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しばらくして戻ってきた3人は、恋歌の場所が変わっていることを不思議に思ったが、ローの少し離れた横にいる男たちを見て、何も言わずに机に持ってきた皿を置いた。
「なんでもうケーキなんか持ってきてんだ」
「シリウスが食べるって聞かないから仕方なくな」
和食の中にケーキだけが乗っている皿があり、山盛りに積まれたケーキにローが嫌そうな顔をした。
『こんなに、食べられる?』
「余裕だ!」
どう見てもシリウスの身体の5倍ぐらいの量が乗せられているが、いつも食べているため心配はいらないかと、シリウスの近くにケーキの皿を置いてやる。
ぎゅむ、っとローの横に無理矢理ベポが座り、ペンギンとシャチが正面に座る。
全員で手を合わせて”いただきます”と言って夕飯開始。
『……』
「ん?どうした?」
『…うん、ちょっとね』
食事中はあまり騒がしくないハートの海賊団は、周りに人がたくさんいることもあり、黙々と食事を続けていた。
だが、途中で恋歌の眉間に一瞬皺が寄り、嫌そうな顔をしたのをシリウスが気づいて声をかける。
『(勘違い…かな?)』
「?」
すす、っとローの方に寄ってきた恋歌は、腕が当たる距離まで近寄り、ぎゅっとローの浴衣の裾を握った。
どうしたとローから視線を向けられるが、何でもないと首を横に振る。
『(たまたま…混んでるから、だよね)』
他の4人より少食な恋歌は先に食べ終わり、何かを耐えるように自分の浴衣とローの浴衣を握り締めている。
「恋歌、どうした
気分でも悪いか?」
食事が終わってからずっと俯いている恋歌の背中に手を当てて、何度目かの心配の質問を投げかけると、ゆっくりと恋歌が顔を上げた。
「…は?」
うっすら目に涙を浮かべた恋歌に、何があったのかと一瞬狼狽えたようにローだけでなく全員が固まった。
『え、っと…勘違い、かもっ…!?』
「「「でぇっ!?」」」
縋るように浴衣を握ってくる恋歌に、いったい何があったのかと背中を撫でてやろうとした直後、恋歌の目が見開き足元から槍、刀、サーベル、薙刀など武器が現れ、机が真っ二つに割れた。
『あ…ごめん、なさい…』
咄嗟に謝った恋歌だが、これをやったのが恋歌だとわかっているのはハートの海賊団のみ。
いきなり現れた武器に、壊れた机、食堂中に響き渡った轟音で、他の客も何事かと様子を見に集まってきている。
「え、マジでどうした?」
箸を持ったまま固まっているシャチは、ローに抱き着いている恋歌に視線をやろうとしたが、恋歌が出した武器が誰を攻撃しているのかを見て、ふぅ、とため息をついて箸を置いた。
「あんた、この子になんかした?」
「え?あー…ははは…」
ぎろっとシャチが睨んだ先には、武器に囲まれた恋歌の横に座っていた男。
なるほど、と理解したペンギンとベポも立ち上がり、へらへらと笑っている男を睨みつける。
「恋歌、何されたんだ」
ぽんぽん、と優しく背中を叩いてローが聞けば、ちらっと男の方を見ながら気まずそうに口を開いた。
『最初は、腕が当たった、だけで…
でも、足が当たったり、手が…お尻に当たったりして…
さっき、足を…撫でられた、気がして、その…』
「「「あ?」」」
「いやー、こんな可愛い子横にいて、にこにこしてたら触りたくなるのが男ってもんだろ?」
まだへらへらと笑っている男に、ぶちっと何かが切れる音が聞こえた。
「なんでもうケーキなんか持ってきてんだ」
「シリウスが食べるって聞かないから仕方なくな」
和食の中にケーキだけが乗っている皿があり、山盛りに積まれたケーキにローが嫌そうな顔をした。
『こんなに、食べられる?』
「余裕だ!」
どう見てもシリウスの身体の5倍ぐらいの量が乗せられているが、いつも食べているため心配はいらないかと、シリウスの近くにケーキの皿を置いてやる。
ぎゅむ、っとローの横に無理矢理ベポが座り、ペンギンとシャチが正面に座る。
全員で手を合わせて”いただきます”と言って夕飯開始。
『……』
「ん?どうした?」
『…うん、ちょっとね』
食事中はあまり騒がしくないハートの海賊団は、周りに人がたくさんいることもあり、黙々と食事を続けていた。
だが、途中で恋歌の眉間に一瞬皺が寄り、嫌そうな顔をしたのをシリウスが気づいて声をかける。
『(勘違い…かな?)』
「?」
すす、っとローの方に寄ってきた恋歌は、腕が当たる距離まで近寄り、ぎゅっとローの浴衣の裾を握った。
どうしたとローから視線を向けられるが、何でもないと首を横に振る。
『(たまたま…混んでるから、だよね)』
他の4人より少食な恋歌は先に食べ終わり、何かを耐えるように自分の浴衣とローの浴衣を握り締めている。
「恋歌、どうした
気分でも悪いか?」
食事が終わってからずっと俯いている恋歌の背中に手を当てて、何度目かの心配の質問を投げかけると、ゆっくりと恋歌が顔を上げた。
「…は?」
うっすら目に涙を浮かべた恋歌に、何があったのかと一瞬狼狽えたようにローだけでなく全員が固まった。
『え、っと…勘違い、かもっ…!?』
「「「でぇっ!?」」」
縋るように浴衣を握ってくる恋歌に、いったい何があったのかと背中を撫でてやろうとした直後、恋歌の目が見開き足元から槍、刀、サーベル、薙刀など武器が現れ、机が真っ二つに割れた。
『あ…ごめん、なさい…』
咄嗟に謝った恋歌だが、これをやったのが恋歌だとわかっているのはハートの海賊団のみ。
いきなり現れた武器に、壊れた机、食堂中に響き渡った轟音で、他の客も何事かと様子を見に集まってきている。
「え、マジでどうした?」
箸を持ったまま固まっているシャチは、ローに抱き着いている恋歌に視線をやろうとしたが、恋歌が出した武器が誰を攻撃しているのかを見て、ふぅ、とため息をついて箸を置いた。
「あんた、この子になんかした?」
「え?あー…ははは…」
ぎろっとシャチが睨んだ先には、武器に囲まれた恋歌の横に座っていた男。
なるほど、と理解したペンギンとベポも立ち上がり、へらへらと笑っている男を睨みつける。
「恋歌、何されたんだ」
ぽんぽん、と優しく背中を叩いてローが聞けば、ちらっと男の方を見ながら気まずそうに口を開いた。
『最初は、腕が当たった、だけで…
でも、足が当たったり、手が…お尻に当たったりして…
さっき、足を…撫でられた、気がして、その…』
「「「あ?」」」
「いやー、こんな可愛い子横にいて、にこにこしてたら触りたくなるのが男ってもんだろ?」
まだへらへらと笑っている男に、ぶちっと何かが切れる音が聞こえた。