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適当な場所を見つけてビニールシートを引いたり、日差しはないのにパラソルまで立て始める。
「ほら、恋歌
ここ座って」
ペンギンとベポが準備をし、ローはビニールシートの上に座って暇つぶしの為に持ってきた本を漁っている。
シャチに呼ばれた恋歌は帽子を取ってビニールシートに腰を下ろす。
シリウスはくぁ、と大きなあくびをしてシートの上で丸まった。
「どんなのにしようかなー」
指通りの良いさらさらの恋歌の髪を手櫛で解かし、どんな髪型がいいかとうきうきしながらヘアゴムを手に持つ。
どうしようかな、といってはいたが、初めから決まっていたかのようにするすると髪を編んでいき、数分後には編込みのアップスタイルに仕上がった。
「あ!これおれの好きなやつ!」
「あんまり水に髪つけるのは嫌だろうからな
どうかな?」
『ありがとう
いつも通り、可愛い』
アップスタイルの髪型は島にいるときからベポのお気に入りのようで、シャチも恋歌も満足そうに笑っている。
「あ、キャプテン
これ膨らますの手伝って」
「ああ?なんでおれが…」
ちらちらと恋歌の方を見ていたローは、ペンギンにしぼんだ浮き輪を渡され、空気を入れてくれと言われた。
ぶつぶつと文句を言いながらではあるが、立ち上がって空気入れをしゅこしゅこと踏み始める。
シャチが恋歌の準備を整えている間に、遊びに行く準備も出来上がった。
『わたし、泳ぐの、初めて』
「スワロー島は寒かったもんなー」
「恋歌!一緒にあっち行こう!
あそこなら最初怖くないと思うし
一回深いところまで行って、怖くないか確認しよう」
『あ、ちょっと、待ってて
シリウスは、どうする?』
「おれは水は苦手だ
何かあれば呼べ」
『わかった』
眼鏡を取った恋歌の瞳も心なしかいつもよりきらきらとしている気がして、年相応な反応に満足しているとベポが恋歌の手を引いて歩きだそうとしたが、水に入るならパーカーを脱がないといけないため、ファスナーに手をかけた。
「……おい、お前ら」
「いやー、さすが恋歌」
「うんうん、期待以上」
パーカーを脱いだことで露わになった恋歌の水着に、ローはその水着を作った2人を睨みつけるが、2人はそんな視線を無視できるほど満足そうに頷いている。
『?』
恋歌がパーカーを脱いだ瞬間、近くにいた男たちが何人も反応したが、周りにいるのがどう見ても堅気ではない体格をした男たちと、白クマだったため声をかける事は出来ずに遠巻きに見ているだけ。
『変…?』
「いんや、めちゃくちゃ可愛いよ」
「ああ、よく似合ってる」
『ありがとう』
恋歌の水着は胸元の紋章が見えないように、黒の水着の上に白のオフショルダーになっており、下は黒の水着で右側のお尻の部分に黄色いハートが描いてある。
ベポ以外全員こんなに布面積の少ない服を着ている恋歌を見た事がない為、ペンギンとシャチはでれでれと鼻の下を伸ばし、ローは頭に手を当ててため息をついた。
『ローも、遊びに行こう』
「…ああ」
紋章は見えないようになっているが、冬島で過ごし船はほとんど潜水をしている為、日に焼けていない白い肌に、上から見るとちらちらと見える谷間、鎖骨の近くにはハートの海賊団お揃いのペンダントが光り、肩にはローとお揃いのハートの刺青、くびれた腰に、程よく肉のついた太腿に、このまま恋歌をベポと遊びに行かせてはいけないと本能が警告し、本を読んで過ごすはずだったローの予定は崩れた。
くい、と軽く恋歌に手を引かれ、それをしっかりと握りなおしたローは、先ほど膨らませた浮き輪を持って、3人で流れのないプールへと向かった。
「…あーあ、キャプテン羨まし」
「まったくだ
でも恋歌が頑張るって決めたんだ
おれたちはそのサポートしてやるしか出来ねぇな」
今日の水着も最初提案したときは恥ずかしがっていたが、最終的にローに振り向いてもらうために頑張ると言ったのは恋歌。
そんな可愛い頑張りを兄として、仲間として背中を押してやれたかと、周りに牽制するように手を繋いだまま歩いている幼馴染たちの背中を見送った。
「ほら、恋歌
ここ座って」
ペンギンとベポが準備をし、ローはビニールシートの上に座って暇つぶしの為に持ってきた本を漁っている。
シャチに呼ばれた恋歌は帽子を取ってビニールシートに腰を下ろす。
シリウスはくぁ、と大きなあくびをしてシートの上で丸まった。
「どんなのにしようかなー」
指通りの良いさらさらの恋歌の髪を手櫛で解かし、どんな髪型がいいかとうきうきしながらヘアゴムを手に持つ。
どうしようかな、といってはいたが、初めから決まっていたかのようにするすると髪を編んでいき、数分後には編込みのアップスタイルに仕上がった。
「あ!これおれの好きなやつ!」
「あんまり水に髪つけるのは嫌だろうからな
どうかな?」
『ありがとう
いつも通り、可愛い』
アップスタイルの髪型は島にいるときからベポのお気に入りのようで、シャチも恋歌も満足そうに笑っている。
「あ、キャプテン
これ膨らますの手伝って」
「ああ?なんでおれが…」
ちらちらと恋歌の方を見ていたローは、ペンギンにしぼんだ浮き輪を渡され、空気を入れてくれと言われた。
ぶつぶつと文句を言いながらではあるが、立ち上がって空気入れをしゅこしゅこと踏み始める。
シャチが恋歌の準備を整えている間に、遊びに行く準備も出来上がった。
『わたし、泳ぐの、初めて』
「スワロー島は寒かったもんなー」
「恋歌!一緒にあっち行こう!
あそこなら最初怖くないと思うし
一回深いところまで行って、怖くないか確認しよう」
『あ、ちょっと、待ってて
シリウスは、どうする?』
「おれは水は苦手だ
何かあれば呼べ」
『わかった』
眼鏡を取った恋歌の瞳も心なしかいつもよりきらきらとしている気がして、年相応な反応に満足しているとベポが恋歌の手を引いて歩きだそうとしたが、水に入るならパーカーを脱がないといけないため、ファスナーに手をかけた。
「……おい、お前ら」
「いやー、さすが恋歌」
「うんうん、期待以上」
パーカーを脱いだことで露わになった恋歌の水着に、ローはその水着を作った2人を睨みつけるが、2人はそんな視線を無視できるほど満足そうに頷いている。
『?』
恋歌がパーカーを脱いだ瞬間、近くにいた男たちが何人も反応したが、周りにいるのがどう見ても堅気ではない体格をした男たちと、白クマだったため声をかける事は出来ずに遠巻きに見ているだけ。
『変…?』
「いんや、めちゃくちゃ可愛いよ」
「ああ、よく似合ってる」
『ありがとう』
恋歌の水着は胸元の紋章が見えないように、黒の水着の上に白のオフショルダーになっており、下は黒の水着で右側のお尻の部分に黄色いハートが描いてある。
ベポ以外全員こんなに布面積の少ない服を着ている恋歌を見た事がない為、ペンギンとシャチはでれでれと鼻の下を伸ばし、ローは頭に手を当ててため息をついた。
『ローも、遊びに行こう』
「…ああ」
紋章は見えないようになっているが、冬島で過ごし船はほとんど潜水をしている為、日に焼けていない白い肌に、上から見るとちらちらと見える谷間、鎖骨の近くにはハートの海賊団お揃いのペンダントが光り、肩にはローとお揃いのハートの刺青、くびれた腰に、程よく肉のついた太腿に、このまま恋歌をベポと遊びに行かせてはいけないと本能が警告し、本を読んで過ごすはずだったローの予定は崩れた。
くい、と軽く恋歌に手を引かれ、それをしっかりと握りなおしたローは、先ほど膨らませた浮き輪を持って、3人で流れのないプールへと向かった。
「…あーあ、キャプテン羨まし」
「まったくだ
でも恋歌が頑張るって決めたんだ
おれたちはそのサポートしてやるしか出来ねぇな」
今日の水着も最初提案したときは恥ずかしがっていたが、最終的にローに振り向いてもらうために頑張ると言ったのは恋歌。
そんな可愛い頑張りを兄として、仲間として背中を押してやれたかと、周りに牽制するように手を繋いだまま歩いている幼馴染たちの背中を見送った。