ペンギンの女難
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ミーシャと恋歌が部屋に籠って数時間後、外が暗くなってきた頃に扉がノックされた。
「恋歌、迎えに来たぞー」
『ペンギン』
「あら、ほんとに時間通りのお迎えね」
「そりゃうちの船長が不機嫌になるからな」
部屋に入ってきたのはペンギンで、元々夜に誰かが迎えに来るという約束だった。
「あ、そうだ」
「??」
ローに機嫌がもっと悪くならないうちに連れて帰ろうとベッドに近寄ると、ミーシャに手招きをされペンギンは横に座らされた。
「恋歌、よく見てて」
「へ…」
とん、とミーシャに肩を押され、仰向けに転がされたペンギンの上にミーシャが圧し掛かる。
「ちょ、な、なにしてんだ…!」
「最初から言ってたでしょ?
わたしはあなたに相手をして欲しいの
この店の問題もあなたたちが解決してくれたし、もう恋歌を連れて行ってしまえば、会えないんでしょ?」
「え…いや、まぁ…そりゃおれたちは海賊だからな…」
「…じゃあ最後に…一度だけ…わたしと…」
胸板に押し付けられた豊満な胸に、柔らかそうな身体、潤んだ瞳で見上げられたペンギンは、ごくりと喉を鳴らして、ミーシャの背中に手を回そうと手を持ち上げた。
「ま、ここまで簡単に引っかかる男はそういないけど、わたしはいつもこうやってるわ」
だが、ペンギンの手がミーシャの背中に触れる前に、ミーシャの方からぱっと距離をとられた。
『さ、さすが…』
何故かほんのりと顔を赤くしている恋歌を見て、ミーシャは笑っているが、ペンギンははっとしたように慌てて体を起こした。
「ほんとに初心よね、あなた
海賊ならこれぐらいあしらえるようにならないと」
「てめぇ…おれで遊びやがったな!」
「人聞きが悪いわね
これはわたしの仕事
引っかかる方が悪いのよ」
「…くそ」
楽しそうに笑うミーシャは恥ずかしそうにしているペンギンを放って、恋歌の肩に手を置いた。
「実践で使う事はあの人以外にいないのが一番いい
だけど、こんな世界だから今日の事が恋歌の為になれば嬉しいわ」
『ありがとう』
「あなたの気持ちが伝わるといいわね」
最後はペンギンに聞こえないようにおでこを合わせて小声で伝えてくれ、それに頷いて返す。
「もう帰るぞ!ベポ待たしてんだ」
ぐいっと恋歌とミーシャを離して、恋歌を横抱きに抱え上げると、またミーシャにからかわれないうちに大声で別れを告げて部屋から飛び出した。
「…恋歌、頑張ってね」
「恋歌、迎えに来たぞー」
『ペンギン』
「あら、ほんとに時間通りのお迎えね」
「そりゃうちの船長が不機嫌になるからな」
部屋に入ってきたのはペンギンで、元々夜に誰かが迎えに来るという約束だった。
「あ、そうだ」
「??」
ローに機嫌がもっと悪くならないうちに連れて帰ろうとベッドに近寄ると、ミーシャに手招きをされペンギンは横に座らされた。
「恋歌、よく見てて」
「へ…」
とん、とミーシャに肩を押され、仰向けに転がされたペンギンの上にミーシャが圧し掛かる。
「ちょ、な、なにしてんだ…!」
「最初から言ってたでしょ?
わたしはあなたに相手をして欲しいの
この店の問題もあなたたちが解決してくれたし、もう恋歌を連れて行ってしまえば、会えないんでしょ?」
「え…いや、まぁ…そりゃおれたちは海賊だからな…」
「…じゃあ最後に…一度だけ…わたしと…」
胸板に押し付けられた豊満な胸に、柔らかそうな身体、潤んだ瞳で見上げられたペンギンは、ごくりと喉を鳴らして、ミーシャの背中に手を回そうと手を持ち上げた。
「ま、ここまで簡単に引っかかる男はそういないけど、わたしはいつもこうやってるわ」
だが、ペンギンの手がミーシャの背中に触れる前に、ミーシャの方からぱっと距離をとられた。
『さ、さすが…』
何故かほんのりと顔を赤くしている恋歌を見て、ミーシャは笑っているが、ペンギンははっとしたように慌てて体を起こした。
「ほんとに初心よね、あなた
海賊ならこれぐらいあしらえるようにならないと」
「てめぇ…おれで遊びやがったな!」
「人聞きが悪いわね
これはわたしの仕事
引っかかる方が悪いのよ」
「…くそ」
楽しそうに笑うミーシャは恥ずかしそうにしているペンギンを放って、恋歌の肩に手を置いた。
「実践で使う事はあの人以外にいないのが一番いい
だけど、こんな世界だから今日の事が恋歌の為になれば嬉しいわ」
『ありがとう』
「あなたの気持ちが伝わるといいわね」
最後はペンギンに聞こえないようにおでこを合わせて小声で伝えてくれ、それに頷いて返す。
「もう帰るぞ!ベポ待たしてんだ」
ぐいっと恋歌とミーシャを離して、恋歌を横抱きに抱え上げると、またミーシャにからかわれないうちに大声で別れを告げて部屋から飛び出した。
「…恋歌、頑張ってね」