お揃い
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恋歌が着ている2人の自信作はスカートとニーハイソックス。
シャツはいつも通りだが、黒のハイウエストのスカートの裾に海賊旗と裾を一周するように、ローのジーパンと同じような柄が、黒のニーハイソックスには肩の刺青と同じハート柄が描かれている。
「恋歌のも可愛いね!」
『ありがとう』
ベポが恋歌の周りをぐるぐるとまわりながら似合うと褒めてくれる。
ペンギンとシャチも満足しているのか、腕を組んでうんうんと頷いている。
「おれ、制作意欲沸いてきた」
「奇遇だな…おれもだ」
自分たちの作った服を着こなしてくれる恋歌を見て、着せたい服が出てきて頭を埋め尽くしていく。
「変なモンは作るんじゃねぇぞ」
「「あ、アイアイ」」
それを見抜かれてローにはしっかりとくぎを刺された。
『あ、そうだ』
「?」
甲板で寝そべっていたシリウスの首に自分と同じペンダントをつけてやると、驚いたように目をぱちくりとさせている。
「おれのも作ってたのか」
『うん、シリウスも、仲間じゃない』
「あ、ちなみにシリウスの服もあるぞ」
「は?」
「ただなー、おれたちとしては服を着せるとそのもふもふが失われるから、ちょっと別のを考えようかと思ってるんだけどな」
ペンギンが手に持っているのは子犬用の小さな服。
つなぎと同じデザインではあるが、これを着せてしまうと癒しの一つが隠れてしまうので、葛藤をしているところらしい。
「はっ、ばかだなお前ら」
仮の姿である自分にまで服を作らなくともいいのにとおかしそうに笑うが、これが今の相棒の仲間かとため息をついてぴょん、とペンギンの肩に飛び乗った。
「もっとかっこいいのにしろ」
「これはこれで可愛いと思うけどなー」
「可愛さなんざ求めてねぇよ」
注文をし始めたシリウスの言葉を聞き、希望に合うものを作ってくれると約束した。
『…ねぇ』
「ん?」
シリウスの服を考えて盛り上がっているのを見ているだけだったローの傍に寄り、くい、と袖を引けば視線を合わせてくれる。
『みんなのも…あるの』
「…」
恋歌の手には海賊旗のペンダントトップがついたネックレスが3つある。
一瞬驚いた顔をしたローだったが、少し腰を曲げてふっ、と優しく笑った。
『?』
「おれにもつけてくれ」
『うん』
ローの首の後ろに手を回し、お揃いのペンダントをつけると、身体を起こしてそれにそっと触れる。
「うまいもんだな」
『魔法も、使ってるからね』
「へぇ…それ「あー!!」
うるせぇな!!」
ちゃりちゃりと指で弄りながら、どんな魔法なのか聞こうとした瞬間、シャチの叫び声に遮られた。
「キャプテンだけずるい!!」
『あ、シャチのも、あるよ』
「まじ!?
つけてつけて!!」
小走りで寄ってきたシャチが頭を下げて待っているので、持っていたペンダントをつけてやる。
「おれも!!」
それを見てペンギンも駆け寄ってきたため、これで全員がお揃いになった。
「いやー、おれこれいつ恋歌に作ってって頼もうか悩んでたんだよな」
自分たちの分はないと思い込んでいた為、嬉しそうにしているシャチとペンギンを見て、ほっとしたように息をはいた。
「ありがとな」
『ううん、ローも、いつもありがとう』
「…ああ」
逆にお礼を言われると思っていなかったローは、一瞬目を見開いたが、ぽん、と恋歌の頭に手を置き、ここ最近落ち込んでいたのが嘘のように元気に騒いでいるベポを見て、自然に笑みがこぼれた。
シャツはいつも通りだが、黒のハイウエストのスカートの裾に海賊旗と裾を一周するように、ローのジーパンと同じような柄が、黒のニーハイソックスには肩の刺青と同じハート柄が描かれている。
「恋歌のも可愛いね!」
『ありがとう』
ベポが恋歌の周りをぐるぐるとまわりながら似合うと褒めてくれる。
ペンギンとシャチも満足しているのか、腕を組んでうんうんと頷いている。
「おれ、制作意欲沸いてきた」
「奇遇だな…おれもだ」
自分たちの作った服を着こなしてくれる恋歌を見て、着せたい服が出てきて頭を埋め尽くしていく。
「変なモンは作るんじゃねぇぞ」
「「あ、アイアイ」」
それを見抜かれてローにはしっかりとくぎを刺された。
『あ、そうだ』
「?」
甲板で寝そべっていたシリウスの首に自分と同じペンダントをつけてやると、驚いたように目をぱちくりとさせている。
「おれのも作ってたのか」
『うん、シリウスも、仲間じゃない』
「あ、ちなみにシリウスの服もあるぞ」
「は?」
「ただなー、おれたちとしては服を着せるとそのもふもふが失われるから、ちょっと別のを考えようかと思ってるんだけどな」
ペンギンが手に持っているのは子犬用の小さな服。
つなぎと同じデザインではあるが、これを着せてしまうと癒しの一つが隠れてしまうので、葛藤をしているところらしい。
「はっ、ばかだなお前ら」
仮の姿である自分にまで服を作らなくともいいのにとおかしそうに笑うが、これが今の相棒の仲間かとため息をついてぴょん、とペンギンの肩に飛び乗った。
「もっとかっこいいのにしろ」
「これはこれで可愛いと思うけどなー」
「可愛さなんざ求めてねぇよ」
注文をし始めたシリウスの言葉を聞き、希望に合うものを作ってくれると約束した。
『…ねぇ』
「ん?」
シリウスの服を考えて盛り上がっているのを見ているだけだったローの傍に寄り、くい、と袖を引けば視線を合わせてくれる。
『みんなのも…あるの』
「…」
恋歌の手には海賊旗のペンダントトップがついたネックレスが3つある。
一瞬驚いた顔をしたローだったが、少し腰を曲げてふっ、と優しく笑った。
『?』
「おれにもつけてくれ」
『うん』
ローの首の後ろに手を回し、お揃いのペンダントをつけると、身体を起こしてそれにそっと触れる。
「うまいもんだな」
『魔法も、使ってるからね』
「へぇ…それ「あー!!」
うるせぇな!!」
ちゃりちゃりと指で弄りながら、どんな魔法なのか聞こうとした瞬間、シャチの叫び声に遮られた。
「キャプテンだけずるい!!」
『あ、シャチのも、あるよ』
「まじ!?
つけてつけて!!」
小走りで寄ってきたシャチが頭を下げて待っているので、持っていたペンダントをつけてやる。
「おれも!!」
それを見てペンギンも駆け寄ってきたため、これで全員がお揃いになった。
「いやー、おれこれいつ恋歌に作ってって頼もうか悩んでたんだよな」
自分たちの分はないと思い込んでいた為、嬉しそうにしているシャチとペンギンを見て、ほっとしたように息をはいた。
「ありがとな」
『ううん、ローも、いつもありがとう』
「…ああ」
逆にお礼を言われると思っていなかったローは、一瞬目を見開いたが、ぽん、と恋歌の頭に手を置き、ここ最近落ち込んでいたのが嘘のように元気に騒いでいるベポを見て、自然に笑みがこぼれた。