お揃い
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その日の夜は久しぶりに恋歌はベポと一緒に寝ると約束したので部屋に行くと、なぜか緊張したベポがベッドの上に正座して待っていた。
「あ、い、いらっしゃい」
『うん』
何度もベポの部屋に来た事はあるのに、なぜそんなに緊張しているのかと首を傾げたが、くあ、とあくびをしたシリウスがぴょんとベッドに飛び乗った。
「さっさと寝るぞ
おれは眠い」
「そ、そうだね
恋歌どっち側がいい?」
『どっちでも、大丈夫だよ』
「あ、じゃあ恋歌が落ちたら嫌だから壁側に…」
『うん、ありがとう』
なぜかひょい、と抱え上げられ、ベッドに上げてくれた。
「お、おれ昔より大きくなったから…潰したらごめんよ…」
『心配性だね』
「だ、だって…」
この船で一番大きいのはベポで、一番小さいのは恋歌。
2m近く大きくなったベポは、人間の女の子がこんなに小さく細いものだと改めて認識して、少し恋歌と距離を空けて寝転がる。
『大丈夫だから』
「うん…」
ベポの手を引いて近づいてもらうと、ふかふかの毛並に擦り寄った。
『(相変わらず優しいんだから)』
昔から変わらないベポの優しさがあるから、みんなベポの事が大好きで大切なのだ。
人とは違っていたとしても、大事な仲間であることに変わりはない。
『ベポ』
「ん?」
恋歌を潰さないようにと、固まっているベポにぎゅっと抱き着くと、おそるおそる抱きしめ返してくれた。
『もう少し…待ってて
ちゃんと、話すから』
「…わかった
でも、無理はしないでくれよ」
『うん、船の事、お願いね』
「アイアイ」
信じている仲間の言葉だからこそ、信じて待とうと決めたベポは、早く話してくれますようにと祈って、昔より小さくなった気がする恋歌を抱き締める手に少し力を入れた。
次の日も、また次の日も、3人は島に出かけ、船に残っているローとベポは船の事を任され、戻ってきた疲れている3人に夜食を食べさせる日々が続いた。
ベポもローと2人の時間が増えるのは嬉しいが、他の3人も傍にいて欲しいと、わがままを言ってしまいそうになっている。
3人が外に出かけるようになってから、恋歌が一緒に寝てくれるようにはなったが、疲れているのかすぐに寝てしまうため、あまり話もできていない。
「(でも…信じて待つって…決めたんだ)」
「あ、い、いらっしゃい」
『うん』
何度もベポの部屋に来た事はあるのに、なぜそんなに緊張しているのかと首を傾げたが、くあ、とあくびをしたシリウスがぴょんとベッドに飛び乗った。
「さっさと寝るぞ
おれは眠い」
「そ、そうだね
恋歌どっち側がいい?」
『どっちでも、大丈夫だよ』
「あ、じゃあ恋歌が落ちたら嫌だから壁側に…」
『うん、ありがとう』
なぜかひょい、と抱え上げられ、ベッドに上げてくれた。
「お、おれ昔より大きくなったから…潰したらごめんよ…」
『心配性だね』
「だ、だって…」
この船で一番大きいのはベポで、一番小さいのは恋歌。
2m近く大きくなったベポは、人間の女の子がこんなに小さく細いものだと改めて認識して、少し恋歌と距離を空けて寝転がる。
『大丈夫だから』
「うん…」
ベポの手を引いて近づいてもらうと、ふかふかの毛並に擦り寄った。
『(相変わらず優しいんだから)』
昔から変わらないベポの優しさがあるから、みんなベポの事が大好きで大切なのだ。
人とは違っていたとしても、大事な仲間であることに変わりはない。
『ベポ』
「ん?」
恋歌を潰さないようにと、固まっているベポにぎゅっと抱き着くと、おそるおそる抱きしめ返してくれた。
『もう少し…待ってて
ちゃんと、話すから』
「…わかった
でも、無理はしないでくれよ」
『うん、船の事、お願いね』
「アイアイ」
信じている仲間の言葉だからこそ、信じて待とうと決めたベポは、早く話してくれますようにと祈って、昔より小さくなった気がする恋歌を抱き締める手に少し力を入れた。
次の日も、また次の日も、3人は島に出かけ、船に残っているローとベポは船の事を任され、戻ってきた疲れている3人に夜食を食べさせる日々が続いた。
ベポもローと2人の時間が増えるのは嬉しいが、他の3人も傍にいて欲しいと、わがままを言ってしまいそうになっている。
3人が外に出かけるようになってから、恋歌が一緒に寝てくれるようにはなったが、疲れているのかすぐに寝てしまうため、あまり話もできていない。
「(でも…信じて待つって…決めたんだ)」