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一先ず部屋に戻ってから恋歌が先に風呂に入り、今はローが風呂に入っている。
『(こんな時間からどこ行くんだろ…)』
髪を乾かした後、ローが戻ってくるまで本を読んでいるが、すでに日付は変わっている時間。
こんな時間から行くところがあるのかとぼんやり考えていると、部屋の扉がノックされたような音が聞こえて顔を上げた。
『(今…ノックされた?)』
一瞬気のせいかと思ったが、今度は先ほどより大きめの音でノックされたので、気のせいではなかったかと立ち上がった。
こんな時間に扉をノックされるということは、この施設の従業員ではなく仲間の誰かかと警戒もせず扉を開けると、確認もせずに扉を開けた事を後悔した。
「あ!やっぱりこの部屋で正解!!
わ!ちょっとちょっと!!」
食堂で横にいた男であるという事に気づき、すぐに扉を閉めようとしたが、閉め切る前に手を差しこまれ強制的に扉を開けられた。
ずいずいと部屋の中に男が入ってきたため、ローのところに逃げようと踵を返したが、足を踏み出す前に手首を掴まれぐいっと引き寄せられた。
アルコールの臭いがし、嫌悪感でぶわっと全身に鳥肌が立つ。
「やっぱ可愛いなー
仲間は男ばっかりみたいだしここは1人部屋?」
『こ、の…!』
「…!」
腰に手を回してこようとするので、浴衣の裾を持って足を振り上げて、男の股間を蹴りあげた。
いきなりの急所への攻撃に目を見開いた男は、股間をおさえてうずくまった。
『(ミーシャありがとう)』
襲われた時はこうすれば逃げる時間を稼げると教えてもらっていた為、それを実行したのだが効果抜群なようで、心の中でミーシャにお礼を言い、手を離されたので風呂場の方へ向かう。
『ロー…!』
「!!」
がらっ、っと勢いよく脱衣所の扉を開ければ、ちょうど浴衣を着ようとしているローが、入ってきた恋歌に驚いたように目を見開いた。
『あの、さっきの人が、入ってきて…』
「は?」
さっきの人、というのがあまりぴんとこなかったが、焦っているような顔をしている恋歌に、何があったのかと脱衣所から顔を出せば、見覚えのある男が部屋の中でうずくまっているのが見えた。
「あいつ…!」
恋歌を背中に隠し、鬼哭を握ったローはなにかあってもすぐに対処できるように部屋の中に”ROOM”を広げた。
「怪我はねぇか」
『う、うん』
取り敢えず怪我はなさそうでほっとしたが、それ以外になにかされていないかの確認は後回しにしようと、立ち上がる様子のない男の首根っこを掴み扉を開ける。
「おれが戻ってくるまで鍵をかけて扉は開けるな
あいつらでもだ
いいな?」
ローの言葉に頷いた恋歌は、男を引きずって出て行った直後、すぐに扉に鍵をかけた。
『(どうして…この部屋にわたしがいるってわかったんだろ…)』
男に触られた手首を擦って掴まれた感覚を消し、ローが戻ってくるまでおとなしくしていようと座椅子に腰掛けた。
「邪魔するぞ」
「「「え」」」
ローが男を引きずって向かった先は仲間たちの部屋。
武器を持っていきなり現れたローに、トランプをしていた手が止まり、ぽい、と投げられた男にぎょっとしたように目を見開いた。
「え、こいつ…さっきの…」
「部屋に入ってきた
お前らで見張っとけ」
「え!?どうやって!?」
「…さぁ」
「あの子が普通に入れてくれたぞー」
足をローの能力で切り落とされている男は、逃げる事もできずおとなしくされるがまま。
「…まぁ恋歌には後で注意しとく
それよりどうやってあいつの部屋があそこだとわかった」
「可愛い子の行先は把握してんの、おれ」
「キャプテン…こいつお酒臭いよ…」
強いアルコールの臭いにベポが嫌そうな顔をし、シリウスも鼻をおさえてうずくまっている。
酔っ払いになにを聞いても無駄かとため息をついたローは、いつまでも恋歌を1人にするわけにはいかないと後を仲間たちに任せる事にした。
「おい、駄犬
お前最近なぜ恋歌の傍にいねぇんだ」
最初こそほとんど恋歌の傍にいたシリウスだが、最近はベポと一緒にいる事が多い。
一応恋歌の武器という立場なのに、近くにいない事が多くなってきている事に疑問を口にすれば、鼻をおさえたまま呆れたような視線を向けられた。
「…おれは恋歌に呼ばれればすぐに召喚されるようになったんだよ
ちゃんと恋歌にその魔法は習得させた
それに、主人の恋路を邪魔するほど野暮でもないしな」
「…変な気遣いやめろ」
シリウスにまでばれているとわかったローは一瞬嫌そうな顔をしたが、いざというときの武器は大丈夫ということがわかり、後は任せたと部屋から出て行った。
「こいつ…どうするよ…」
『(こんな時間からどこ行くんだろ…)』
髪を乾かした後、ローが戻ってくるまで本を読んでいるが、すでに日付は変わっている時間。
こんな時間から行くところがあるのかとぼんやり考えていると、部屋の扉がノックされたような音が聞こえて顔を上げた。
『(今…ノックされた?)』
一瞬気のせいかと思ったが、今度は先ほどより大きめの音でノックされたので、気のせいではなかったかと立ち上がった。
こんな時間に扉をノックされるということは、この施設の従業員ではなく仲間の誰かかと警戒もせず扉を開けると、確認もせずに扉を開けた事を後悔した。
「あ!やっぱりこの部屋で正解!!
わ!ちょっとちょっと!!」
食堂で横にいた男であるという事に気づき、すぐに扉を閉めようとしたが、閉め切る前に手を差しこまれ強制的に扉を開けられた。
ずいずいと部屋の中に男が入ってきたため、ローのところに逃げようと踵を返したが、足を踏み出す前に手首を掴まれぐいっと引き寄せられた。
アルコールの臭いがし、嫌悪感でぶわっと全身に鳥肌が立つ。
「やっぱ可愛いなー
仲間は男ばっかりみたいだしここは1人部屋?」
『こ、の…!』
「…!」
腰に手を回してこようとするので、浴衣の裾を持って足を振り上げて、男の股間を蹴りあげた。
いきなりの急所への攻撃に目を見開いた男は、股間をおさえてうずくまった。
『(ミーシャありがとう)』
襲われた時はこうすれば逃げる時間を稼げると教えてもらっていた為、それを実行したのだが効果抜群なようで、心の中でミーシャにお礼を言い、手を離されたので風呂場の方へ向かう。
『ロー…!』
「!!」
がらっ、っと勢いよく脱衣所の扉を開ければ、ちょうど浴衣を着ようとしているローが、入ってきた恋歌に驚いたように目を見開いた。
『あの、さっきの人が、入ってきて…』
「は?」
さっきの人、というのがあまりぴんとこなかったが、焦っているような顔をしている恋歌に、何があったのかと脱衣所から顔を出せば、見覚えのある男が部屋の中でうずくまっているのが見えた。
「あいつ…!」
恋歌を背中に隠し、鬼哭を握ったローはなにかあってもすぐに対処できるように部屋の中に”ROOM”を広げた。
「怪我はねぇか」
『う、うん』
取り敢えず怪我はなさそうでほっとしたが、それ以外になにかされていないかの確認は後回しにしようと、立ち上がる様子のない男の首根っこを掴み扉を開ける。
「おれが戻ってくるまで鍵をかけて扉は開けるな
あいつらでもだ
いいな?」
ローの言葉に頷いた恋歌は、男を引きずって出て行った直後、すぐに扉に鍵をかけた。
『(どうして…この部屋にわたしがいるってわかったんだろ…)』
男に触られた手首を擦って掴まれた感覚を消し、ローが戻ってくるまでおとなしくしていようと座椅子に腰掛けた。
「邪魔するぞ」
「「「え」」」
ローが男を引きずって向かった先は仲間たちの部屋。
武器を持っていきなり現れたローに、トランプをしていた手が止まり、ぽい、と投げられた男にぎょっとしたように目を見開いた。
「え、こいつ…さっきの…」
「部屋に入ってきた
お前らで見張っとけ」
「え!?どうやって!?」
「…さぁ」
「あの子が普通に入れてくれたぞー」
足をローの能力で切り落とされている男は、逃げる事もできずおとなしくされるがまま。
「…まぁ恋歌には後で注意しとく
それよりどうやってあいつの部屋があそこだとわかった」
「可愛い子の行先は把握してんの、おれ」
「キャプテン…こいつお酒臭いよ…」
強いアルコールの臭いにベポが嫌そうな顔をし、シリウスも鼻をおさえてうずくまっている。
酔っ払いになにを聞いても無駄かとため息をついたローは、いつまでも恋歌を1人にするわけにはいかないと後を仲間たちに任せる事にした。
「おい、駄犬
お前最近なぜ恋歌の傍にいねぇんだ」
最初こそほとんど恋歌の傍にいたシリウスだが、最近はベポと一緒にいる事が多い。
一応恋歌の武器という立場なのに、近くにいない事が多くなってきている事に疑問を口にすれば、鼻をおさえたまま呆れたような視線を向けられた。
「…おれは恋歌に呼ばれればすぐに召喚されるようになったんだよ
ちゃんと恋歌にその魔法は習得させた
それに、主人の恋路を邪魔するほど野暮でもないしな」
「…変な気遣いやめろ」
シリウスにまでばれているとわかったローは一瞬嫌そうな顔をしたが、いざというときの武器は大丈夫ということがわかり、後は任せたと部屋から出て行った。
「こいつ…どうするよ…」