ペンギンの女難
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だが、この状況はまずいと恋歌を起こそうとしたが、気持ちよさそうに眠っている様子を見て、起こす事ができない。
「(ど、どうすりゃいいんだ…)」
柔らかい身体に、恋歌のいい匂いが手放す事を本能が躊躇っていると、ぴくりと恋歌の身体が反応した。
『ん、?』
「あ…お、起きるか?」
ぼーっとうつろな目で見てくる恋歌に、小声で話しかけると、目の前にいるのがペンギンだとわかった恋歌は、軽く首を振ってさらにぎゅっと抱き着いてきた。
『寒い…』
「え?あ、さ、寒い…か」
よくよく見れば布団をほぼミーシャが独り占めしており、ペンギンはほとんど布団をかぶっていない上に、恋歌も少ししかかぶれていない。
おそらく夜中に寒くて温もりを求める為に、近くにいたペンギンに抱き着きに来たのだろうということはわかったが、どきどきと鳴る心臓の音がばれないかと冷や冷やしている。
少しだけ手を伸ばしてミーシャから布団を引っ張り、せめて恋歌だけでもと布団をかぶせてやる。
「(え、待て待て待て
キャプテンはこんな可愛い恋歌を何回も見て、告白しねぇの!?
こんなの…おれだったら…)」
すり、と掌で頬を撫でてやれば、柔らかい頬の感覚が伝わり、そのままさらさらの髪に指を通す。
「…恋歌、こっち頭乗せな」
『ん?うん…』
ぽんぽん、と自分の腕を叩けば、もぞもぞと動いて自分が寝やすいように体勢を整えてまた目を閉じたため、背中をとん、と叩いてやる。
『ペンギン…』
「ん?どうした?」
眠そうな顔を上げて、視線を合わせれば腕枕をしたことで思ったよりも近い距離に、ペンギンの心臓の音が恋歌に伝わってしまいそうなほど、どくどくと音をたてはじめる。
『眠れ、ない?』
心配そうに聞いてくる恋歌に、ふっと笑ったペンギンは恋歌の頭を撫でてやる。
「ちょっと目が覚めただけだ
まだ夜中だからちゃんと寝ろ」
『うん』
寝ぼけていても綺麗な声をしている恋歌の声に、無意識に近くにある唇に視線がいき、親指で恋歌の唇をなぞった。
柔らかい感触が伝わってきて、ごくりと唾を飲み込んだ。
『?』
「なぁ…おれと…キス、できるか?」
『え…?』
もう一度閉じかかっていた恋歌の目が開き、再びペンギンと視線が合う。
戸惑ったような瞳をしているが、それすらも引き込まれる感じがして、顎を持ち上げてゆっくりと顔を近づけていく。
「……」
ぎゅっと目を閉じて震えている恋歌に、苦笑いしてちゅ、と額にキスをした。
『へ…』
「キャプテン以外としたくないならもっと抵抗しろよ
おれみたいな悪い奴に襲われちまうぞ」
頭を自分の胸に引き寄せて、眠れるように頭を撫でてやる。
「寝るぞ」
『うん…』
「(くっそー!!可愛いすぎんだろ!!!)」
恋歌が眠った後に、ばれないように悶えていたペンギンは、外が少し明るくなるまで眠れなかった。
「(ど、どうすりゃいいんだ…)」
柔らかい身体に、恋歌のいい匂いが手放す事を本能が躊躇っていると、ぴくりと恋歌の身体が反応した。
『ん、?』
「あ…お、起きるか?」
ぼーっとうつろな目で見てくる恋歌に、小声で話しかけると、目の前にいるのがペンギンだとわかった恋歌は、軽く首を振ってさらにぎゅっと抱き着いてきた。
『寒い…』
「え?あ、さ、寒い…か」
よくよく見れば布団をほぼミーシャが独り占めしており、ペンギンはほとんど布団をかぶっていない上に、恋歌も少ししかかぶれていない。
おそらく夜中に寒くて温もりを求める為に、近くにいたペンギンに抱き着きに来たのだろうということはわかったが、どきどきと鳴る心臓の音がばれないかと冷や冷やしている。
少しだけ手を伸ばしてミーシャから布団を引っ張り、せめて恋歌だけでもと布団をかぶせてやる。
「(え、待て待て待て
キャプテンはこんな可愛い恋歌を何回も見て、告白しねぇの!?
こんなの…おれだったら…)」
すり、と掌で頬を撫でてやれば、柔らかい頬の感覚が伝わり、そのままさらさらの髪に指を通す。
「…恋歌、こっち頭乗せな」
『ん?うん…』
ぽんぽん、と自分の腕を叩けば、もぞもぞと動いて自分が寝やすいように体勢を整えてまた目を閉じたため、背中をとん、と叩いてやる。
『ペンギン…』
「ん?どうした?」
眠そうな顔を上げて、視線を合わせれば腕枕をしたことで思ったよりも近い距離に、ペンギンの心臓の音が恋歌に伝わってしまいそうなほど、どくどくと音をたてはじめる。
『眠れ、ない?』
心配そうに聞いてくる恋歌に、ふっと笑ったペンギンは恋歌の頭を撫でてやる。
「ちょっと目が覚めただけだ
まだ夜中だからちゃんと寝ろ」
『うん』
寝ぼけていても綺麗な声をしている恋歌の声に、無意識に近くにある唇に視線がいき、親指で恋歌の唇をなぞった。
柔らかい感触が伝わってきて、ごくりと唾を飲み込んだ。
『?』
「なぁ…おれと…キス、できるか?」
『え…?』
もう一度閉じかかっていた恋歌の目が開き、再びペンギンと視線が合う。
戸惑ったような瞳をしているが、それすらも引き込まれる感じがして、顎を持ち上げてゆっくりと顔を近づけていく。
「……」
ぎゅっと目を閉じて震えている恋歌に、苦笑いしてちゅ、と額にキスをした。
『へ…』
「キャプテン以外としたくないならもっと抵抗しろよ
おれみたいな悪い奴に襲われちまうぞ」
頭を自分の胸に引き寄せて、眠れるように頭を撫でてやる。
「寝るぞ」
『うん…』
「(くっそー!!可愛いすぎんだろ!!!)」
恋歌が眠った後に、ばれないように悶えていたペンギンは、外が少し明るくなるまで眠れなかった。