1人で初めての上陸
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ローの許可が出たので、甲板で恋歌の見送りをするために、全員で甲板に出る。
「じゃあこれ頼んだ」
「恋歌の事頼んだぞ」
「わかってる」
今日の買い出し分のメモを恋歌に渡し、シリウスに恋歌を頼むと頭を撫でてやり、とんとん、とタラップを降りていく恋歌の背中を見つめる。
「気をつけてね!!」
甲板の上から大きく手を振ってくるベポに、軽く手を振り返して、シャチが持たせてくれた、お金と筆談をするために必要な物が入っている小さなバッグを肩からかけて島に歩いて行った。
「さて、行くんだろ?」
「ああ」
恋歌の姿がぎりぎり見えているタイミングで、ローが甲板から飛び降りて上陸した。
「え?キャプテンも行くの?」
「留守は頼んだ」
「「アイアイ」」
狼狽えているのはベポだけで、シャチとペンギンはすたすたと歩いていくローの背中を軽く手を振って見送る。
「あれ?恋歌は1人で行くんじゃないのか?」
「1人だよ
けど、あのキャプテンが最初から完全に1人にさせると思うか?」
「気づかれないようにはするだろうけどな」
「えー、じゃあおれも行きたかったな…」
『(思ったより人多いかも…)』
人の波に流されないように目当てのお店を見逃さないように、視線を彷徨わせながら歩みを進める。
「なに買うんだったか」
≪下着だね≫
シリウスに話しかけられるが、今日は声を出さないと約束したため、シリウスにはメモで返答をする。
それについてシリウスが何も言う事はないが、恋歌が目当てとしている物を探すために、シリウスも視線を彷徨わせる。
「お、あそこはどうだ?」
ぺしぺし、と肩を叩かれた恋歌は、シリウスが短い前足で示す先を見ると、ガラス張りの店でディスプレイに可愛らしい下着が並んでいる店があった。
人ごみをかき分けながらその店にたどり着き、中に入れば女性の恋歌でも戸惑ってしまうほど、可愛らしい女性たちが下着を楽しそうに下着を選んでいた。
『(わ、わたし場違いじゃない、よね?)』
初めてこういった店に入った恋歌は、どうすればいいのかわからず、きょろきょろしていると、それを見ていた店員が笑顔で近づいてきた。
「いらっしゃいませ」
いきなり話しかけられた為、びくっと肩を揺らした恋歌だったが、目当てのものを買わないといけないため、シャチが持たせてくれたメモ帳に字を書いていく。
「ふんふん、サイズ変更で買いに来られたということですね
では、採寸から致しましょう」
メジャーを取りだした店員に促されるまま試着室の中に立たされる。
今までの下着もプレジャータウンでアミが選んでくれたもの。
それをつけられなくなる事に抵抗はあるが、最近は胸が苦しい為渋々買いに来た。
「コートを脱いで、腕を上げてください」
店員に言われた通りにコートを脱ぐと、店員はぽかんとしたような顔をしている。
シリウスは一度恋歌の肩から降り、試着室の床にちょこんと座っている。
「お客様…スタイル…いいんですね」
『(そうかな…)』
コートを脱いだことでスタイルが良い事がわかり、店員の目が輝いた。
「では!採寸しますね!」
お願いします、という意味を込めて頭を下げると、メジャーを胸に何度かあてられて、サイズを測ってもらう。
「じゃあこれ頼んだ」
「恋歌の事頼んだぞ」
「わかってる」
今日の買い出し分のメモを恋歌に渡し、シリウスに恋歌を頼むと頭を撫でてやり、とんとん、とタラップを降りていく恋歌の背中を見つめる。
「気をつけてね!!」
甲板の上から大きく手を振ってくるベポに、軽く手を振り返して、シャチが持たせてくれた、お金と筆談をするために必要な物が入っている小さなバッグを肩からかけて島に歩いて行った。
「さて、行くんだろ?」
「ああ」
恋歌の姿がぎりぎり見えているタイミングで、ローが甲板から飛び降りて上陸した。
「え?キャプテンも行くの?」
「留守は頼んだ」
「「アイアイ」」
狼狽えているのはベポだけで、シャチとペンギンはすたすたと歩いていくローの背中を軽く手を振って見送る。
「あれ?恋歌は1人で行くんじゃないのか?」
「1人だよ
けど、あのキャプテンが最初から完全に1人にさせると思うか?」
「気づかれないようにはするだろうけどな」
「えー、じゃあおれも行きたかったな…」
『(思ったより人多いかも…)』
人の波に流されないように目当てのお店を見逃さないように、視線を彷徨わせながら歩みを進める。
「なに買うんだったか」
≪下着だね≫
シリウスに話しかけられるが、今日は声を出さないと約束したため、シリウスにはメモで返答をする。
それについてシリウスが何も言う事はないが、恋歌が目当てとしている物を探すために、シリウスも視線を彷徨わせる。
「お、あそこはどうだ?」
ぺしぺし、と肩を叩かれた恋歌は、シリウスが短い前足で示す先を見ると、ガラス張りの店でディスプレイに可愛らしい下着が並んでいる店があった。
人ごみをかき分けながらその店にたどり着き、中に入れば女性の恋歌でも戸惑ってしまうほど、可愛らしい女性たちが下着を楽しそうに下着を選んでいた。
『(わ、わたし場違いじゃない、よね?)』
初めてこういった店に入った恋歌は、どうすればいいのかわからず、きょろきょろしていると、それを見ていた店員が笑顔で近づいてきた。
「いらっしゃいませ」
いきなり話しかけられた為、びくっと肩を揺らした恋歌だったが、目当てのものを買わないといけないため、シャチが持たせてくれたメモ帳に字を書いていく。
「ふんふん、サイズ変更で買いに来られたということですね
では、採寸から致しましょう」
メジャーを取りだした店員に促されるまま試着室の中に立たされる。
今までの下着もプレジャータウンでアミが選んでくれたもの。
それをつけられなくなる事に抵抗はあるが、最近は胸が苦しい為渋々買いに来た。
「コートを脱いで、腕を上げてください」
店員に言われた通りにコートを脱ぐと、店員はぽかんとしたような顔をしている。
シリウスは一度恋歌の肩から降り、試着室の床にちょこんと座っている。
「お客様…スタイル…いいんですね」
『(そうかな…)』
コートを脱いだことでスタイルが良い事がわかり、店員の目が輝いた。
「では!採寸しますね!」
お願いします、という意味を込めて頭を下げると、メジャーを胸に何度かあてられて、サイズを測ってもらう。