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そして総当たり戦の結果は、
ローが4勝0敗
シャチが3勝1敗
ペンギンが2勝2敗
ベポが1勝3敗
恋歌が0勝4敗
という結果になった。
『へへ、負けちゃった』
「意外と…運動音痴、なんだな」
負けたことに関しては全く気にしていないようだが、意外と空振りの回数が多かったことや、ラケットではなく身体にボールが当たったりしていた事に周りは驚いていた。
「強い、のにな」
「ああ…」
失敗したときに恥ずかしそうにしている姿は可愛らしく、その姿にきゅんとして少し手加減をしても恋歌は勝てなかった。
戦闘時は頼りになるのにな、とは思ったが可愛らしい一面も見れたので、まぁいいかと息をはいた。
『?』
「どうした」
ローとベポに慰められていると、ぴく、と何かに反応した恋歌が、あたりをきょろきょろと見渡した。
『…今なにか、視線を感じた…ような…?』
「視線?」
一瞬だけ背筋がぞわっとするような感覚がしたが、今はもうその視線は感じない。
ローもあたりを見渡してくれるが、今卓球場にはハートの海賊団しかいない上に、こちらに向けられる視線は感じ取れない。
『気のせい、かも』
「…いや、警戒するにこしたことはねぇ
1人にはなるなよ」
『うん、わかった』
恋歌だけに向けられた視線という可能性があり、先ほどの男も逃げたという事であれば、用心する必要があるなと、他の3人にも目配せをして無言で頷き合った。
「さ、次は何して遊ぶ?」
視線の事を恋歌が気にしなくてもいいように、にぱっと笑ってシャチが恋歌の手を引く。
『え、っと…』
「あ、おれこれが気になってんだけど…」
卓球場を出てフロアマップを見ている一番後ろで、ローが施設内をぐるっと見渡して難しい顔をしている。
「(顔をちょっと見せて過ごしただけでこれか…
恋歌の自由を守ってやるためには…もっと強くならねぇと…)」
いつも船内以外では顔を隠して過ごし、遊びの間だけ変装をしていないだけで好奇の視線を向けられる。
自由とは程遠い生活しか送らせてやれない事に不甲斐なさを感じるが、今日ここでだけでも楽しく過ごしてもらおうと周りにも注意を向けた。
「あー!楽しかった!!」
卓球の後は縁日のように豊富な施設の遊技場を回り、汗をかいたのでまた大浴場に行きたいと言うので、今日のところは解散しようとなった。
「んじゃおれらは風呂行ってくるわ」
『うん、また明日ね
おやすみ』
「「「おやすみー」」」
大浴場に向かう3人の背中を見送り、ローと恋歌は部屋の方に足を向けた。
「恋歌、夜に時間くれって言ったの覚えてるか?」
『うん、覚えてるよ』
「風呂から上がった後、時間いいか?」
『もちろん』
食堂で言われたことは覚えていたが、普通に全員で遊び今の時間は日付が変わる少し前。
全員で遊ぶことが目的だったのかと思っていたが、ちゃんと覚えていると頷けばほっとしたような顔をされた。
ローが4勝0敗
シャチが3勝1敗
ペンギンが2勝2敗
ベポが1勝3敗
恋歌が0勝4敗
という結果になった。
『へへ、負けちゃった』
「意外と…運動音痴、なんだな」
負けたことに関しては全く気にしていないようだが、意外と空振りの回数が多かったことや、ラケットではなく身体にボールが当たったりしていた事に周りは驚いていた。
「強い、のにな」
「ああ…」
失敗したときに恥ずかしそうにしている姿は可愛らしく、その姿にきゅんとして少し手加減をしても恋歌は勝てなかった。
戦闘時は頼りになるのにな、とは思ったが可愛らしい一面も見れたので、まぁいいかと息をはいた。
『?』
「どうした」
ローとベポに慰められていると、ぴく、と何かに反応した恋歌が、あたりをきょろきょろと見渡した。
『…今なにか、視線を感じた…ような…?』
「視線?」
一瞬だけ背筋がぞわっとするような感覚がしたが、今はもうその視線は感じない。
ローもあたりを見渡してくれるが、今卓球場にはハートの海賊団しかいない上に、こちらに向けられる視線は感じ取れない。
『気のせい、かも』
「…いや、警戒するにこしたことはねぇ
1人にはなるなよ」
『うん、わかった』
恋歌だけに向けられた視線という可能性があり、先ほどの男も逃げたという事であれば、用心する必要があるなと、他の3人にも目配せをして無言で頷き合った。
「さ、次は何して遊ぶ?」
視線の事を恋歌が気にしなくてもいいように、にぱっと笑ってシャチが恋歌の手を引く。
『え、っと…』
「あ、おれこれが気になってんだけど…」
卓球場を出てフロアマップを見ている一番後ろで、ローが施設内をぐるっと見渡して難しい顔をしている。
「(顔をちょっと見せて過ごしただけでこれか…
恋歌の自由を守ってやるためには…もっと強くならねぇと…)」
いつも船内以外では顔を隠して過ごし、遊びの間だけ変装をしていないだけで好奇の視線を向けられる。
自由とは程遠い生活しか送らせてやれない事に不甲斐なさを感じるが、今日ここでだけでも楽しく過ごしてもらおうと周りにも注意を向けた。
「あー!楽しかった!!」
卓球の後は縁日のように豊富な施設の遊技場を回り、汗をかいたのでまた大浴場に行きたいと言うので、今日のところは解散しようとなった。
「んじゃおれらは風呂行ってくるわ」
『うん、また明日ね
おやすみ』
「「「おやすみー」」」
大浴場に向かう3人の背中を見送り、ローと恋歌は部屋の方に足を向けた。
「恋歌、夜に時間くれって言ったの覚えてるか?」
『うん、覚えてるよ』
「風呂から上がった後、時間いいか?」
『もちろん』
食堂で言われたことは覚えていたが、普通に全員で遊び今の時間は日付が変わる少し前。
全員で遊ぶことが目的だったのかと思っていたが、ちゃんと覚えていると頷けばほっとしたような顔をされた。