ペンギンの女難
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そのやり取りを見ていたルーフがにやりと笑って、いびきをかいている男から銃を奪い、床に伏せている女の頭に銃口を向けた。
「星の魔女
こいつの頭を吹き飛ばされたくなかったら刀を離してその手錠をつけろ」
「アンナ…!」
「恋歌!そんなやつの言う事聞く必要はねぇ!
クソガキと合流しろ!」
『…ごめん』
柄をぎゅっと握った事で、恋歌の意思をくみ取ったシリウスは、恋歌に逃げるように言うが、しゅっ、と魔法の空間に送られてしまった。
「恋歌…!だめよ!」
ルーフが何を考えているかわからないが、魔女という聞いた事のない種族、異常なまでの声の綺麗さに、恋歌が捕まる事はまずいと、本能的に理解して引き留めるために手を伸ばす。
「ミーシャ、お前も動くな
余計な事をすればお前の友人の頭が吹き飛ぶぞ」
『やめて』
銃を向けている間は何もしないとわかったのか、アンナと呼ばれたミーシャの友人の頭の横に膝をつけ、顔にかかった髪を避けてやると、浅く呼吸を繰り返してまだぶつぶつと謝罪の言葉を口にしている。
『(ローに診てもらえばきっと良くなるからね)
目を閉じて、ゆっくり呼吸して』
声に少しだけ魔力を乗せて目に手を乗せてやれば、数秒後には穏やかな顔で眠っていた。
「へぇ…今のも魔法?」
すっ、と手錠を目の前に出されて両手を前に差し出せば、ずっしりと重い感覚が両腕にかかる。
『(なに…これ…)』
身体中から力が抜け、倦怠感に包まれ倒れ込みそうになるが、それはなんとか踏みとどまった。
「ほんとに辛そうだ」
「魔女の存在なんぞ半信半疑だったからな
これも不純物の混じったまがい物だ」
「効果はありそうですけどね」
『(これで…まがい物…?)』
おそらくこれが故郷を襲われた時に大人たちにつけられていた手錠と同じものだと、嫌な予感がしたときになんとなく感じ取っていた。
だが、これで本物ではないとすれば、これが本物であったらと思うと急に恐怖が襲ってきた。
『!!』
「来い」
腕と腕の間についている鎖を引っ張られ、足に力の入らない恋歌はずるずると引きずられていく。
「ちょっ、!」
それをミーシャが止めようとしてくれるが、エンティと残っていた男たちがミーシャを押さえつけた。
「そいつのことは好きにしていい
こっちの部屋には誰も入れるなよ」
それだけを言って恋歌を連れて近くにあった扉を開く。
扉の鍵を閉め近くにあるキングサイズのベッドに恋歌を放り投げると、近くのナイフを掴んで恋歌の上に馬乗りになった。
でっぷりと出たお腹の所為で、圧迫感でつぶれそうになる。
「たしか魔女ってのは胸に紋章があるんだったか」
『!!』
そこまで知っているのかと驚いたが、ルーフが持っているナイフの使い道を悟った恋歌は、咄嗟に腕で胸を隠したが、鎖を引っ張られ腕を頭上で固定された。
「星の魔女
こいつの頭を吹き飛ばされたくなかったら刀を離してその手錠をつけろ」
「アンナ…!」
「恋歌!そんなやつの言う事聞く必要はねぇ!
クソガキと合流しろ!」
『…ごめん』
柄をぎゅっと握った事で、恋歌の意思をくみ取ったシリウスは、恋歌に逃げるように言うが、しゅっ、と魔法の空間に送られてしまった。
「恋歌…!だめよ!」
ルーフが何を考えているかわからないが、魔女という聞いた事のない種族、異常なまでの声の綺麗さに、恋歌が捕まる事はまずいと、本能的に理解して引き留めるために手を伸ばす。
「ミーシャ、お前も動くな
余計な事をすればお前の友人の頭が吹き飛ぶぞ」
『やめて』
銃を向けている間は何もしないとわかったのか、アンナと呼ばれたミーシャの友人の頭の横に膝をつけ、顔にかかった髪を避けてやると、浅く呼吸を繰り返してまだぶつぶつと謝罪の言葉を口にしている。
『(ローに診てもらえばきっと良くなるからね)
目を閉じて、ゆっくり呼吸して』
声に少しだけ魔力を乗せて目に手を乗せてやれば、数秒後には穏やかな顔で眠っていた。
「へぇ…今のも魔法?」
すっ、と手錠を目の前に出されて両手を前に差し出せば、ずっしりと重い感覚が両腕にかかる。
『(なに…これ…)』
身体中から力が抜け、倦怠感に包まれ倒れ込みそうになるが、それはなんとか踏みとどまった。
「ほんとに辛そうだ」
「魔女の存在なんぞ半信半疑だったからな
これも不純物の混じったまがい物だ」
「効果はありそうですけどね」
『(これで…まがい物…?)』
おそらくこれが故郷を襲われた時に大人たちにつけられていた手錠と同じものだと、嫌な予感がしたときになんとなく感じ取っていた。
だが、これで本物ではないとすれば、これが本物であったらと思うと急に恐怖が襲ってきた。
『!!』
「来い」
腕と腕の間についている鎖を引っ張られ、足に力の入らない恋歌はずるずると引きずられていく。
「ちょっ、!」
それをミーシャが止めようとしてくれるが、エンティと残っていた男たちがミーシャを押さえつけた。
「そいつのことは好きにしていい
こっちの部屋には誰も入れるなよ」
それだけを言って恋歌を連れて近くにあった扉を開く。
扉の鍵を閉め近くにあるキングサイズのベッドに恋歌を放り投げると、近くのナイフを掴んで恋歌の上に馬乗りになった。
でっぷりと出たお腹の所為で、圧迫感でつぶれそうになる。
「たしか魔女ってのは胸に紋章があるんだったか」
『!!』
そこまで知っているのかと驚いたが、ルーフが持っているナイフの使い道を悟った恋歌は、咄嗟に腕で胸を隠したが、鎖を引っ張られ腕を頭上で固定された。