刺青
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その書き上げた紙を老人に見せると、老人は絵柄と恋歌の腕を見比べ、がっと恋歌の腕を掴んだ。
『(びっくりした…)』
「…まぁその大きさなら入る」
「そうか
大きさはこれでいいか?」
小さくなった絵柄を見て、うん、と頷いた恋歌は、紙をローに返した。
「入れるならもっとこう、どーん!って入れたいけどな」
≪そんな大きいのはちょっと…≫
シリウスは恋歌が刺青を入れる事に抵抗はなさそうで、肩の上から一緒に絵柄を見ていた。
少し小さいデザインに不満があるのか、大きいのにしろと言うが、それは嫌だとシリウスを止めた。
「先におれがじいさんに彫ってもらう
多少は痛いが…我慢できる痛みだ」
『(やっぱり痛いんだ…)』
準備を整えた老人が、ローの肩にハートの絵柄を書いていく。
ローの肩に刺青が彫られていくのを、シリウスを胸に抱いてじっと見つめる。
「指よりは痛くねぇな」
「指より肩はマシじゃ
皮膚が薄く骨が近い所が一番痛い」
彫られていない方のローの手を握り、なぜか恋歌が震えている。
「ほれ、消毒やらは自分でするんじゃろ」
「ああ」
刺青を入れた後はアフターケアが必要になるが、ローは医者である為自分でやると老人に頼んでいるのは彫る事だけ。
完成したと言われローの両肩にはハートの刺青が彫られていた。
「使い方はわかるな?」
「ああ」
「どうせ客も来ん
ゆっくりやってやれ」
怖がっていた恋歌を気遣っているのか、それだけを言うと部屋から出て行った。
「よし、恋歌肩出してくれ」
頷いた恋歌はシャツのボタンを外して肩をはだけさせる。
「…タオルかなにかねぇか聞いてくる」
下着が見えないように全部を脱ぐ事が出来ない恋歌に、何かを渡してやろうと部屋の外の老人に声をかけると、大きめの布を渡された。
老人が出て行ったのでメガネと帽子を取り、シャツを脱いで身体に布を巻き着け、むき出しになった肩を出すと、ローが銃創を指でなぞる。
「いいんだな…?」
うん、と頷いた恋歌はシリウスを抱くと、心の準備はできたと銃創をなぞっている手を握った。
「痛かったら言え
善処はする」
肩を消毒して、下絵を描くために紙を肩に置いた。
思っていたより細い腕にごくりと喉が鳴ったが、不安そうな恋歌に悟られないように手を動かし始めた。
『(びっくりした…)』
「…まぁその大きさなら入る」
「そうか
大きさはこれでいいか?」
小さくなった絵柄を見て、うん、と頷いた恋歌は、紙をローに返した。
「入れるならもっとこう、どーん!って入れたいけどな」
≪そんな大きいのはちょっと…≫
シリウスは恋歌が刺青を入れる事に抵抗はなさそうで、肩の上から一緒に絵柄を見ていた。
少し小さいデザインに不満があるのか、大きいのにしろと言うが、それは嫌だとシリウスを止めた。
「先におれがじいさんに彫ってもらう
多少は痛いが…我慢できる痛みだ」
『(やっぱり痛いんだ…)』
準備を整えた老人が、ローの肩にハートの絵柄を書いていく。
ローの肩に刺青が彫られていくのを、シリウスを胸に抱いてじっと見つめる。
「指よりは痛くねぇな」
「指より肩はマシじゃ
皮膚が薄く骨が近い所が一番痛い」
彫られていない方のローの手を握り、なぜか恋歌が震えている。
「ほれ、消毒やらは自分でするんじゃろ」
「ああ」
刺青を入れた後はアフターケアが必要になるが、ローは医者である為自分でやると老人に頼んでいるのは彫る事だけ。
完成したと言われローの両肩にはハートの刺青が彫られていた。
「使い方はわかるな?」
「ああ」
「どうせ客も来ん
ゆっくりやってやれ」
怖がっていた恋歌を気遣っているのか、それだけを言うと部屋から出て行った。
「よし、恋歌肩出してくれ」
頷いた恋歌はシャツのボタンを外して肩をはだけさせる。
「…タオルかなにかねぇか聞いてくる」
下着が見えないように全部を脱ぐ事が出来ない恋歌に、何かを渡してやろうと部屋の外の老人に声をかけると、大きめの布を渡された。
老人が出て行ったのでメガネと帽子を取り、シャツを脱いで身体に布を巻き着け、むき出しになった肩を出すと、ローが銃創を指でなぞる。
「いいんだな…?」
うん、と頷いた恋歌はシリウスを抱くと、心の準備はできたと銃創をなぞっている手を握った。
「痛かったら言え
善処はする」
肩を消毒して、下絵を描くために紙を肩に置いた。
思っていたより細い腕にごくりと喉が鳴ったが、不安そうな恋歌に悟られないように手を動かし始めた。