お揃い
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恋歌とローが刺青を入れてから数日後、シャチとペンギンも腕に刺青を入れた。
その後にローも腕と手の甲に刺青を増やし、一時期3人の腕はずっと包帯が巻かれていた。
「かっこいいなー」
「結局傷痕は消さなかったけど、これはこれでかっこいいだろ!!」
「しかもキャプテンが直々に入れてくれたしな!」
食堂で包帯が取れたばかりの刺青を嬉しそうに見せてくるシャチとペンギンに、羨ましそうな視線を向けるベポだが、ベポに刺青を入れてやることはできない。
ベポの横で本を読んでいる恋歌の肩の包帯も取れ、もう軟膏を塗らなくともよくなった。
柄は全員がお揃いという事ではないが、ベポは1人だけ仲間外れにされたような気がして少しさみしい感じがしている。
『ベポ』
「ん?
…ん?どうしたの?」
急に今まで黙っていた恋歌にちょいちょい、と手招きされ、少し身体を近づければ、首回りに抱き着くようにぎゅっと手を回された。
困惑しているベポだが、恋歌に抱き着かれている事は嬉しい為、抱き着き返せばすり、と頬を寄せられ肩を押して離れた。
『頑張るから…待ってて』
「え?あ、うん」
何を?、と聞きたかったが、読んでいた本を持って食堂から出て行ってしまった。
ぽかんと、恋歌の背中を見送ると、今度はぽん、と頭の上に優しく手が置かれる。
「もうすぐ次の島に着くだろ
準備しようぜ」
「そ、そうだね」
指示をくれと言うシャチとペンギンの言葉に、しなければいけないことを思い出し、ベポも席を立った。
数時間後、ベポの指示に従ってたどり着いた島は、島中に色とりどりの布がはためいている島。
「すげー…」
「でも…これなら期待できそうだ」
「だな」
「?
何の話?」
「「何でもないよ」」
島と何かをこそこそと見ているシャチとペンギンに、ベポが何をしているのかと覗きこんだが、へたくそな作り笑いをして持っていたものを隠されてしまった。
「シャチ、ペンギン」
甲板に出てきたローがひょい、と投げたのは袋に入ったお金。
それをペンギンがキャッチし、中を確認して懐にしまった。
「恋歌を1人にはさせるなよ」
「「アイアイ!」」
「ベポ、お前はおれと留守番だ」
「あ、うん」
今のローの言葉で今回島に上陸するのは、恋歌、シャチ、ペンギンの3人ということがわかり、いつもの変装の時に使う帽子とビン底眼鏡を持って、恋歌も甲板に出来てきた。
「(でも…恋歌が行くのにキャプテンが船に残るのか…?)」
シャチに帽子と眼鏡を渡して、変装の手伝いをしてもらっている恋歌と、壁にもたれかかっているローを交互に見て、言い表しがたい違和感にベポが首を傾げる。
「「いってきまーす」」
『いってきます』
「いってらっしゃい」
「気を付けてな」
島に入って行く3人の背中を見送ると、ローはがたがたと洗濯の準備を始める。
「ほら、あいつらが戻ってくるまでにやれることやるぞ」
「え!?キャプテンがやるの!?」
洗濯をしようとしているローに、ベポが驚いたような顔をすると、ローは眉間に皺を寄せた。
「…何か変か」
「ううん
あ、おれ洗濯物持ってくるよ!!」
「ああ」
久しぶりにローと2人で過ごせることが嬉しいベポは、急いで船の中に戻っていった。
その後にローも腕と手の甲に刺青を増やし、一時期3人の腕はずっと包帯が巻かれていた。
「かっこいいなー」
「結局傷痕は消さなかったけど、これはこれでかっこいいだろ!!」
「しかもキャプテンが直々に入れてくれたしな!」
食堂で包帯が取れたばかりの刺青を嬉しそうに見せてくるシャチとペンギンに、羨ましそうな視線を向けるベポだが、ベポに刺青を入れてやることはできない。
ベポの横で本を読んでいる恋歌の肩の包帯も取れ、もう軟膏を塗らなくともよくなった。
柄は全員がお揃いという事ではないが、ベポは1人だけ仲間外れにされたような気がして少しさみしい感じがしている。
『ベポ』
「ん?
…ん?どうしたの?」
急に今まで黙っていた恋歌にちょいちょい、と手招きされ、少し身体を近づければ、首回りに抱き着くようにぎゅっと手を回された。
困惑しているベポだが、恋歌に抱き着かれている事は嬉しい為、抱き着き返せばすり、と頬を寄せられ肩を押して離れた。
『頑張るから…待ってて』
「え?あ、うん」
何を?、と聞きたかったが、読んでいた本を持って食堂から出て行ってしまった。
ぽかんと、恋歌の背中を見送ると、今度はぽん、と頭の上に優しく手が置かれる。
「もうすぐ次の島に着くだろ
準備しようぜ」
「そ、そうだね」
指示をくれと言うシャチとペンギンの言葉に、しなければいけないことを思い出し、ベポも席を立った。
数時間後、ベポの指示に従ってたどり着いた島は、島中に色とりどりの布がはためいている島。
「すげー…」
「でも…これなら期待できそうだ」
「だな」
「?
何の話?」
「「何でもないよ」」
島と何かをこそこそと見ているシャチとペンギンに、ベポが何をしているのかと覗きこんだが、へたくそな作り笑いをして持っていたものを隠されてしまった。
「シャチ、ペンギン」
甲板に出てきたローがひょい、と投げたのは袋に入ったお金。
それをペンギンがキャッチし、中を確認して懐にしまった。
「恋歌を1人にはさせるなよ」
「「アイアイ!」」
「ベポ、お前はおれと留守番だ」
「あ、うん」
今のローの言葉で今回島に上陸するのは、恋歌、シャチ、ペンギンの3人ということがわかり、いつもの変装の時に使う帽子とビン底眼鏡を持って、恋歌も甲板に出来てきた。
「(でも…恋歌が行くのにキャプテンが船に残るのか…?)」
シャチに帽子と眼鏡を渡して、変装の手伝いをしてもらっている恋歌と、壁にもたれかかっているローを交互に見て、言い表しがたい違和感にベポが首を傾げる。
「「いってきまーす」」
『いってきます』
「いってらっしゃい」
「気を付けてな」
島に入って行く3人の背中を見送ると、ローはがたがたと洗濯の準備を始める。
「ほら、あいつらが戻ってくるまでにやれることやるぞ」
「え!?キャプテンがやるの!?」
洗濯をしようとしているローに、ベポが驚いたような顔をすると、ローは眉間に皺を寄せた。
「…何か変か」
「ううん
あ、おれ洗濯物持ってくるよ!!」
「ああ」
久しぶりにローと2人で過ごせることが嬉しいベポは、急いで船の中に戻っていった。