1人で初めての上陸
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そして数日後、島に着いたハートの海賊団は、朝からばたばたと上陸の準備をしていた。
「キャプテン、この島の町には人相の悪そうな奴はいなかった
怪しい店もなかった」
「わかった」
恋歌の準備をシャチに任せている間に、ペンギンを偵察に行かせ、最低限の安全を確認した。
「キャプテン!他に海賊もいなかったよ」
「よし、あとはシャチの準備を待つぞ」
ベポが海岸周りを確認し、他に停泊している船が無いかの確認もできた。
こちらの準備は整ったと、あとはシャチが恋歌の準備を終わらせるだけ。
いつもより時間がかかっている準備に、いらいらしながら待っていると、食堂の扉が開いた。
「じゃーん!!」
「「だ、だれ…」」
「……」
シャチが自信満々に恋歌を連れてきたが、肩にシリウスが乗っていなければ、長い付き合いの全員が恋歌とわからないほど、別人になっていた。
『へ、変?』
シャチがやってくれた為、変ではないと信じているが、他の3人がぽかんとしているので、不安になってシャチに聞くが、ゆっくりと首を横に振られる。
「いや?絶対に美少女とはわからないね」
『元から、美少女…ではないけど…』
「…それはまぁ自覚ねぇのは知ってたからいいんだけど
みんなどう思う?」
どう思う?と聞いた恋歌の恰好はビン底メガネをかけ、美しい銀髪は束ねてキャップの中に入れられている。
服装に大きな違いはないが、もこもこした上着を着せられており、いつものメリハリのある身体は隠されている。
「んー、ロングコートじゃなくていいのか?」
恋歌が着ているのはショート丈の為、足はいつも通りなので、ミニスカートにニーハイ、ブーツというのは変わらない。
それも隠さなくていいのか、という質問に、シャチも腕を組んでそれなー、と恋歌をじっと見つめる。
「もし…もしだぞ!?
誰かに襲われて逃げるとき、箒に乗るとか、走るってなったら足が動かしやすい方がいいかなと思ってさ…」
「あー、そういうことな」
シャチとペンギンはまだ何か悩んでいるのか、腕を組んで無言で見つめてくる。
「恋歌って言われないとおれわかんないや」
『シャチはすごいね』
「ねぇ、キャプテンも恋歌ってわかんないよね?」
「ああ…
これ、度入ってねぇのか」
すっ、と恋歌のつけているメガネを外すと、いつもの夜空を切り取ったような綺麗な瞳が出てくる。
「あ!キャプテンだめじゃないか!
メガネとったら恋歌が美少女ってのがバレる!!」
「お、おう…」
メガネを透かしていたローは、思いがけずシャチに怒られ、素直に恋歌にメガネを返した。
「足だけで可愛いってバレないか?」
「それはおれも思ってた」
親バカならぬ、兄バカを発揮している2人は、足だけで恋歌が可愛いとバレるのではと危惧し始めた。
「えー、おれはこれでいいと思うけどな
あんまりいろいろやり過ぎて、いざって時に戦いにくかったらダメなんだろ?」
「だよなー
じゃああとはキャプテン!どうですか?」
最後に決定をするのはローなので、3人が視線を向けると、頬杖をついたままため息をつき、”いいんじゃねぇか”と言った事で、恋歌はこの格好で島に上陸する事になった。
「キャプテン、この島の町には人相の悪そうな奴はいなかった
怪しい店もなかった」
「わかった」
恋歌の準備をシャチに任せている間に、ペンギンを偵察に行かせ、最低限の安全を確認した。
「キャプテン!他に海賊もいなかったよ」
「よし、あとはシャチの準備を待つぞ」
ベポが海岸周りを確認し、他に停泊している船が無いかの確認もできた。
こちらの準備は整ったと、あとはシャチが恋歌の準備を終わらせるだけ。
いつもより時間がかかっている準備に、いらいらしながら待っていると、食堂の扉が開いた。
「じゃーん!!」
「「だ、だれ…」」
「……」
シャチが自信満々に恋歌を連れてきたが、肩にシリウスが乗っていなければ、長い付き合いの全員が恋歌とわからないほど、別人になっていた。
『へ、変?』
シャチがやってくれた為、変ではないと信じているが、他の3人がぽかんとしているので、不安になってシャチに聞くが、ゆっくりと首を横に振られる。
「いや?絶対に美少女とはわからないね」
『元から、美少女…ではないけど…』
「…それはまぁ自覚ねぇのは知ってたからいいんだけど
みんなどう思う?」
どう思う?と聞いた恋歌の恰好はビン底メガネをかけ、美しい銀髪は束ねてキャップの中に入れられている。
服装に大きな違いはないが、もこもこした上着を着せられており、いつものメリハリのある身体は隠されている。
「んー、ロングコートじゃなくていいのか?」
恋歌が着ているのはショート丈の為、足はいつも通りなので、ミニスカートにニーハイ、ブーツというのは変わらない。
それも隠さなくていいのか、という質問に、シャチも腕を組んでそれなー、と恋歌をじっと見つめる。
「もし…もしだぞ!?
誰かに襲われて逃げるとき、箒に乗るとか、走るってなったら足が動かしやすい方がいいかなと思ってさ…」
「あー、そういうことな」
シャチとペンギンはまだ何か悩んでいるのか、腕を組んで無言で見つめてくる。
「恋歌って言われないとおれわかんないや」
『シャチはすごいね』
「ねぇ、キャプテンも恋歌ってわかんないよね?」
「ああ…
これ、度入ってねぇのか」
すっ、と恋歌のつけているメガネを外すと、いつもの夜空を切り取ったような綺麗な瞳が出てくる。
「あ!キャプテンだめじゃないか!
メガネとったら恋歌が美少女ってのがバレる!!」
「お、おう…」
メガネを透かしていたローは、思いがけずシャチに怒られ、素直に恋歌にメガネを返した。
「足だけで可愛いってバレないか?」
「それはおれも思ってた」
親バカならぬ、兄バカを発揮している2人は、足だけで恋歌が可愛いとバレるのではと危惧し始めた。
「えー、おれはこれでいいと思うけどな
あんまりいろいろやり過ぎて、いざって時に戦いにくかったらダメなんだろ?」
「だよなー
じゃああとはキャプテン!どうですか?」
最後に決定をするのはローなので、3人が視線を向けると、頬杖をついたままため息をつき、”いいんじゃねぇか”と言った事で、恋歌はこの格好で島に上陸する事になった。