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作戦会議から数日後、次の島に到着したロー以外のハートの海賊団は、上陸の準備に忙しく走り回っていた。
この数日間でなんとなしにローの好みを聞き出そうとしたペンギンとシャチだが、ローは簡単に口を開いてくれず、恋歌に伝えられる情報などほとんどなかったが、ローが恋歌の事を好きだと知っている為、島についてからの作戦はすんなりと進んだ。
「おお!噂通りすげぇ賑わってんな!!」
今回ハートの海賊団が上陸したのは、寒い気候の北の海には珍しく海水浴が楽しめる島。
海水浴とは言っても島全体が大きなドームになっており、室内の温度を調整しているため、実質温水プールということになる。
「はい、じゃあこれ恋歌の分な」
『ありがとう』
「んじゃあとで」
「……」
せっかくだからと全員で施設に来た5人は、着替える為に男女に分かれて更衣室へ向かう。
ペンギンから恋歌用の水着が入った袋を渡され、それを持って恋歌はシリウスと一緒に女子更衣室へと入っていった。
「お前ら…いつからこんなの作ってやがった…」
能力者であるローはあまり乗り気ではなかったが、ペンギンとシャチに強引に誘われ、恋歌の水着姿を見なくてもいいのかと、にやにやしながら言われ、渋々ついてきた。
そしてローに渡された水着は、黒ベースに自分たちのマークが黄色で描かれているもの。
ローが行くと決めたのは今朝のことなのに、準備が良すぎると何か裏があるのではと考えたが、考えてもわからなかった。
「キャプテン似合うね」
「まぁ…あいつらが作ったからな」
ローには柄まで入れた凝った水着を作ったのに、自分たちはシンプルな水着を着ているのを見て、呆れたようにため息をついた。
「お、恋歌も来た」
女子更衣室の近くで待っていた4人は、恋歌が出てきたことに気づいて軽く手を振る。
それに気づいた恋歌は人混みを抜けて、小走りで向かってきた。
水着の上にパーカーを着ている恋歌は、いつもの変装をしており、どのような水着を着ているのかもわからず、声をかけてくる者もいない。
だが、足がむき出しになっており、船の中でもほぼ素足でいる事はないので、その白く細い足が曝け出されている事にローの眉間にしわが寄った。
《ごめんね、お待たせ》
「いや、全然待ってねぇよ
場所取り行くか」
遊ぶ気満々の3人は知らぬ間に色々とレンタルをしており、大荷物を持って移動を開始する。
「ったく…遊ぶことには全力だな…」
『ローは、楽しくない?』
楽しそうにしている3人を見て、疲れたような顔をしているローに、不安そうに恋歌が聞けば、ぽん、と頭に手を置かれた。
「そんなわけねぇだろ」
『そっか』
ほっとしたように笑う恋歌に、たまにはこういうのも悪くないかと、無意識に口元が緩んだ。
この数日間でなんとなしにローの好みを聞き出そうとしたペンギンとシャチだが、ローは簡単に口を開いてくれず、恋歌に伝えられる情報などほとんどなかったが、ローが恋歌の事を好きだと知っている為、島についてからの作戦はすんなりと進んだ。
「おお!噂通りすげぇ賑わってんな!!」
今回ハートの海賊団が上陸したのは、寒い気候の北の海には珍しく海水浴が楽しめる島。
海水浴とは言っても島全体が大きなドームになっており、室内の温度を調整しているため、実質温水プールということになる。
「はい、じゃあこれ恋歌の分な」
『ありがとう』
「んじゃあとで」
「……」
せっかくだからと全員で施設に来た5人は、着替える為に男女に分かれて更衣室へ向かう。
ペンギンから恋歌用の水着が入った袋を渡され、それを持って恋歌はシリウスと一緒に女子更衣室へと入っていった。
「お前ら…いつからこんなの作ってやがった…」
能力者であるローはあまり乗り気ではなかったが、ペンギンとシャチに強引に誘われ、恋歌の水着姿を見なくてもいいのかと、にやにやしながら言われ、渋々ついてきた。
そしてローに渡された水着は、黒ベースに自分たちのマークが黄色で描かれているもの。
ローが行くと決めたのは今朝のことなのに、準備が良すぎると何か裏があるのではと考えたが、考えてもわからなかった。
「キャプテン似合うね」
「まぁ…あいつらが作ったからな」
ローには柄まで入れた凝った水着を作ったのに、自分たちはシンプルな水着を着ているのを見て、呆れたようにため息をついた。
「お、恋歌も来た」
女子更衣室の近くで待っていた4人は、恋歌が出てきたことに気づいて軽く手を振る。
それに気づいた恋歌は人混みを抜けて、小走りで向かってきた。
水着の上にパーカーを着ている恋歌は、いつもの変装をしており、どのような水着を着ているのかもわからず、声をかけてくる者もいない。
だが、足がむき出しになっており、船の中でもほぼ素足でいる事はないので、その白く細い足が曝け出されている事にローの眉間にしわが寄った。
《ごめんね、お待たせ》
「いや、全然待ってねぇよ
場所取り行くか」
遊ぶ気満々の3人は知らぬ間に色々とレンタルをしており、大荷物を持って移動を開始する。
「ったく…遊ぶことには全力だな…」
『ローは、楽しくない?』
楽しそうにしている3人を見て、疲れたような顔をしているローに、不安そうに恋歌が聞けば、ぽん、と頭に手を置かれた。
「そんなわけねぇだろ」
『そっか』
ほっとしたように笑う恋歌に、たまにはこういうのも悪くないかと、無意識に口元が緩んだ。