを一気に飲み干した。
「これ以上は喉に負担がかかる
もうあとはおれに任せろ」
恋歌の魔法の特性上喉を大切にしないといけない事も理解しているローは、アルコールで喉が焼け恋歌の綺麗な声が聞けなくなるのは嫌だと、なるべく優しく声をかけてやれば、ものすごく不服そうな顔をして小さく頷いた。
「寝てろ」
膝をぽん、と叩かれ帽子を脱いでそこに頭を乗せれば、髪を整えるように頭を撫でられ、その心地よさに急に眠気が襲ってきた恋歌は、その眠気に負けて目を閉じた。