ペンギンの女難
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『(相手は10人…
ミーシャを守りながらなんとかしないと)』
相手の数はルーフを入れて10人。
ミーシャが探しているルーフの親の居場所を聞くためにルーフ以外は気絶させるつもりでぎゅっと柄を握る。
「恋歌、人数は多いが勝てる相手だ
確実に1人ずつ倒すぞ」
『うん』
シリウスが恋歌の緊張を解くために声をかけると、柄を握る力が強くなり集中する為に息を吐く。
『【レプス
タウロス
スコーピオン】』
いつもの様に身体強化の魔法を自分にかけ、刀にも魔法をかけた後、一番近くにいる男に向かって足に力を入れた。
『ふぅ…
(あと…3人…)』
「恋歌…」
息を切らしながらミーシャを背に庇い刀を構えている恋歌を、ミーシャが祈るように手を組んで震えながら見守っている。
「(恋歌の仲間が近くにいれば…)」
恋歌が倒した男は眠らされているようで、いびきをかいて床に転がっている。
だが残りの2人は恋歌の事を警戒して近寄ってこない。
ミーシャからあまり距離をとらない恋歌と、ルーフと残りの2人は冷戦状態。
「ボス!持ってきました!」
「おせぇ!!」
しばらくこう着状態が続き、恋歌が別の魔法を使おうと考えていると、恋歌とミーシャを連れてきた男が戻ってきた。
手には手錠を持っており、それを乱暴に受け取ったルーフは、にやりと笑って恋歌を指さした。
『(あの手錠嫌な感じがする…)』
「あの女をおさえろ!
ミーシャは後でいい!!」
「「はっ!」」
『【星天魔法】』
意外としぶとい男たちと、嫌な気配のする手錠に一旦退いた方がいいかもしれないと、安易にここまで来てしまった事を後悔した。
ル「こ、これが…!!」
『【ゾディア…】
!!』
室内なのに星空の中にいるような空間に変わった事を、嬉しそうな表情で見ているルーフにも攻撃を当てようと狙いを定めていたが、視界にあるものが目に入り慌てて魔法を解除した。
「ひ、酷い…」
「あ、お取込み中でしたか?」
開いていた扉からひょこ、と顔を出したのは無精ひげを生やした男。
右手には短刀。
左手には…。
「ごめ、なさ…」
原型がわからないほど、顔が腫れている女の髪の毛を掴んで引きずっていた。
「お前もあの女捕まえるの手伝え!!
本物の星の魔女だ!!」
「ほう…」
今まで半分ほど閉じていた目が見開き、男と目が合った瞬間、息がしにくいほどの威圧感に、背中に嫌な汗が流れた。
ミーシャを守りながらなんとかしないと)』
相手の数はルーフを入れて10人。
ミーシャが探しているルーフの親の居場所を聞くためにルーフ以外は気絶させるつもりでぎゅっと柄を握る。
「恋歌、人数は多いが勝てる相手だ
確実に1人ずつ倒すぞ」
『うん』
シリウスが恋歌の緊張を解くために声をかけると、柄を握る力が強くなり集中する為に息を吐く。
『【レプス
タウロス
スコーピオン】』
いつもの様に身体強化の魔法を自分にかけ、刀にも魔法をかけた後、一番近くにいる男に向かって足に力を入れた。
『ふぅ…
(あと…3人…)』
「恋歌…」
息を切らしながらミーシャを背に庇い刀を構えている恋歌を、ミーシャが祈るように手を組んで震えながら見守っている。
「(恋歌の仲間が近くにいれば…)」
恋歌が倒した男は眠らされているようで、いびきをかいて床に転がっている。
だが残りの2人は恋歌の事を警戒して近寄ってこない。
ミーシャからあまり距離をとらない恋歌と、ルーフと残りの2人は冷戦状態。
「ボス!持ってきました!」
「おせぇ!!」
しばらくこう着状態が続き、恋歌が別の魔法を使おうと考えていると、恋歌とミーシャを連れてきた男が戻ってきた。
手には手錠を持っており、それを乱暴に受け取ったルーフは、にやりと笑って恋歌を指さした。
『(あの手錠嫌な感じがする…)』
「あの女をおさえろ!
ミーシャは後でいい!!」
「「はっ!」」
『【星天魔法】』
意外としぶとい男たちと、嫌な気配のする手錠に一旦退いた方がいいかもしれないと、安易にここまで来てしまった事を後悔した。
ル「こ、これが…!!」
『【ゾディア…】
!!』
室内なのに星空の中にいるような空間に変わった事を、嬉しそうな表情で見ているルーフにも攻撃を当てようと狙いを定めていたが、視界にあるものが目に入り慌てて魔法を解除した。
「ひ、酷い…」
「あ、お取込み中でしたか?」
開いていた扉からひょこ、と顔を出したのは無精ひげを生やした男。
右手には短刀。
左手には…。
「ごめ、なさ…」
原型がわからないほど、顔が腫れている女の髪の毛を掴んで引きずっていた。
「お前もあの女捕まえるの手伝え!!
本物の星の魔女だ!!」
「ほう…」
今まで半分ほど閉じていた目が見開き、男と目が合った瞬間、息がしにくいほどの威圧感に、背中に嫌な汗が流れた。