相棒の好物
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「ふぅ…お前…なかなかやるな…」
「ははっ、そりゃどうも」
小さな身体のどこにそんなにケーキが入ったのかと思うほどの量を食べ、お腹がポッコリ膨らみ、机の上に転がっている。
ケーキはシリウスのお気に召したらしく、シリウスなりにペンギンの事を褒めていた。
「食ったなら続きやるぞ」
「「「アイアイ」」」
休憩した後はきちんと勉強をし、軽めの鍛錬、夕食と、その後はいつもの日常を過ごした。
「なぁ、今日は甘味は出ないのか?」
『んー、今日はないかも…』
「そうか…」
あれから数日経ち、すっかり現代の甘味にはまってしまったシリウスは、ほぼ毎日おやつを楽しみにしており、何もない時は目に見えて落ち込んでいる。
恋歌もシリウスに頼まれた時にお菓子を出してあげられるようにと、ペンギンにお菓子作りを教わっているが、お菓子の材料が大量にあるわけでもないので、作れるお菓子には限界がある。
『今度島に着いたら、一緒に材料、買いに行こうね』
「ああ…」
よしよし、と頭を撫でてやるが、不服そうな表情は消えない。
「そんな顔されたらおれも何か作ってやりたいけど、材料が足りねぇんだよなー」
冷蔵庫を開けて顎に手を当てて唸っているペンギンは、シリウスの為に何か作ってやりたいとは思っているが、ご飯は作れてもお菓子は作れない。
「恋歌、ペンギン、そいつを甘やかすな」
「あ!またこのガキ!!」
「まぁでもこの間盗ったお宝があるから、次の島でちょっと多めに材料買うぐらいは良いだろ?」
「はぁ…あんま無駄遣いしすぎるなよ」
「アイアイ」
結局愛らしい容姿をしているシリウスに、ローが強く出られず、次の島でお菓子の材料を買ってもいいことになった。
『よかったね』
「なんでもあいつの許可がいることが納得いかん!」
ぶーぶーと文句を言っているが、これがローの優しさだとわかっている恋歌とペンギンに頭を撫でられ、渋々ローに吠える事は止めた。
「次の島には明日着く
明日まで我慢しろ、駄犬」
「また駄犬って言いやがったな!!」
余計なひと言の所為でまたシリウスがローに吠えているが、もう見慣れた光景に恋歌とペンギンは目を見合わせて笑った。
そして次の日、島に到着して早く早くと急かすシリウスに恋歌が足を押されるが、今回上陸しない恋歌は、そのことをシリウスに伝えると、また落ち込んだように暗い表情になった。
恋歌の武器であるシリウスが恋歌の傍を離れるという選択肢もなく、今回上陸するシャチとローをぎろりと睨みつけた。
「なんでこいつはいつも上陸するんだよ!」
『いつもじゃ、ないよ』
「別に船番はおれとベポでするから、行ってきてもいいぞ?
それに今回は荷物が多いから、恋歌の魔法で運んでもらった方がいいかもな」
「相変わらずお前はいいこと言うな!!」
『でもわたし、この間…』
全員上陸したいはずなのに、順番を破って上陸することに抵抗がある恋歌だが、シリウスの為に行ってあげたいという気持ちもある。
「まぁおれもどっちでもいいよ
なぁ、キャプテンもいいよな?」
「…勝手にしろ」
船長であるローの許しが出たため、恋歌も行く事になった。
「帰ってきたらおれにもお菓子作ってくれよな」
『うん』
あまり上陸する事がないベポにも笑顔で見送られ、今回は3人で上陸した。
「ははっ、そりゃどうも」
小さな身体のどこにそんなにケーキが入ったのかと思うほどの量を食べ、お腹がポッコリ膨らみ、机の上に転がっている。
ケーキはシリウスのお気に召したらしく、シリウスなりにペンギンの事を褒めていた。
「食ったなら続きやるぞ」
「「「アイアイ」」」
休憩した後はきちんと勉強をし、軽めの鍛錬、夕食と、その後はいつもの日常を過ごした。
「なぁ、今日は甘味は出ないのか?」
『んー、今日はないかも…』
「そうか…」
あれから数日経ち、すっかり現代の甘味にはまってしまったシリウスは、ほぼ毎日おやつを楽しみにしており、何もない時は目に見えて落ち込んでいる。
恋歌もシリウスに頼まれた時にお菓子を出してあげられるようにと、ペンギンにお菓子作りを教わっているが、お菓子の材料が大量にあるわけでもないので、作れるお菓子には限界がある。
『今度島に着いたら、一緒に材料、買いに行こうね』
「ああ…」
よしよし、と頭を撫でてやるが、不服そうな表情は消えない。
「そんな顔されたらおれも何か作ってやりたいけど、材料が足りねぇんだよなー」
冷蔵庫を開けて顎に手を当てて唸っているペンギンは、シリウスの為に何か作ってやりたいとは思っているが、ご飯は作れてもお菓子は作れない。
「恋歌、ペンギン、そいつを甘やかすな」
「あ!またこのガキ!!」
「まぁでもこの間盗ったお宝があるから、次の島でちょっと多めに材料買うぐらいは良いだろ?」
「はぁ…あんま無駄遣いしすぎるなよ」
「アイアイ」
結局愛らしい容姿をしているシリウスに、ローが強く出られず、次の島でお菓子の材料を買ってもいいことになった。
『よかったね』
「なんでもあいつの許可がいることが納得いかん!」
ぶーぶーと文句を言っているが、これがローの優しさだとわかっている恋歌とペンギンに頭を撫でられ、渋々ローに吠える事は止めた。
「次の島には明日着く
明日まで我慢しろ、駄犬」
「また駄犬って言いやがったな!!」
余計なひと言の所為でまたシリウスがローに吠えているが、もう見慣れた光景に恋歌とペンギンは目を見合わせて笑った。
そして次の日、島に到着して早く早くと急かすシリウスに恋歌が足を押されるが、今回上陸しない恋歌は、そのことをシリウスに伝えると、また落ち込んだように暗い表情になった。
恋歌の武器であるシリウスが恋歌の傍を離れるという選択肢もなく、今回上陸するシャチとローをぎろりと睨みつけた。
「なんでこいつはいつも上陸するんだよ!」
『いつもじゃ、ないよ』
「別に船番はおれとベポでするから、行ってきてもいいぞ?
それに今回は荷物が多いから、恋歌の魔法で運んでもらった方がいいかもな」
「相変わらずお前はいいこと言うな!!」
『でもわたし、この間…』
全員上陸したいはずなのに、順番を破って上陸することに抵抗がある恋歌だが、シリウスの為に行ってあげたいという気持ちもある。
「まぁおれもどっちでもいいよ
なぁ、キャプテンもいいよな?」
「…勝手にしろ」
船長であるローの許しが出たため、恋歌も行く事になった。
「帰ってきたらおれにもお菓子作ってくれよな」
『うん』
あまり上陸する事がないベポにも笑顔で見送られ、今回は3人で上陸した。