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しばらくしてローが風呂から上がると、部屋の中が騒がしい事に気づいた。
「…なにしてる」
「あ!キャプテン!」
ローが姿を現すとベポがぱっと笑顔で迎えてくれ、ペンギンとシャチはひらっと手を振っただけだった。
「おれらの方が早かったみたいだから迎えに来たんだ」
「そうか」
お腹が空いたから早く行こうと促すベポに背中を押され、食堂に向かう事にした。
「恋歌、手」
『うん』
変装をしないまま部屋から出た恋歌の手を引けば、嬉しそうに笑ってその手を握り返す。
「さーて、何食うかなー」
見慣れた光景に誰も何も言う事はせず、ローと手を繋いでいても向けてこられる嫌な視線を、恋歌にバレないように睨み返すと、すぐに相手は目を逸らす。
食堂に着くと長椅子と長机が並んでいる中、5人でまとめて座れそうな場所を見つけ、ローと恋歌を座らせる。
「じゃあおれらなにか適当に取ってくるから待ってて」
「ああ、頼んだ」
『ありがとう』
バイキング形式の食堂なので、適当に料理を取ってくると言ってローと恋歌を席に残して3人で食事を取りにいった。
「恋歌、夜に一緒に行きてぇところがあるんだが、時間いいか?」
『?
うん、もちろん』
初めて来た島にわざわざ夜に何の用事があるのかと思ったが、ローが誘ってくれたので断る理由はない。
「…でよ、その時のそいつの顔が傑作でよぉ!」
「そりゃおれも見たかった!!」
『!』
いきなり恋歌の横にどかっと男が座ってきて、驚いてびくりと肩を揺らした恋歌は、まだ握っていたローの手を握る力を強めた。
「…恋歌、場所交代するぞ」
『う、うん』
ローの横も男で、恋歌の横にはベポを座らせる予定だったが、下品な笑い声をあげている男よりはマシだろうと、席を交代しようとローが立ち上がった。
「あ?うわ!
お、おい、見てみろよ!!」
「なんだ…って!めちゃくちゃ可愛い!!」
「ちっ…」
長身のローが立ち上がった事で、軽く視線を向けた程度だったが、必然的に傍にいた恋歌にも視線を向けると、興奮したように騒ぎ出した。
いらっとしたローが舌打ちをしてさっさと場所を交代して、恋歌と男との間にどかっと座ったが、隙間から覗こうと男たちが身体を左右に揺らしているのを見て、眉間のしわが深くなっていく。
「おい、じろじろ見てんじゃねぇよ」
「は?」
ローがぎろっと男たちを睨むと、相手もこめかみに青筋を浮かべて睨んできた。
「あ、なんかこいつ見た事あるぜ
最近指名手配された奴だ」
「へぇ…懸賞金は?」
「たしか…1,000万」
「ぶっ、ひよっこじゃねぇか!!」
ぎゃはは、と食堂中に響き渡るような大声で笑い出した男たちにいらっとしながらも、こんな一般人も多い場所で無駄な戦闘は避けようと、相手にすることはしない。
『ロー…』
「いい、気にするな」
自分の所為でローが笑われていると思った恋歌が、申し訳なさそうに浴衣の裾を引いてくるが、気にするなと頭を撫でてやる。
そのうちどれだけ暴言をはいても涼しい顔をしているローに興味を無くし、横で酒を飲み始めた。
「…なにしてる」
「あ!キャプテン!」
ローが姿を現すとベポがぱっと笑顔で迎えてくれ、ペンギンとシャチはひらっと手を振っただけだった。
「おれらの方が早かったみたいだから迎えに来たんだ」
「そうか」
お腹が空いたから早く行こうと促すベポに背中を押され、食堂に向かう事にした。
「恋歌、手」
『うん』
変装をしないまま部屋から出た恋歌の手を引けば、嬉しそうに笑ってその手を握り返す。
「さーて、何食うかなー」
見慣れた光景に誰も何も言う事はせず、ローと手を繋いでいても向けてこられる嫌な視線を、恋歌にバレないように睨み返すと、すぐに相手は目を逸らす。
食堂に着くと長椅子と長机が並んでいる中、5人でまとめて座れそうな場所を見つけ、ローと恋歌を座らせる。
「じゃあおれらなにか適当に取ってくるから待ってて」
「ああ、頼んだ」
『ありがとう』
バイキング形式の食堂なので、適当に料理を取ってくると言ってローと恋歌を席に残して3人で食事を取りにいった。
「恋歌、夜に一緒に行きてぇところがあるんだが、時間いいか?」
『?
うん、もちろん』
初めて来た島にわざわざ夜に何の用事があるのかと思ったが、ローが誘ってくれたので断る理由はない。
「…でよ、その時のそいつの顔が傑作でよぉ!」
「そりゃおれも見たかった!!」
『!』
いきなり恋歌の横にどかっと男が座ってきて、驚いてびくりと肩を揺らした恋歌は、まだ握っていたローの手を握る力を強めた。
「…恋歌、場所交代するぞ」
『う、うん』
ローの横も男で、恋歌の横にはベポを座らせる予定だったが、下品な笑い声をあげている男よりはマシだろうと、席を交代しようとローが立ち上がった。
「あ?うわ!
お、おい、見てみろよ!!」
「なんだ…って!めちゃくちゃ可愛い!!」
「ちっ…」
長身のローが立ち上がった事で、軽く視線を向けた程度だったが、必然的に傍にいた恋歌にも視線を向けると、興奮したように騒ぎ出した。
いらっとしたローが舌打ちをしてさっさと場所を交代して、恋歌と男との間にどかっと座ったが、隙間から覗こうと男たちが身体を左右に揺らしているのを見て、眉間のしわが深くなっていく。
「おい、じろじろ見てんじゃねぇよ」
「は?」
ローがぎろっと男たちを睨むと、相手もこめかみに青筋を浮かべて睨んできた。
「あ、なんかこいつ見た事あるぜ
最近指名手配された奴だ」
「へぇ…懸賞金は?」
「たしか…1,000万」
「ぶっ、ひよっこじゃねぇか!!」
ぎゃはは、と食堂中に響き渡るような大声で笑い出した男たちにいらっとしながらも、こんな一般人も多い場所で無駄な戦闘は避けようと、相手にすることはしない。
『ロー…』
「いい、気にするな」
自分の所為でローが笑われていると思った恋歌が、申し訳なさそうに浴衣の裾を引いてくるが、気にするなと頭を撫でてやる。
そのうちどれだけ暴言をはいても涼しい顔をしているローに興味を無くし、横で酒を飲み始めた。