指名手配
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ローの能力で人気のない場所に上陸し、近くに海軍がいない事を確認して、街に足を踏み入れた。
今回の恋歌の変装は帽子の色を変え、めがねをサングラスに変えただけ。
意外とそれだけで別人のように見え、ローも念のため帽子の上からコートのフードをかぶって顔を隠している。
「さっさと必要な物だけ買って戻るぞ」
ぐい、と恋歌の手を引いて、人ごみをかき分けるように街を進んでいく。
ペンギンに渡されたリストを持って、手早く食糧を調達し、随時恋歌が空間にしまっていき、たまにすれ違う海軍にもばれることなく買い物は進む。
「大体は買えたな」
『うん』
急いで買い物をしたため、買い物終盤になり、休憩しようと人気のない路地裏で少し崩れかけている階段に腰掛ける。
『あとは…なにかある?』
「…あとは細々したもんだけだな
海軍もまだこの島にいるみてぇだし、これは次の島でもいい
見つからねぇうちに帰るぞ」
リストを確認して、長期間潜水しても過ごせるだけの準備はできたと、海軍の人数が多いこの島に長居は無用だと恋歌の手を取り、待ち合わせ場所に向かう。
その途中、人だかりができている場所があり、頭一つ分他の人より背の高いローが、何気なしに視線を向けると、驚いたように目を見開いて立ち止まった。
『??
ロー?』
手を繋いでいる恋歌も必然的に立ち止まり、ローに声をかけるとゆっくりと視線が向けられた。
「…お前、昨日海軍の前で声出したか」
『あ、うん
魔法、使う時に…』
「ああ…そうか…
そうだったな…」
ローと合流したときに魔法を使ったではないかと首を傾げると、うまく頭が回らないのか、大きく息を吸って肺からすべての空気を吐き出した。
そして能力で何かの紙を手にし、”行くぞ”と恋歌の手を引いた。
「【シャンブルズ】」
「あ!おかえり!!」
能力で船に戻ってきた2人を見て、ベポが無事でよかったとガルチューしてくる。
「悪かったな
倉庫に荷物出してくれるか?」
『うん』
「おれは部屋に戻る」
ペンギンに呼ばれ倉庫に足を向けると、ローは片手に紙を握りしめたまま食堂から出て行った。
「(はぁ…とうとうこうなったか…)」
持っていた紙を机に放り、ソファに深く腰掛ける。
ローが持っていた紙は2枚。
1枚は自分の手配書で、”死の外科医”という名で1,000万ベリーの懸賞金がつけられていた。
そしてもう1枚の手配書には、見慣れた変装をした恋歌の写真が載っている。
「”小夜啼鳥”…か」
恋歌につけられた異名は美しい声を出すと言われる鳥の名前。
そして別名は… ”ナイチンゲール”。
海軍の前で魔法を使い、 ”死の外科医”の仲間ということでこの名前がつけられたのだろうとはわかるが心境は複雑。
「(星の魔女、って名前にならなかっただけでもマシか…)」
星の魔女の事を知っている海兵がいれば、異名は”星の魔女”となっていただろうが、そうはならなかった。
はぁ、ともう一度ため息をついて、少し気持ちを落ち着けようと、ソファに横になり帽子を顔の上に乗せ、目を閉じた。
今回の恋歌の変装は帽子の色を変え、めがねをサングラスに変えただけ。
意外とそれだけで別人のように見え、ローも念のため帽子の上からコートのフードをかぶって顔を隠している。
「さっさと必要な物だけ買って戻るぞ」
ぐい、と恋歌の手を引いて、人ごみをかき分けるように街を進んでいく。
ペンギンに渡されたリストを持って、手早く食糧を調達し、随時恋歌が空間にしまっていき、たまにすれ違う海軍にもばれることなく買い物は進む。
「大体は買えたな」
『うん』
急いで買い物をしたため、買い物終盤になり、休憩しようと人気のない路地裏で少し崩れかけている階段に腰掛ける。
『あとは…なにかある?』
「…あとは細々したもんだけだな
海軍もまだこの島にいるみてぇだし、これは次の島でもいい
見つからねぇうちに帰るぞ」
リストを確認して、長期間潜水しても過ごせるだけの準備はできたと、海軍の人数が多いこの島に長居は無用だと恋歌の手を取り、待ち合わせ場所に向かう。
その途中、人だかりができている場所があり、頭一つ分他の人より背の高いローが、何気なしに視線を向けると、驚いたように目を見開いて立ち止まった。
『??
ロー?』
手を繋いでいる恋歌も必然的に立ち止まり、ローに声をかけるとゆっくりと視線が向けられた。
「…お前、昨日海軍の前で声出したか」
『あ、うん
魔法、使う時に…』
「ああ…そうか…
そうだったな…」
ローと合流したときに魔法を使ったではないかと首を傾げると、うまく頭が回らないのか、大きく息を吸って肺からすべての空気を吐き出した。
そして能力で何かの紙を手にし、”行くぞ”と恋歌の手を引いた。
「【シャンブルズ】」
「あ!おかえり!!」
能力で船に戻ってきた2人を見て、ベポが無事でよかったとガルチューしてくる。
「悪かったな
倉庫に荷物出してくれるか?」
『うん』
「おれは部屋に戻る」
ペンギンに呼ばれ倉庫に足を向けると、ローは片手に紙を握りしめたまま食堂から出て行った。
「(はぁ…とうとうこうなったか…)」
持っていた紙を机に放り、ソファに深く腰掛ける。
ローが持っていた紙は2枚。
1枚は自分の手配書で、”死の外科医”という名で1,000万ベリーの懸賞金がつけられていた。
そしてもう1枚の手配書には、見慣れた変装をした恋歌の写真が載っている。
「”小夜啼鳥”…か」
恋歌につけられた異名は美しい声を出すと言われる鳥の名前。
そして別名は… ”ナイチンゲール”。
海軍の前で魔法を使い、 ”死の外科医”の仲間ということでこの名前がつけられたのだろうとはわかるが心境は複雑。
「(星の魔女、って名前にならなかっただけでもマシか…)」
星の魔女の事を知っている海兵がいれば、異名は”星の魔女”となっていただろうが、そうはならなかった。
はぁ、ともう一度ため息をついて、少し気持ちを落ち着けようと、ソファに横になり帽子を顔の上に乗せ、目を閉じた。