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だが、顔を上げて視線が合ったのはローではなく、2人組の男だった。
「うわ、まじで可愛いじゃん」
「だろ?
男の方はどこ行ったかわかんねぇけど、いないならそれはそれで好都合だ」
『(この視線は…嫌なやつだ…)』
にやにやとした不快な視線を向けられたため、移動しようと腰を上げるようとすると、目の前に立ちふさがれてしまった。
「ほんとはさっきの男とヤってる所見れるかなって後着いてきたんだけど、さっきの男はどこ行った?」
『(この2人…海賊でも海軍でもない…)』
「?
あれ?もしかして怖くて声出ない?」
「かーわい
安心して、おれたち優しいから」
伸ばされる手が触れる前に魔法を発動させようと息を吸い込もうとしたが、それより先に周りが薄い膜が張られた。
「【シャンブルズ】」
ぱっ、と目の前の男たちが消えローが現れる。
「…何もされてねぇか」
『うん、大丈夫』
ほっとしたように笑う恋歌に、やはり離れるべきではなかったと、ぎり、と拳を握りしめるが、一先ず何もされてはなさそうなので、もう行こうと手を差し出した。
「?なんだ今の…」
急に場所が移動した男たちは首を傾げているが、ローが恋歌を連れてどこかに行こうとしているのを見て、何を思ったかローの腕を掴んだ。
「離せ」
「なぁあんた、そんな可愛い子独り占めしねぇで…「聞こえなかったか、離せと言ったんだ」」
ぎろ、っとそれだけで人を殺せそうな視線を向けられ、ぞくっと寒気がした男はゆっくりと手を離した。
「二度とこいつに近寄るな、話しかけるな、姿を見せるな
これは忠告じゃねぇ、命令だ
自分の命が惜しいなら大人しく従え」
立てるか、と恋歌の前に手を差し出し、少しふらついた恋歌の腰に手を回してゆっくりと歩き始めた。
「…あれはやべぇな」
「ああ…」
「(少し目を離しただけであれか…)」
恋歌が可愛いということを忘れていたわけではないが、最近は街に行く時は変装をさせていたし、普段は恋歌の姿も声も見聞きし慣れているものたちばかりがそばにいるため、少し感覚は麻痺していた。
なにか声をかけようかと口を開こうとした直後、腰に触れている手からぐぅ、と小さく音が伝わってきた。
『へへ…
ちょっと、お腹空いたね』
「一度戻るか」
小さくお腹が鳴った恋歌が、恥ずかしそうに空腹を伝えると、それすらも可愛く見え、恋歌の腰を掴んでいる手とは反対の手を強く握りしめて、込み上げてくる何かを押さえ込む。
荷物を置いている場所に戻ると誰もおらず、寝ていたはずのシリウスもいない。
「取り敢えず身体拭いて、これ着とけ」
『ありがとう』
渡された大きめのバスタオルで身体を拭き、最初に着ていたパーカーを羽織ると、ローが手を差し出してきたのでそれを握る。
「何か食いに行くぞ」
施設の中に食堂もあり、時間的にはお昼時。
人でごった返しているのを見て、ローが少し嫌そうな顔をしたが、人の波に流されないように恋歌の肩を抱いて、空いている席に恋歌を誘導して座らせてやる。
「うわ、まじで可愛いじゃん」
「だろ?
男の方はどこ行ったかわかんねぇけど、いないならそれはそれで好都合だ」
『(この視線は…嫌なやつだ…)』
にやにやとした不快な視線を向けられたため、移動しようと腰を上げるようとすると、目の前に立ちふさがれてしまった。
「ほんとはさっきの男とヤってる所見れるかなって後着いてきたんだけど、さっきの男はどこ行った?」
『(この2人…海賊でも海軍でもない…)』
「?
あれ?もしかして怖くて声出ない?」
「かーわい
安心して、おれたち優しいから」
伸ばされる手が触れる前に魔法を発動させようと息を吸い込もうとしたが、それより先に周りが薄い膜が張られた。
「【シャンブルズ】」
ぱっ、と目の前の男たちが消えローが現れる。
「…何もされてねぇか」
『うん、大丈夫』
ほっとしたように笑う恋歌に、やはり離れるべきではなかったと、ぎり、と拳を握りしめるが、一先ず何もされてはなさそうなので、もう行こうと手を差し出した。
「?なんだ今の…」
急に場所が移動した男たちは首を傾げているが、ローが恋歌を連れてどこかに行こうとしているのを見て、何を思ったかローの腕を掴んだ。
「離せ」
「なぁあんた、そんな可愛い子独り占めしねぇで…「聞こえなかったか、離せと言ったんだ」」
ぎろ、っとそれだけで人を殺せそうな視線を向けられ、ぞくっと寒気がした男はゆっくりと手を離した。
「二度とこいつに近寄るな、話しかけるな、姿を見せるな
これは忠告じゃねぇ、命令だ
自分の命が惜しいなら大人しく従え」
立てるか、と恋歌の前に手を差し出し、少しふらついた恋歌の腰に手を回してゆっくりと歩き始めた。
「…あれはやべぇな」
「ああ…」
「(少し目を離しただけであれか…)」
恋歌が可愛いということを忘れていたわけではないが、最近は街に行く時は変装をさせていたし、普段は恋歌の姿も声も見聞きし慣れているものたちばかりがそばにいるため、少し感覚は麻痺していた。
なにか声をかけようかと口を開こうとした直後、腰に触れている手からぐぅ、と小さく音が伝わってきた。
『へへ…
ちょっと、お腹空いたね』
「一度戻るか」
小さくお腹が鳴った恋歌が、恥ずかしそうに空腹を伝えると、それすらも可愛く見え、恋歌の腰を掴んでいる手とは反対の手を強く握りしめて、込み上げてくる何かを押さえ込む。
荷物を置いている場所に戻ると誰もおらず、寝ていたはずのシリウスもいない。
「取り敢えず身体拭いて、これ着とけ」
『ありがとう』
渡された大きめのバスタオルで身体を拭き、最初に着ていたパーカーを羽織ると、ローが手を差し出してきたのでそれを握る。
「何か食いに行くぞ」
施設の中に食堂もあり、時間的にはお昼時。
人でごった返しているのを見て、ローが少し嫌そうな顔をしたが、人の波に流されないように恋歌の肩を抱いて、空いている席に恋歌を誘導して座らせてやる。