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2人が戦闘態勢に入ったのを見て、男の周りに突っ立っていた男たちもそれぞれ武器を構える。
「…どうすりゃこの写真を消すんだ」
「キャプテン?」
「お、話が早いね」
「どうせそいつだけじゃなく他の電伝虫にもデータ残してんだろ」
「バレてら」
ローの能力で目の前の電伝虫を奪い取って壊す事は簡単だが、この気味の悪い笑みを浮かべた男が、交渉材料になる写真のデータを簡単に目の前にちらつかせるわけはないとわかっていた。
「おれの要求はただ一つ
その子を賭けておれたちと勝負しろ」
「…いいぜ
おれたちが勝ったらその写真データと、お前たちの持ってる宝全部だ」
そんなもので恋歌と釣り合うとは微塵も思っていないが、データは絶対消したい上に何かおまけでもないとやってられないと、半ばやけくそ気味に要求をすれば、男はにやりと笑ってそれを承諾した。
『ロー…!
そんなもののために、みんなを…!』
勝負内容が何かはわからないが、自分の所為で仲間が怪我するのは嫌だと伝えようとすれば、むに、と頬をつままれた。
「お前の写真があんなやつの手元にあるなんて…おれが嫌なんだ
それに…負ける気はねぇよ」
『で、も…』
「信じろ」
たった一言、そう言われて、恋歌はもう何も言う事は出来ないと小さく謝罪の言葉を口にした。
「いやー、何回聞いてもその声もいいよねー
おれたちのところに来たらいっぱい喋ってもらうからね」
ぺろっと唇を舐めた男にぞわっとした恋歌は、咄嗟にローの手を握った。
「大丈夫だ」
『うん…』
力強く手を握り返してくれるローから離れたくないと願いを込めて、勝負内容が簡単なものであるようにと願った。
勝負内容を何にするか船長同士で話し合い、なぜか飲み比べをすることになった。
「てかあいつ海賊船の船長だったんだな…」
「たしかに…」
お互いに持っている酒を持ち寄ろうと、一度船に戻り船内にある酒をかき集めている。
一番の驚きだったのがあのへらへらとした男が海賊船の船長だった事。
指名手配こそされていないらしいが、不気味な雰囲気に何かを感じたのはたしか。
『お酒…飲んだことないけど、大丈夫かな…』
「「……」」
勝負内容は5対5の飲み比べで恋歌も参加人数に入っている。
しかし今まで恋歌はお酒を飲んだことはない。
「おれも…お酒って臭いがきついから嫌いなんだよな…」
ベポもお酒は飲んだことがなく、今回初めて飲むことになった。
「おれたちの中で一番強いのはキャプテンだけど…」
「あいつら全員強そうだったよな…」
ハートの海賊団の中で一番酒に強いのはロー。
それでも不安が残るのは相手が5人とも強そうだったから。
「大丈夫だって!
おれたちもそこそこ強いから!!」
『うん、ありがとう』
ペンギンとシャチもお酒に弱いわけではない。
むしろ強い方だとは思うが、ローが規格外なだけ。
それでも自分達より体格のいい男たちなら、アルコールの摂取可能な量は変わってくる。
『(アルコール…ってことは、喉に負担がかかる…
声を出して使う星の魔法は使えないかもしれない…)』
守られるだけではなく自分でできる事はしようと、肩に乗っているシリウスに視線を向けた。
「…どうすりゃこの写真を消すんだ」
「キャプテン?」
「お、話が早いね」
「どうせそいつだけじゃなく他の電伝虫にもデータ残してんだろ」
「バレてら」
ローの能力で目の前の電伝虫を奪い取って壊す事は簡単だが、この気味の悪い笑みを浮かべた男が、交渉材料になる写真のデータを簡単に目の前にちらつかせるわけはないとわかっていた。
「おれの要求はただ一つ
その子を賭けておれたちと勝負しろ」
「…いいぜ
おれたちが勝ったらその写真データと、お前たちの持ってる宝全部だ」
そんなもので恋歌と釣り合うとは微塵も思っていないが、データは絶対消したい上に何かおまけでもないとやってられないと、半ばやけくそ気味に要求をすれば、男はにやりと笑ってそれを承諾した。
『ロー…!
そんなもののために、みんなを…!』
勝負内容が何かはわからないが、自分の所為で仲間が怪我するのは嫌だと伝えようとすれば、むに、と頬をつままれた。
「お前の写真があんなやつの手元にあるなんて…おれが嫌なんだ
それに…負ける気はねぇよ」
『で、も…』
「信じろ」
たった一言、そう言われて、恋歌はもう何も言う事は出来ないと小さく謝罪の言葉を口にした。
「いやー、何回聞いてもその声もいいよねー
おれたちのところに来たらいっぱい喋ってもらうからね」
ぺろっと唇を舐めた男にぞわっとした恋歌は、咄嗟にローの手を握った。
「大丈夫だ」
『うん…』
力強く手を握り返してくれるローから離れたくないと願いを込めて、勝負内容が簡単なものであるようにと願った。
勝負内容を何にするか船長同士で話し合い、なぜか飲み比べをすることになった。
「てかあいつ海賊船の船長だったんだな…」
「たしかに…」
お互いに持っている酒を持ち寄ろうと、一度船に戻り船内にある酒をかき集めている。
一番の驚きだったのがあのへらへらとした男が海賊船の船長だった事。
指名手配こそされていないらしいが、不気味な雰囲気に何かを感じたのはたしか。
『お酒…飲んだことないけど、大丈夫かな…』
「「……」」
勝負内容は5対5の飲み比べで恋歌も参加人数に入っている。
しかし今まで恋歌はお酒を飲んだことはない。
「おれも…お酒って臭いがきついから嫌いなんだよな…」
ベポもお酒は飲んだことがなく、今回初めて飲むことになった。
「おれたちの中で一番強いのはキャプテンだけど…」
「あいつら全員強そうだったよな…」
ハートの海賊団の中で一番酒に強いのはロー。
それでも不安が残るのは相手が5人とも強そうだったから。
「大丈夫だって!
おれたちもそこそこ強いから!!」
『うん、ありがとう』
ペンギンとシャチもお酒に弱いわけではない。
むしろ強い方だとは思うが、ローが規格外なだけ。
それでも自分達より体格のいい男たちなら、アルコールの摂取可能な量は変わってくる。
『(アルコール…ってことは、喉に負担がかかる…
声を出して使う星の魔法は使えないかもしれない…)』
守られるだけではなく自分でできる事はしようと、肩に乗っているシリウスに視線を向けた。