お揃い
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そして次の日から留守番は恋歌とベポに任せ、ローはふらっと島に行ったり、自室にこもったりといつも通り自由に過ごし始めた。
恋歌とベポは船の家事をこなしながら、勉強やお菓子作りをし、3人を待つようになってから数日後。
「恋歌!!」
「え?ペンギン?」
船の下から声をかけられひょこ、と顔を出すと、息を切らせたペンギンが立っていた。
「できたぞ!運ぶのだけ手伝ってくれ!!」
『ベポ、すぐに戻ってくるから、すこしだけ…1人になっちゃうけど、いい?』
「それは構わないけど…」
『すぐに、戻ってくるから』
「うん」
ぎゅっと手を握ってすぐに戻ってくると約束し、恋歌は急いで船から降りて行った。
「…一緒に行かなくていいのか?」
「…別に、すぐ戻ってくるんだろ」
「へへ、そうだね」
恋歌に着いていかず、ベポの頭の上に乗ってきたシリウスが、何を思っているかはわからないが、1人にしないようにしてくれたことには気づいて、船の手すりにもたれかかって、みんなが帰ってくるのを待つ事にした。
数十分後、ペンギンとシャチを先頭に、ローは恋歌に手を引かれて4人で走って戻ってくるのを船の上から眺め、ばたばたと船に上がってくるのを待つ。
「待たせた!」
「ううん、みんなおかえり」
「「ただいま」」
いつものように声をかければ息を切らせながらにこっと笑う。
「ほら恋歌、さっきの出してくれ」
『うん』
わくわくしながら恋歌を急かすように見つめると、頷いた恋歌は魔方陣を発動させる。
「?
なにこれ」
恋歌の魔方陣から出てきたのは、山盛りの服。
「ベポのはこれ!」
その中からシャチがオレンジの服を渡すと、不思議そうな顔をしながら広げ、驚きで目を見開いた。
「こ、これ…」
「いやー、おれたちの家事スキルが爆上がりしたよ」
「ほんとほんと
これでいつでもお嫁にいけるな」
『(お嫁…)』
「何言ってんだお前ら…」
腕を組みながら冗談を言うペンギンとシャチに、ローが呆れたような視線を向けるが、服を漁っていくつか自分の腕に抱えていく。
「あ、これとこれもキャプテンの要望あったやつ」
「ああ、そうだったな」
「恋歌のはこれとー…あれ?
おれの力作どこいった!?」
『あ、これ?』
「それ!!」
わいわいと服を全員で漁りだし、まだ固まっているベポは、その光景と手に持っている服を握り締めてぽろぽろと泣き始めた。
恋歌とベポは船の家事をこなしながら、勉強やお菓子作りをし、3人を待つようになってから数日後。
「恋歌!!」
「え?ペンギン?」
船の下から声をかけられひょこ、と顔を出すと、息を切らせたペンギンが立っていた。
「できたぞ!運ぶのだけ手伝ってくれ!!」
『ベポ、すぐに戻ってくるから、すこしだけ…1人になっちゃうけど、いい?』
「それは構わないけど…」
『すぐに、戻ってくるから』
「うん」
ぎゅっと手を握ってすぐに戻ってくると約束し、恋歌は急いで船から降りて行った。
「…一緒に行かなくていいのか?」
「…別に、すぐ戻ってくるんだろ」
「へへ、そうだね」
恋歌に着いていかず、ベポの頭の上に乗ってきたシリウスが、何を思っているかはわからないが、1人にしないようにしてくれたことには気づいて、船の手すりにもたれかかって、みんなが帰ってくるのを待つ事にした。
数十分後、ペンギンとシャチを先頭に、ローは恋歌に手を引かれて4人で走って戻ってくるのを船の上から眺め、ばたばたと船に上がってくるのを待つ。
「待たせた!」
「ううん、みんなおかえり」
「「ただいま」」
いつものように声をかければ息を切らせながらにこっと笑う。
「ほら恋歌、さっきの出してくれ」
『うん』
わくわくしながら恋歌を急かすように見つめると、頷いた恋歌は魔方陣を発動させる。
「?
なにこれ」
恋歌の魔方陣から出てきたのは、山盛りの服。
「ベポのはこれ!」
その中からシャチがオレンジの服を渡すと、不思議そうな顔をしながら広げ、驚きで目を見開いた。
「こ、これ…」
「いやー、おれたちの家事スキルが爆上がりしたよ」
「ほんとほんと
これでいつでもお嫁にいけるな」
『(お嫁…)』
「何言ってんだお前ら…」
腕を組みながら冗談を言うペンギンとシャチに、ローが呆れたような視線を向けるが、服を漁っていくつか自分の腕に抱えていく。
「あ、これとこれもキャプテンの要望あったやつ」
「ああ、そうだったな」
「恋歌のはこれとー…あれ?
おれの力作どこいった!?」
『あ、これ?』
「それ!!」
わいわいと服を全員で漁りだし、まだ固まっているベポは、その光景と手に持っている服を握り締めてぽろぽろと泣き始めた。