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つなぎをペンギン、シャチ、ベポが着る事が日常になってから数日経ったある日。
「キャプテン!!
海軍だ!!」
自室で医学書を読んでいたローは、シャチの焦った声にすぐに顔を上げ、医学書を閉じる。
「…あいつらはまだか」
「ああ、まだ島に買い出し行って戻ってきてない…」
物資調達の為に島に立ち寄った時、運悪く島に海軍がいたらしく、船が見つけられてしまった。
船を出そうにも買い出しに出た恋歌とペンギンとベポがまだ帰ってきていないとわかり、小さく舌打ちをする。
「シャチはあいつら探して来い
戻ってきたらすぐに出航する」
「アイアイ!!」
鬼哭を持って2人で甲板に出ると、シャチは島に飛び出していった。
「(見たとこ一般兵ばかりか)」
軍艦から狙われているが、階級も高くなさそうな一般兵ばかり。
これなら1人でも大丈夫だろうと、鬼哭を抜いた。
「(人数が減らねぇ…)」
海軍と交戦を始めて数十分、既にばらばらにされている海兵の数は数えきれないが、どんどんと島からも海兵が集まってきており、体力を使う能力を使い続けるには限界が近づいてきている。
「なんだこいつの能力…」
「無名の海賊のくせに…」
ばらばらにされた味方が生きている事に気味悪さを感じ、なかなか踏み出せないでいると、今まで昼間だったというのに、ふっ、とあたりが暗くなり星空の中に立っているかのような景色に変わった。
「「「!!」」」
「これは…」
『【星天魔法 ゾディアック】』
聞きなれた綺麗な声と、星空の空間にほっとしたように息をはく。
陸にいた海兵たちは恋歌の魔法でぷすぷすと黒い靄を出して倒れた。
『ごめんね、遅くなった』
「いや、十分だ
1人か」
空から帰ってきたらしく、箒を手に持っており、他の3人の姿は見えない。
『うん、島にも海軍、いっぱいいて
みんなは、それを撒いてから、戻ってくる』
「わかった
あいつらが戻ってくるまで船を守る」
『はい
シリウス』
「おう」
肩に乗っていたシリウスに声をかければ、恋歌が出した魔方陣の中に飛び込み、刀に戻り恋歌が柄を握る。
「相手はザコばかりだが人数が多い
油断はするな」
ローの言葉に頷いた恋歌は、自分の足元に魔方陣を発動させる。
『【タウロス
レプス】』
「軍艦の方は任せた」
どこから出てきたのか陸からはまた集まってきた海兵たちが武器を構えている。
1人で行かせることに不安はあったが仕方ないと、船から飛び出していく恋歌を見送った。
『(人数はそんなに多くないのか…)』
「う、撃て!!」
箒を足場にして軍艦に飛び移ったが、陸の海軍の人数に比べると、船の中の人数は少ない。
銃口が自分に向けられたため、足元に魔方陣を発動させる。
『【スキュータム】』
盾座の力を借りて自分と海兵の間に魔方陣の盾を出し、銃弾を防ぐ。
「銃が効かないなら…かかれ!!」
銃弾はすべて防がれるとわかり、瞬時にサーベルを抜き向かってくる。
「キャプテン!!
海軍だ!!」
自室で医学書を読んでいたローは、シャチの焦った声にすぐに顔を上げ、医学書を閉じる。
「…あいつらはまだか」
「ああ、まだ島に買い出し行って戻ってきてない…」
物資調達の為に島に立ち寄った時、運悪く島に海軍がいたらしく、船が見つけられてしまった。
船を出そうにも買い出しに出た恋歌とペンギンとベポがまだ帰ってきていないとわかり、小さく舌打ちをする。
「シャチはあいつら探して来い
戻ってきたらすぐに出航する」
「アイアイ!!」
鬼哭を持って2人で甲板に出ると、シャチは島に飛び出していった。
「(見たとこ一般兵ばかりか)」
軍艦から狙われているが、階級も高くなさそうな一般兵ばかり。
これなら1人でも大丈夫だろうと、鬼哭を抜いた。
「(人数が減らねぇ…)」
海軍と交戦を始めて数十分、既にばらばらにされている海兵の数は数えきれないが、どんどんと島からも海兵が集まってきており、体力を使う能力を使い続けるには限界が近づいてきている。
「なんだこいつの能力…」
「無名の海賊のくせに…」
ばらばらにされた味方が生きている事に気味悪さを感じ、なかなか踏み出せないでいると、今まで昼間だったというのに、ふっ、とあたりが暗くなり星空の中に立っているかのような景色に変わった。
「「「!!」」」
「これは…」
『【星天魔法 ゾディアック】』
聞きなれた綺麗な声と、星空の空間にほっとしたように息をはく。
陸にいた海兵たちは恋歌の魔法でぷすぷすと黒い靄を出して倒れた。
『ごめんね、遅くなった』
「いや、十分だ
1人か」
空から帰ってきたらしく、箒を手に持っており、他の3人の姿は見えない。
『うん、島にも海軍、いっぱいいて
みんなは、それを撒いてから、戻ってくる』
「わかった
あいつらが戻ってくるまで船を守る」
『はい
シリウス』
「おう」
肩に乗っていたシリウスに声をかければ、恋歌が出した魔方陣の中に飛び込み、刀に戻り恋歌が柄を握る。
「相手はザコばかりだが人数が多い
油断はするな」
ローの言葉に頷いた恋歌は、自分の足元に魔方陣を発動させる。
『【タウロス
レプス】』
「軍艦の方は任せた」
どこから出てきたのか陸からはまた集まってきた海兵たちが武器を構えている。
1人で行かせることに不安はあったが仕方ないと、船から飛び出していく恋歌を見送った。
『(人数はそんなに多くないのか…)』
「う、撃て!!」
箒を足場にして軍艦に飛び移ったが、陸の海軍の人数に比べると、船の中の人数は少ない。
銃口が自分に向けられたため、足元に魔方陣を発動させる。
『【スキュータム】』
盾座の力を借りて自分と海兵の間に魔方陣の盾を出し、銃弾を防ぐ。
「銃が効かないなら…かかれ!!」
銃弾はすべて防がれるとわかり、瞬時にサーベルを抜き向かってくる。