お揃い
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元々今回上陸した島はモノづくりの職人がたくさんいる島で、北の海の有名な物はすべてこの島の人間が作っていると言っても過言ではないと言われるほど。
刺青が入れられないと落ち込んでいたベポの為に、この島にたどり着くことがあれば服を作ろうと決めていたペンギンとシャチ。
そして、その話を聞いて恋歌もなにかベポの為に出来る事をしたいとなり、ローの許可も貰っていた。
ローは出資者でペンダントを作る為の金を準備したり、いい素材の布を探したりしていた。
『ベポ、喜んでくれたね』
「ああ」
ローはつなぎ以外にも服を依頼しており、かなりの量をはりきってシャチとペンギンが作った為、クローゼットに服をしまうのを恋歌が手伝いに来ている。
2人曰く、作った服をかっこよく、可愛く着こなしてくれるローと恋歌の服は作り甲斐があるらしく、まだまだいろんなものを作ると張り切っていた。
「あいつらはすっかり職人だな」
『そうだね
でも、ほんとに、すごいよね』
この短期間でほぼ職人技をマスターしたシャチとペンギンは、飲み込みの早さに驚かれていた。
畳んでいるローの服に描かれた海賊旗のマークを撫でていると、後ろからのしっ、とローが体重をかけて肩に頭を乗せてきた。
『どうしたの?』
「いや、なんでもねぇ」
『そう』
しばらくゆっくりとした時間がとれず、夜もベポと一緒にいた為、久しぶりに二人きりだと思ったら、急に触れたくなったとは言えない。
恋歌の方も気にした様子もなく、服を畳む手を止めない。
「なぁ…さっきのペンダントに使った魔法ってなんだったんだ?」
『あまり、大したものじゃ、ないけど…』
魔方陣を出してその中に手を入れ鉄くずのようなものと先の尖った工具を取り出した。
『これ、練習に、使ってたんだけど』
掌と右目に魔方陣を発動させ、工具を鉄くずの上に滑らせていく。
じじっ、と音がして工具で鉄くずに何かを書いた後、ローに渡した。
「へぇ…こうやって作ったのか」
ローの手元にある鉄くずには薄く海賊旗のマークが描かれている。
『これを、何回も、繰り返したの
本当は、専用の工具とか、トレースする紙とか、いろいろ必要、なんだけど
わたしは、魔法でした、だけ』
「じゃあ今度ピアス穴開けるから、ピアス作ってくれよ」
『ピアス?』
「ああ、両耳に2つずつ
全部で4つ開ける」
『で、でも…お店に売ってる、もののほうが…』
一応合格点はもらえたが、魔法を使ってなんとかもらえた程度であれば、店で売っているモノの方がいいのではと思ったが、ローがその言葉に頷くことはなかった。
結局折れる事になるのは恋歌の方で、もう少し練習をさせてほしいので時間をくれと伝えて、今度はそれに頷いてくれた。
『終わったよ』
「ありがとう」
服をクローゼットにすべて収納できたので、離れてもらおうかと思ったが、お腹に腕を回されて余計に密着してきた。
刺青が入れられないと落ち込んでいたベポの為に、この島にたどり着くことがあれば服を作ろうと決めていたペンギンとシャチ。
そして、その話を聞いて恋歌もなにかベポの為に出来る事をしたいとなり、ローの許可も貰っていた。
ローは出資者でペンダントを作る為の金を準備したり、いい素材の布を探したりしていた。
『ベポ、喜んでくれたね』
「ああ」
ローはつなぎ以外にも服を依頼しており、かなりの量をはりきってシャチとペンギンが作った為、クローゼットに服をしまうのを恋歌が手伝いに来ている。
2人曰く、作った服をかっこよく、可愛く着こなしてくれるローと恋歌の服は作り甲斐があるらしく、まだまだいろんなものを作ると張り切っていた。
「あいつらはすっかり職人だな」
『そうだね
でも、ほんとに、すごいよね』
この短期間でほぼ職人技をマスターしたシャチとペンギンは、飲み込みの早さに驚かれていた。
畳んでいるローの服に描かれた海賊旗のマークを撫でていると、後ろからのしっ、とローが体重をかけて肩に頭を乗せてきた。
『どうしたの?』
「いや、なんでもねぇ」
『そう』
しばらくゆっくりとした時間がとれず、夜もベポと一緒にいた為、久しぶりに二人きりだと思ったら、急に触れたくなったとは言えない。
恋歌の方も気にした様子もなく、服を畳む手を止めない。
「なぁ…さっきのペンダントに使った魔法ってなんだったんだ?」
『あまり、大したものじゃ、ないけど…』
魔方陣を出してその中に手を入れ鉄くずのようなものと先の尖った工具を取り出した。
『これ、練習に、使ってたんだけど』
掌と右目に魔方陣を発動させ、工具を鉄くずの上に滑らせていく。
じじっ、と音がして工具で鉄くずに何かを書いた後、ローに渡した。
「へぇ…こうやって作ったのか」
ローの手元にある鉄くずには薄く海賊旗のマークが描かれている。
『これを、何回も、繰り返したの
本当は、専用の工具とか、トレースする紙とか、いろいろ必要、なんだけど
わたしは、魔法でした、だけ』
「じゃあ今度ピアス穴開けるから、ピアス作ってくれよ」
『ピアス?』
「ああ、両耳に2つずつ
全部で4つ開ける」
『で、でも…お店に売ってる、もののほうが…』
一応合格点はもらえたが、魔法を使ってなんとかもらえた程度であれば、店で売っているモノの方がいいのではと思ったが、ローがその言葉に頷くことはなかった。
結局折れる事になるのは恋歌の方で、もう少し練習をさせてほしいので時間をくれと伝えて、今度はそれに頷いてくれた。
『終わったよ』
「ありがとう」
服をクローゼットにすべて収納できたので、離れてもらおうかと思ったが、お腹に腕を回されて余計に密着してきた。