相棒の好物
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ローに手を引かれて船に戻れば、既にシャチは戻ってきていた。
「おかえりー」
「ああ」
『ただいま』
ガルチューで迎えてくれるベポに抱き着き返していると、足元に軽い衝撃が来た。
「ほら、戻ってきたぞ」
『うん、そうだね』
楽しみにしていた甘味を作れということを言われていると理解した恋歌は、シリウスを抱えて食堂へ足を進める。
「お、おかえり」
『ただいま』
食堂で夕飯の仕込みをしていたペンギンに恋歌が持っていた食材を渡すと、それを冷蔵庫に入れた。
『横でお菓子、作ってもいい?』
「もちろん」
足元でそわそわしているシリウスを見て、いろいろ察したペンギンは、恋歌がお菓子を作るスペースをあけてくれた。
かちゃかちゃとペンギンに教わりながら、今日はいろんな味のクッキーを作る事にした。
『はい、お待たせ』
「おお!!」
山盛りに積まれたクッキーを見て、目を輝かせたシリウスは、小さな口で小さめに作られたクッキーを口いっぱいに放りこんでいく。
「はっ、それじゃあ犬じゃなくてリスかハムスターじゃねぇか」
「ん?」
「「「か、可愛いー!!」」」
ぱんぱんに膨らんだほっぺたを見て、ローに笑われ、他の3人は可愛さにめろめろになっている。
『シリウス、美味しい?』
今日のクッキーはペンギンに教えてもらってはいたが、全部恋歌が一人で作った。
美味しくないかと不安になり聞いてみたが、頬に詰まっていたクッキーを全て飲み込んで、恋歌の胸に飛び込んだ。
「最高だ
また作ってくれ、相棒」
『うん』
すり、とシリウスに頬ずりして、残りも食べていいと、皿の前に降ろした。
可愛い組み合わせにほっこりし、全員が恋歌の作ったクッキーに手をつける。
「お!美味い!」
「ほんとだ!もうすでにペンギンよりお菓子作り上手なんじゃないか?」
「美味しいね、キャプテン」
「ああ…」
全員にも好評のようで、美味しい美味しいと食べてくれる。
『ありがとう』
優しい4人にクッキーに合うように紅茶を出せば、それもいつものように美味しいと言ってくれる。
「そういや恋歌は緑の魔女の血筋だったよな?」
『うん』
なにかを思い出したかのようにシリウスが、恋歌に尋ねれば、父親が緑の魔女だったので、そうだと頷いた。
「緑の魔女ってのは、基本的には植物を操る事に長けた魔法使いだが、そういう飲み物の茶葉とかに魔法を組み込むこと出来る」
『茶葉?』
「茶葉はもとは植物だ
緑の魔女の魔法なら疲労回復や滋養増強の魔法を茶葉にかけることができる」
もぐもぐとクッキーを食べ続けながら、淡々と話し続けるシリウスに、恋歌はなるほど、と顎に手を当てた。
『(薬草でもそういう効能を出す事ができる
けど魔法なら…その薬草が無くてもできるってことね)』
ローに借りた本でその薬草の知識はあるが、魔法でもできるならやってみたいと思った。
『それ、わたしにも、できる?』
「ああ、父親が緑の魔女だったなら、適性がなくても血筋的には使えるはずだ
特に難しい魔法でもないしな」
『そっか、今度教えて』
「任せろ」
満足そうにぱんぱんに膨らんだお腹をさすっているシリウスは、ころん、とその場に寝転んだ。
「おかえりー」
「ああ」
『ただいま』
ガルチューで迎えてくれるベポに抱き着き返していると、足元に軽い衝撃が来た。
「ほら、戻ってきたぞ」
『うん、そうだね』
楽しみにしていた甘味を作れということを言われていると理解した恋歌は、シリウスを抱えて食堂へ足を進める。
「お、おかえり」
『ただいま』
食堂で夕飯の仕込みをしていたペンギンに恋歌が持っていた食材を渡すと、それを冷蔵庫に入れた。
『横でお菓子、作ってもいい?』
「もちろん」
足元でそわそわしているシリウスを見て、いろいろ察したペンギンは、恋歌がお菓子を作るスペースをあけてくれた。
かちゃかちゃとペンギンに教わりながら、今日はいろんな味のクッキーを作る事にした。
『はい、お待たせ』
「おお!!」
山盛りに積まれたクッキーを見て、目を輝かせたシリウスは、小さな口で小さめに作られたクッキーを口いっぱいに放りこんでいく。
「はっ、それじゃあ犬じゃなくてリスかハムスターじゃねぇか」
「ん?」
「「「か、可愛いー!!」」」
ぱんぱんに膨らんだほっぺたを見て、ローに笑われ、他の3人は可愛さにめろめろになっている。
『シリウス、美味しい?』
今日のクッキーはペンギンに教えてもらってはいたが、全部恋歌が一人で作った。
美味しくないかと不安になり聞いてみたが、頬に詰まっていたクッキーを全て飲み込んで、恋歌の胸に飛び込んだ。
「最高だ
また作ってくれ、相棒」
『うん』
すり、とシリウスに頬ずりして、残りも食べていいと、皿の前に降ろした。
可愛い組み合わせにほっこりし、全員が恋歌の作ったクッキーに手をつける。
「お!美味い!」
「ほんとだ!もうすでにペンギンよりお菓子作り上手なんじゃないか?」
「美味しいね、キャプテン」
「ああ…」
全員にも好評のようで、美味しい美味しいと食べてくれる。
『ありがとう』
優しい4人にクッキーに合うように紅茶を出せば、それもいつものように美味しいと言ってくれる。
「そういや恋歌は緑の魔女の血筋だったよな?」
『うん』
なにかを思い出したかのようにシリウスが、恋歌に尋ねれば、父親が緑の魔女だったので、そうだと頷いた。
「緑の魔女ってのは、基本的には植物を操る事に長けた魔法使いだが、そういう飲み物の茶葉とかに魔法を組み込むこと出来る」
『茶葉?』
「茶葉はもとは植物だ
緑の魔女の魔法なら疲労回復や滋養増強の魔法を茶葉にかけることができる」
もぐもぐとクッキーを食べ続けながら、淡々と話し続けるシリウスに、恋歌はなるほど、と顎に手を当てた。
『(薬草でもそういう効能を出す事ができる
けど魔法なら…その薬草が無くてもできるってことね)』
ローに借りた本でその薬草の知識はあるが、魔法でもできるならやってみたいと思った。
『それ、わたしにも、できる?』
「ああ、父親が緑の魔女だったなら、適性がなくても血筋的には使えるはずだ
特に難しい魔法でもないしな」
『そっか、今度教えて』
「任せろ」
満足そうにぱんぱんに膨らんだお腹をさすっているシリウスは、ころん、とその場に寝転んだ。