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「じゃあさ!気分転換に遊ぼうぜ!」
近くにある館内案内を指さして、遊戯施設のある場所に行こうと誘う。
それに全員が賛同し、勝負ごとに自然と罰ゲームが決まる。
「よし、これに負けたら1週間皿洗いな!」
「「異議なし!!」」
最初に選んだ遊戯は卓球。
温泉といえば卓球だろう、というペンギンとシャチの意見の一致により、個人戦を行い、一番勝ち星の少ない者が罰ゲームを受けるというルール。
『やったこと、ない…』
「おれも…」
張り切って袖を捲り上げているペンギンとシャチは自信がありそうだが、恋歌とベポはやったことがないためこんこん、とボールを軽く手で弾ませて遊んでいる。
「いーのいーの、細かいルールは!
取り敢えず返せなかったら負け!
それでいいじゃん」
本当はもっと細かいルールはたくさんあるが、ただの遊びであれば楽しければ十分だろうとそうシャチが提案すれば、それならと恋歌もベポも頷いた。
「1週間、お前は掃除ばかりだな」
「あ!それはおれが負けると思ってるってことだな!?」
すでに1週間の風呂掃除当番が決まっているシャチを挑発するように笑いながらローがそう言えば、シャチが憤慨しながらラケットをローに向けた。
「よし、じゃあおれと勝負だ!
能力は使ったらだめだかんな!」
「能力なんて必要ねぇよ」
「はいはい、じゃあシャチのサーブからな」
気合いを入れたシャチと、軽く笑うだけのローから勝負ということになり、ペンギンが審判と点数のカウントを勤める。
「う、嘘だろ…」
「意外と難しいな」
「ほんとはもっといろいろルールがあるから、もっと難しいけどな」
1ポイントもとることが出来ず惨敗したシャチは、ラケットを握り締めたまま震えている。
ルールはないので取り敢えず打ち返す、という事を繰り返しただけで、とても卓球とはいえないが、反射神経の良さはローが圧倒的に勝っていた為、どんな風に打ち返そうとも剛速球が返ってきて負けた。
『これが…卓球…?』
「ええ…違うと思う…」
残像が見えそうな速さで飛び交うボールに、怖そうな球技だとベポと震えていると、ぽん、とローに頭を撫でられた。
「お前らにあんなの打つわけねぇだろ
あれはシャチ用だ」
「はぁ!?なんだそれ!!
贔屓だ!!」
聞き捨てならない言葉にシャチが立ち直ってぶーぶーと文句を言うが、ローは全く気にしておらず、練習でもするかと恋歌にボールを持たせて台に立たせ、反対側にベポを立たせた。
「諦めろ
キャプテンはこういう人だ」
可愛いものともふもふに弱いローは、恋歌とベポに自分達とは違う意味で優しい。
「まぁ別にいいけどさ
他の3人に勝てばいいんだから」
ローに負けたところで今回は一番負けた数が多い人が罰ゲームを受けるので、他の3人に勝てば罰ゲームは受けなくて済む。
先ほどの剛速球での反撃に比べれば、可愛らしいスピードでラリーを続けている恋歌とベポを見て、この2人になら勝てるだろうと余裕の表情を浮かべた。
近くにある館内案内を指さして、遊戯施設のある場所に行こうと誘う。
それに全員が賛同し、勝負ごとに自然と罰ゲームが決まる。
「よし、これに負けたら1週間皿洗いな!」
「「異議なし!!」」
最初に選んだ遊戯は卓球。
温泉といえば卓球だろう、というペンギンとシャチの意見の一致により、個人戦を行い、一番勝ち星の少ない者が罰ゲームを受けるというルール。
『やったこと、ない…』
「おれも…」
張り切って袖を捲り上げているペンギンとシャチは自信がありそうだが、恋歌とベポはやったことがないためこんこん、とボールを軽く手で弾ませて遊んでいる。
「いーのいーの、細かいルールは!
取り敢えず返せなかったら負け!
それでいいじゃん」
本当はもっと細かいルールはたくさんあるが、ただの遊びであれば楽しければ十分だろうとそうシャチが提案すれば、それならと恋歌もベポも頷いた。
「1週間、お前は掃除ばかりだな」
「あ!それはおれが負けると思ってるってことだな!?」
すでに1週間の風呂掃除当番が決まっているシャチを挑発するように笑いながらローがそう言えば、シャチが憤慨しながらラケットをローに向けた。
「よし、じゃあおれと勝負だ!
能力は使ったらだめだかんな!」
「能力なんて必要ねぇよ」
「はいはい、じゃあシャチのサーブからな」
気合いを入れたシャチと、軽く笑うだけのローから勝負ということになり、ペンギンが審判と点数のカウントを勤める。
「う、嘘だろ…」
「意外と難しいな」
「ほんとはもっといろいろルールがあるから、もっと難しいけどな」
1ポイントもとることが出来ず惨敗したシャチは、ラケットを握り締めたまま震えている。
ルールはないので取り敢えず打ち返す、という事を繰り返しただけで、とても卓球とはいえないが、反射神経の良さはローが圧倒的に勝っていた為、どんな風に打ち返そうとも剛速球が返ってきて負けた。
『これが…卓球…?』
「ええ…違うと思う…」
残像が見えそうな速さで飛び交うボールに、怖そうな球技だとベポと震えていると、ぽん、とローに頭を撫でられた。
「お前らにあんなの打つわけねぇだろ
あれはシャチ用だ」
「はぁ!?なんだそれ!!
贔屓だ!!」
聞き捨てならない言葉にシャチが立ち直ってぶーぶーと文句を言うが、ローは全く気にしておらず、練習でもするかと恋歌にボールを持たせて台に立たせ、反対側にベポを立たせた。
「諦めろ
キャプテンはこういう人だ」
可愛いものともふもふに弱いローは、恋歌とベポに自分達とは違う意味で優しい。
「まぁ別にいいけどさ
他の3人に勝てばいいんだから」
ローに負けたところで今回は一番負けた数が多い人が罰ゲームを受けるので、他の3人に勝てば罰ゲームは受けなくて済む。
先ほどの剛速球での反撃に比べれば、可愛らしいスピードでラリーを続けている恋歌とベポを見て、この2人になら勝てるだろうと余裕の表情を浮かべた。